★ベルの徒然なるままに★

映画、ゲーム、アニメ、小説、漫画・・・管理人ベルの、大好きな物をいっぱい集めた徒然日記です。

映画『BECK』

2010年09月16日 | 映画鑑賞記
今日は、先日見た、映画『BECK』の感想を♪





以前の日記にも書きましたが、堤幸彦監督の作品は、ドラマも映画も大好き。それに加えて、電王の時から応援している佐藤健クンがご出演とあっては、もう、絶対に見るでしょ☆
ということで、前売りを買って、楽しみにしていました。

あまり前知識無く見たのですが、『テニミュ』では4代目不二先輩だった、古川雄大クンも出演なさっていたのですね! これは、嬉しい驚きでした。

という訳で、私の大好きな、バンド物の映画、思いっきり楽しんで見ることが出来ました~。


この映画、ハロルド作石さんのコミックスが原作です。
私は、原作は未読なので、原作との比較などは出来ませんが、前知識無く、映画単体として見ることが出来たので、それはそれで良かったのではないかなぁ~と思います。

で。
ストーリーですが。

高校生の田中幸雄(コユキ)は、学校では、ちょっとイジメられていたりと、特に何も良いこともなく、ダラダラとつまらない毎日を過ごしていました。
将来の夢もなく、このダラダラとした日常が永遠に続くもの~~~と考えていたのですが。

ある時、ひょんなコトから竜介という青年と知り合いになり、ギターを貰います。
そして、竜介が出演するバンドの演奏を聴きに行くのですが。
その圧倒的な音に、見せられるのでした。

竜介に影響を受けたコユキは、彼から貰ったギターで、ギターの練習をし、努力の甲斐あって、物凄い早さで習得していきます。

折しも、自分のバンドを作りたいと思っていて、新バンドBECKを結成したばかりの竜介に、その可能性を認められ、コユキもメンバーに入ることに。

こうして、バンド活動をやっていく内に、コユキには、人を魅了する天性の歌声があることが分かります。

千葉のソウルフルなラップ、コユキの天性の歌声。
竜介のギターに、平クンのベース、サクのドラム。

新生BECKは、あっという間に、人気バンドになっていきます。

そして、彼らの才能に目を付けた、音楽業界の佐藤から、「グレイトフルサウンド」というロックフェスに出ないかと誘われます。

全てが順調なスタートに見えたのですが、音楽業界の裏事情、竜介のアメリカ時代の過去など、色々と裏で、問題が発生し。
彼らのCDは返品の山。
そして、グレイトフルサウンドの出場すら取り消されます。

1つになっていたバンドメンバーの心もバラバラになりかけるのですが・・・・・・・・・。



色々とツッコミ所はありましたが、でも、とても面白かったです。

青春物。
音楽物・・・とりわけ、バンドを扱っているというのが、私のツボでした。

しょーもない日常を送っていた、イジメられっ子のコユキが、実は凄い才能の持ち主で、バンドを始めることから人生が変わっていく~~というストーリーは、まあ、定番のストーリーかなぁという気もしますし、結末もなんとなく想像出来る展開でしたが。
でも、キャラクターの個性や、音楽などで、最後まで飽きずに見ることが出来ましたです。

私は、この映画、佐藤健クン見たさで見に行ったのですが、健クン、良かったですよ~。

ちょっと、弱々しいところとかは、電王のリョウタロウを思い出して、可愛かったです。

そしてそして。
そんな健クン演じるコユキと、恋のライバルになるヨシトに、古川雄大クン。
彼も、超格好良かったです(*><*)
実は、不二先輩のときから、こっそり好きでした。

今回のストーリーでは、コユキとは恋のライバルでもあり、また、グレイトフルサウンド当日、真帆がどちらのステージを見に行くかで賭をする・・・という。仕事の面でも、争い合う関係にあるわけですが。

ヨシトのステージ、物凄く格好良かったです(//▽//)

BECKを潰したがっている、音楽プロデューサー蘭が、BECKに対抗して作ったユニットの文字通り「顔」となるイケメン俳優役なのですが。
もう、あの、雨に濡れながらのダンス&歌は、超セクシーで。
ちょっと、本編の物語を外れて、魅入ってしまいました私。

う~ん、私が真帆ちゃんだったら、ヨシトの方に行っちゃうかも(*><*)
・・・というのは、冗談ですが。

この舞台のシーンは、予想外の嬉しいシーンでした。

でもでも。

ちよっと気になったのが。

この映画の主役って・・・水嶋ヒロ君の竜介、だよね?
それとも、佐藤健クンのコユキ?

でも、エンドロールなどでは、水嶋君の名前が先に来ているし・・・やっぱり、竜介かな~と。

いや、物語の冒頭では竜介が、アメリカ時代の友人で、今は有名なミュージシャンになっているエディに負けないバンドを作る~という話でしたし。
また、竜介のライバルであるギタリスト、エイジとの競争でもあったのですよね。
実際の所、エイジ側のプロデューサが、BECKを潰そうとあれこれ画策していた訳ですし、このピンチに、竜介はどう立ち向かい、エイジに勝つのか?というような展開かと思いきや。

最後の最後では、竜介のバンドとか、エイジに勝つとか、そういうのではなくて、コユキとヨシト、どちらのステージを真帆が見に行くのか~という、恋のバトルに焦点が絞られてて。
少し、話がすり替わってる感が否めませんでした。

でも、まあ、あれか!

結局、動員数で勝ったわけだから・・・そこは、もう、全部、ひっくるめて・・・という描き方なのかな?

でも、あれだけ、アメリカ時代の親友であり目標として描かれていたエディや、ライバルとして描かれていたエイジが、あっさり出てこなかったのは、ちと残念。

とはいえ、色々な問題があって、バラバラになっていたメンバーが1つになって、ステージを作り上げるラストシーンは、感涙でした。

特に、コユキ。
強くなったなぁ~と。
彼の成長ぶりが良かった。

そして、向井理君演じる、平。
彼の役どころも良かったですよね。
決して、目立つわけではないのに、根底からバンドを支えている。
まさに、音楽におけるベースの役割と同じ・・・というか。
どんなときでも、激昂することなく、冷静にバンドを見守っている・・・凄くステキでした。
そんな彼だからこそ、本番前に暴走気味になって、千葉に暴言を吐いた竜介を引っぱたくシーンは、凄く説得力あったし胸に来ましたね。

そしてそして。
千葉君役の桐谷健太君!
彼のソウルフルなラップは見事でした~~~。

それだけに、コユキが、ボーカルレスだったのが、かな~り残念。

いや。
最初の方とか、コユキの歌うシーンは、イメージ映像が流れていましたよね。
なんか、昇る太陽とか、海とか、空とか。
そういうイメージ映像が流れる度に、コユキの天性の歌声って、どんなのだろう?
ここは、ずっと、イメージ映像で焦らしておいて、最後に、ドド~ンと来るんだろうなぁと思っていたのです。

なので。
一番肝心のラストシーンでも、ボーカルレスだった・・・というのは、ちょっと衝撃でした。

確かに、原作にある「天性の歌声」をどう描くのは難しい問題だったと思うけど。
・・・ここは、本物の歌手の方の吹き替えででも、ボーカルを入れて欲しかったところですね(^^;

でも、まあ、考え方によっては、心を魅了する天性のボイスは、人それぞれ違うから・・・敢えて、歌を入れず、観客一人一人の好きな声で想像に任せる・・・ということなのでしょうか?
う~ん。
私は、歌が欲しかったところですがね(^^)b


でもでも、本当に楽しめる青春ストーリーでした。

青春物や、バンド物が大好きな方には、オススメです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
目の保養♪ (NAO)
2010-09-24 19:22:30
こんばんは~ベルさん♪

「BECK」、ツッコミどころは満載ですが
この作品、けっこう好きです。^^
やっぱ、バンド物っていうのは、ツボですよね。

もともと原作はコユキが主人公扱いでしたが
映画は、水嶋ヒロ演じた竜介を主人公として焦点にしてるので
水嶋ヒロがTOPにきていると思います。

しかし、ボーカルレスはいただけませんでしたね・・・。
最後ぐらいボーカル入れてほしかったな~。
吹き替えでもいいので。
やはり声がないと、伝わるものも半減してしまうと想うんですよね。
桐谷君も、ラップ初めてでしたが、真剣な想いが画面を
通してビンビン伝わってましたもの。
やはり「音楽」を扱う以上、伝えてほしかったな~とは
個人的に思いました。そこが残念。
私は、向井君目当てで行ったのですが、終わってみたら
桐谷君を見てました。
実際のところ、桐谷君みたいなタイプに弱い私です。^^;
返信する
NAOさんへ (ベル)
2010-09-27 17:45:30
NAOさん、こんにちは!
お返事が遅くなって、失礼いたしましたです(*><*)

そして、TB、ありがとうございました。
私も、先ほど、TBをお送りさせていただきましたです♪

さてさて。
面白い映画でしたよね。

こういう、青春バンド物、大好きです。

私自身、中学生の時、少しだけですが、ドラムを叩いてたコトがありまして。

凄く興味深かったです。

そしてそして。
なんと言っても、イケメン様のオンパレード。

実に目の保養になりました。

少し残念な点と言えば、やっぱり、ボーカルがなかったことでしょうね(--;
物語の最初の方や、途中は、それでも良いのですが、やはり、ラストの見せ場のステージでは、ボーカルが欲しかったです~。
だって、歌詞の字幕まで出てたのに・・・なんか、コユキがマイクのスイッチを入れ忘れているみたいに感じられて、ニントモカントモ。

そして、竜介が主役の割には、どうしても、コユキが主役に思えてしまった・・・というか、いつの間にか、物語の焦点が、竜介からコユキに変わっていたのも、ツッコミ所かもしれませんがA^^;;

でもでも、ツッコミ所を差し引いても、とても楽しめましたし、好きでしたっ。

そうそう!
向井君、良かったですよね(///)

そんなに目立つ役ではなかったのに、「ここぞ!」という時の発言が、しっかりしてて。
ステキな役どころだったと想います。

そして、そして。
桐谷君のソウルフルなラップも良かった!
あれは、本当に、熱く心に響きますよね。
・・・それにつけても、コユキのボーカルが・・・と、また堂々巡りになっちゃいますが(笑)

私は、あのメンバーの中では、向井君が好きですワ(//▽//)
っていうか、健クン目当てに行ったのですが、向井君の台詞の1つ1つが、凄く心に響いちゃいました。

それから、ライバルだけど、古川雄大クンのヨシトの存在感にも釘付けでした。

ではでは♪
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