昨日、サイトに、新コーナー「Astrology」を設置いたしましたが(*^^*)
実は、タイトルを付けるときに、少し悩んだんですよね。
お気付きの方も多いとは思いますが、「Astrology」は厳密に言うと、「占い」という意味ではなく、「占星術」なんですよねA^^;; じゃあ、占いは、何というかというと、「Fortune-telling」。なので、コーナーの名前を「Fortune-telling」にしようかなぁとも思ったのですが、長いのもヤだし、まあ、ここは、雰囲気を楽しむために・・・ということで、敢えて「Astrology」という単語を使ってみた・・・という訳でした・笑。
で。
毎日の運勢のコーナーで、昨日は、運勢最下位が、シーモア老師。「トイレの扉を開けた瞬間に漏らす」というなんとも不幸すぎるお告げが下った老師様でありましたが(そんな、シーモア老師がそんな不幸に見舞われるシーンなんて、想像できない><;)。
本日の運勢・最下位がまたまたまたしてもシーモア老師!!!
しかも、本日のお告げは、「AIBOにお尻を噛まれる」そうです・・・orz
ろろろ、老師様ぁ~~~~(><) なんと、ご不幸な・・・。
って、・・・コイツにお尻を噛まれるのですか・・・・↓↓↓
因みに、これはホンモノではないですよ~。AIBOがブームだった頃に、ソニプラで買った5cmくらいのフィギュアです。確か、チュッパ・チャ●スとセットで売ってたような気が。
この不幸なシーモア老師を誰か、救ってあげてください~、お願いします(><)
さてさて。
今日の出来事。
私の住んでいる地域は、今の時期、氏神様の秋祭りのようです。長年、ここに住んでいるものの、トザマな人間ですので、あまり、こういう地域行事には疎くって。お祭りとかも全然行ったこと無いですし、具体的に何をやっているのかも???な状態。
でも、ウチの近所の地区ごとに、祇園祭のような感じの(祇園祭ほど華やかではないものの)、大きな山車がたくさん飾られているんですよね。今日、たまたま、歩いていたら、山車発見!!! 大きくて綺麗でした。せっかくなので、近くに行って見てみよう・・・と思ったのですが、あいにく小雨がパラパラ降り出してて。傘を持って出かけていなかったので、寄り道したために、ザーザー降りに遭遇・・・というのもヤですし、結局、山車見学は諦めました。でも、まだ当分飾られているみたいですし、また、後日、見てみたいです。
そういえば、今日、スーパーでお買い物をしていた時、私の前にレジに並んでいた中年くらいの男性が、キャベツ7個に、ソース3本などなど、スゴイ買い物をしていました。
お祭りですし、焼きそばでも作られるのだろうなぁと思って見ていましたですよ。
と。
日記は、ココまでで、今日は、少し前に見た映画の感想を少々。
先々週、「レディ・イン・ザ・ウォーター」という映画を見てきました。
「シックス・センス」や「ビレッジ」でお馴染みのナイト・シャラマン監督の新作。予告編では、新しいナイト・シャラマンに会える・・・との呼び込みで、シャラマン作品大好きな私は、前々から気になっていました。
劇場予告も見たのですが、ごっつ~ホラーっぽい感じで、期待大。劇場立て看板も、怖そうな写真でしたし・・・。
という訳で、あまり前知識のないまま、劇場予告を見たイメージだけの印象で、見に行った私でありました。でも、ネットなどでの映画評では、エラク酷評が多かったのは、気になっては居ましたが、とりあえず、自分の目で見てみないと解りませんしね。
という訳で、先々週の週末に行ってきたわけですが。
ですが・・・・・・。
まあ、一言で叫ぶなら、予告編やポスターにダ マ サ レ タという感じです。もちろん、前知識のないまま行った私も悪いのですが。
これは、ホラーではなくて、完全なファンタジーでしたorz
もちろん、ファンタジー映画も大好きな私ですので、ファンタジーという点では、別に問題ではないのですが・・・そのファンタジー性が、これまたビミョーというかで・・・。
ストーリーはと言いますと、舞台は現代のフィラデルフィア郊外。色々な職業や人種、また、ちょっと変人と呼ばれる変わった人などが住んでいる大きなアパートメント。
ここで、世捨て人のように管理人の仕事をしている、クリーブランド。彼は、昔は医師として働いていたが、強盗に妻子を殺されて以来、医師を辞め、郊外のアパートで、色々と問題を起こしまくる住人の相手をしながら、世捨て人のように管理人生活を送っているのです。
そんな彼の頭を悩ましていたのが。アパートメントにあるプールで、誰かが深夜無断で泳いでいること。プール使用のルールを守らず、夜中じゅう泳いでいるので、住民からは「水音がうるさくて眠れない」とか「朝になったら、プールの水が汚れている」などなど苦情もたくさん。
けれども。プールを使っている水音は聞こえるものの、姿は見えない、犯人。そんな犯人を捕まえてやろうと、夜通しプールの前で張り込んでいたクリーブランドは、ついに、犯人の正体を突き止めます。
深夜にプールで無断で泳いでいたのは、弱々しい感じの、美しい少女だったのです。
彼女の名前は「ストーリー」。
彼女が言うには、彼女は、水の世界から、人間の世界を正しに来た、水の妖精とのこと。水の世界に帰りたいものの、天敵である魔物が自分を殺しにやってくるので、水の世界に帰れず、弱っている様子。因みに、その魔物は、人間の目には、見えないらしい。
彼女を水の世界に帰すためには、人間界で、彼女の「協力者」となる、特別な能力を持った人たちが必要とのこと。
という訳で。
彼女を、本来の世界に帰してあげるために、アパートメントの管理人・クリーブランドは奔走します。
そして、アパートメントの住人の中から、彼女が言うところの、「癒しの人(Healer)」、「予言者」、「賢者」、「守護者」、「天使」、「職人」を探し出すのです。
そして、最初は、自分勝手で、バラバラだったアパートメントの住人達が、ストーリーを彼女の世界に返してあげるために、心を一つにし、協力し合い、彼女のために奔走し、魔物と戦う・・・。
大体のあらすじは、こんな感じです。あらすじだけ聞いていたら、本当に、本格ファンタジーっぽいですよね。出てくる言葉、単語の一つ一つも、とてもファンタジックです。
なので、これと同じストーリーで、例えば、壮大にCGを使って、「ロード・オブ・ザ・リング」や「ナルニア国物語」のような、バリバリのファンタジー映画を作ることも可能なわけですよ。
けれども。
実際には、恐ろしいくらい現実的な世界。
舞台も、幻想的な大自然ではなく、フィラデルフィアの郊外。
ファンタジックなお城や寺院、教会などではなく、ぼろいアパートメント。
賢者や守護者なども、ごくごく普通の、そこらへんのオジサンというかんじ。
物語の筋と、視覚的なものの間には、物凄いほどのギャップが在ります。違和感アリまくりで、正直、映画を見ながら、
「この映画は、なんで、こんなおかしい作りになって居るんだろう。物凄いファンタジーな物語なのに、どうして、おかしすぎるくらい現実社会が描かれるんだろう」
と気になってしょうがなかったんですよ。
でも、最後の最後まで見て、なんとなく解った気がします。
語彙力と表現力が乏しい私には、あまり巧く説明が出来ないのですが・・・。
この映画は、メチャクチャ、ファンタジーなストーリーを、現代社会そのままの舞台に置き換えたら、こんな感じになる・・・というのを描いているのではないでしょうか?
だから、この映画、登場人物の台詞だけを目を瞑って聞いていると、本当に、「ファイナルファンタジー」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「ナルニア国物語」のような典型的壮大ファンタジーを思わせるんです。
「天使」、「守護者」、「ヒーラー」、「予言者」、「賢者」などなど。
また、ストーリーの展開も、心に傷を負った主人公が、運命の鍵を握る異世界の人のために、働くことによって、彼女のためだけでなく、自分の心の傷をも治していく・・・という、ファンタジー冒険もののお約束のような筋でもあります。
なので。
普段からファンタジーのゲームや本、映画に親しんでいて、そういう世界について簡単に想像が付く、私なんかが、もし、この映画の台詞だけを、目を瞑ったまま、聞くとしますよね?
すると、頭の中に想像できるのは、ファンタジックな壮大な自然に、お城、寺院。
登場人物も、白い髭を長く生やし、魔法の杖を持った「賢者」、清楚な美しさを持つ「天使」、鎧に身を包み、勇者の剣を携えた「守護者」、長いローブを身にまとった「予言者」などなど。
けれども。実際の映画の映像はというと、ファンタジーとはおよそかけ離れた、現実的なアパートメント。「天使」と呼ばれる人も、遊んでそうなイケイケ(←死後)女子大生だったり、「守護者」も単なる筋トレ・オタク、「予言者」もクロスワード・オタクな少年だったり・・・とりあえず、「特別な力を授かる人」というのが、本当に、そこらへんのオッチャン、オバチャン、子供・・・という感じで、何の「特別」感もないんですよ。
なぜか?
それは、現実世界にファンタジーを入れたから。
例えば、ゲームのファイナルファンタジーにしても、小説や映画の「ロード・オブ・ザ・リング」にしても、ファンタジー物語は、最初から、この世のものではない特別なファンタジー世界が確立していますよね? 「ハリーポッター」や「ナルニア国物語」は、現実社会とミックスしているとはいえ、「魔法界」や「ナルニア」という現実社会から切り離された、特別な異世界があり、物語は、やはり、その異世界がメインとなるわけで。
けれども、この映画は、敢えて、現実社会のまっただ中に、バリバリのファンタジーを入れているのです。
更に、それは、なぜなのか・・・というと。
主人公が、もう、夢を想像できなくなったオトナだったから。世捨て人の管理人クリーブランドだったから・・・なのではないでしょうか?
これは、あくまでも、主人公「クリーブランド」自身の物語。
彼が助けた、水の精の名前が、「ストーリー」という名前だったというのも、大きなヒントの一つですね。
もし、この物語を聞いたのが、空想力豊かな、小さな子供だったとしたら・・・。
この映画は、もっとファンタジックな視覚を伴ったものになったのではないでしょうか?
つまり、物語の世界は、聞き手の想像力によって、どんな風にも変化する。
ということなのではないでしょうか?
そして、この映画自体が、寝る前の子供に読み聞かせる、ベッド・タイム・ストーリーだとしたら。それを象徴するかのように、物語の途中、主人公のクリーブマンが、お婆さんに民話伝承の話を聞きたがるために、子供の真似事をする・・・というシーンもありました。
ベッド・タイム・ストーリーというものは、私たち、1人1人の想像力によって、舞台も登場人物も変化し得るものなのですよね。
映画の最後で、それまで描いてきた世界をひっくり返すという手法がお得意な、シャラマン監督。今回の作品は、最後ではなく、最初から、世界をひっくり返したまま描いていたのではないでしょうか? ベッド・タイム・ストーリーの世界へ・・・と。
映画の最後に、字幕が出ます。
「子供達よ、もう一度、あの伝説の物語をお話ししてあげましょうか??」
というような意味合いの、ね。
なので、きっと、これは、水の精を描いた物語の、あくまでも、クリーブマン版のお話だった・・・ということかな?
あくまでも、私自身の感想ですので、正しいかどうかは解りませんが、私は、この映画を見て、そう感じました。
因みに、一緒に見に行った、オットも、全く同じ感想を言ってましたので、誰もが、そう思う物なのかもしれませんね(^^)
という感じで、この映画で、描こうとしていた「試み」は、とても、面白いとは思います。そのチャレンジャー精神は、なかなかに評価したいところではありますが、じゃあ、純粋に、映画として面白かったか、エンターテイメント性が在ったか・・・と問われると・・・。
ビミョ~・・・。
まあ、「★★★☆☆」というところかなA^^;;
実は、タイトルを付けるときに、少し悩んだんですよね。
お気付きの方も多いとは思いますが、「Astrology」は厳密に言うと、「占い」という意味ではなく、「占星術」なんですよねA^^;; じゃあ、占いは、何というかというと、「Fortune-telling」。なので、コーナーの名前を「Fortune-telling」にしようかなぁとも思ったのですが、長いのもヤだし、まあ、ここは、雰囲気を楽しむために・・・ということで、敢えて「Astrology」という単語を使ってみた・・・という訳でした・笑。
で。
毎日の運勢のコーナーで、昨日は、運勢最下位が、シーモア老師。「トイレの扉を開けた瞬間に漏らす」というなんとも不幸すぎるお告げが下った老師様でありましたが(そんな、シーモア老師がそんな不幸に見舞われるシーンなんて、想像できない><;)。
本日の運勢・最下位がまたまたまたしてもシーモア老師!!!
しかも、本日のお告げは、「AIBOにお尻を噛まれる」そうです・・・orz
ろろろ、老師様ぁ~~~~(><) なんと、ご不幸な・・・。
って、・・・コイツにお尻を噛まれるのですか・・・・↓↓↓
因みに、これはホンモノではないですよ~。AIBOがブームだった頃に、ソニプラで買った5cmくらいのフィギュアです。確か、チュッパ・チャ●スとセットで売ってたような気が。
この不幸なシーモア老師を誰か、救ってあげてください~、お願いします(><)
さてさて。
今日の出来事。
私の住んでいる地域は、今の時期、氏神様の秋祭りのようです。長年、ここに住んでいるものの、トザマな人間ですので、あまり、こういう地域行事には疎くって。お祭りとかも全然行ったこと無いですし、具体的に何をやっているのかも???な状態。
でも、ウチの近所の地区ごとに、祇園祭のような感じの(祇園祭ほど華やかではないものの)、大きな山車がたくさん飾られているんですよね。今日、たまたま、歩いていたら、山車発見!!! 大きくて綺麗でした。せっかくなので、近くに行って見てみよう・・・と思ったのですが、あいにく小雨がパラパラ降り出してて。傘を持って出かけていなかったので、寄り道したために、ザーザー降りに遭遇・・・というのもヤですし、結局、山車見学は諦めました。でも、まだ当分飾られているみたいですし、また、後日、見てみたいです。
そういえば、今日、スーパーでお買い物をしていた時、私の前にレジに並んでいた中年くらいの男性が、キャベツ7個に、ソース3本などなど、スゴイ買い物をしていました。
お祭りですし、焼きそばでも作られるのだろうなぁと思って見ていましたですよ。
と。
日記は、ココまでで、今日は、少し前に見た映画の感想を少々。
先々週、「レディ・イン・ザ・ウォーター」という映画を見てきました。
「シックス・センス」や「ビレッジ」でお馴染みのナイト・シャラマン監督の新作。予告編では、新しいナイト・シャラマンに会える・・・との呼び込みで、シャラマン作品大好きな私は、前々から気になっていました。
劇場予告も見たのですが、ごっつ~ホラーっぽい感じで、期待大。劇場立て看板も、怖そうな写真でしたし・・・。
という訳で、あまり前知識のないまま、劇場予告を見たイメージだけの印象で、見に行った私でありました。でも、ネットなどでの映画評では、エラク酷評が多かったのは、気になっては居ましたが、とりあえず、自分の目で見てみないと解りませんしね。
という訳で、先々週の週末に行ってきたわけですが。
ですが・・・・・・。
まあ、一言で叫ぶなら、予告編やポスターにダ マ サ レ タという感じです。もちろん、前知識のないまま行った私も悪いのですが。
これは、ホラーではなくて、完全なファンタジーでしたorz
もちろん、ファンタジー映画も大好きな私ですので、ファンタジーという点では、別に問題ではないのですが・・・そのファンタジー性が、これまたビミョーというかで・・・。
ストーリーはと言いますと、舞台は現代のフィラデルフィア郊外。色々な職業や人種、また、ちょっと変人と呼ばれる変わった人などが住んでいる大きなアパートメント。
ここで、世捨て人のように管理人の仕事をしている、クリーブランド。彼は、昔は医師として働いていたが、強盗に妻子を殺されて以来、医師を辞め、郊外のアパートで、色々と問題を起こしまくる住人の相手をしながら、世捨て人のように管理人生活を送っているのです。
そんな彼の頭を悩ましていたのが。アパートメントにあるプールで、誰かが深夜無断で泳いでいること。プール使用のルールを守らず、夜中じゅう泳いでいるので、住民からは「水音がうるさくて眠れない」とか「朝になったら、プールの水が汚れている」などなど苦情もたくさん。
けれども。プールを使っている水音は聞こえるものの、姿は見えない、犯人。そんな犯人を捕まえてやろうと、夜通しプールの前で張り込んでいたクリーブランドは、ついに、犯人の正体を突き止めます。
深夜にプールで無断で泳いでいたのは、弱々しい感じの、美しい少女だったのです。
彼女の名前は「ストーリー」。
彼女が言うには、彼女は、水の世界から、人間の世界を正しに来た、水の妖精とのこと。水の世界に帰りたいものの、天敵である魔物が自分を殺しにやってくるので、水の世界に帰れず、弱っている様子。因みに、その魔物は、人間の目には、見えないらしい。
彼女を水の世界に帰すためには、人間界で、彼女の「協力者」となる、特別な能力を持った人たちが必要とのこと。
という訳で。
彼女を、本来の世界に帰してあげるために、アパートメントの管理人・クリーブランドは奔走します。
そして、アパートメントの住人の中から、彼女が言うところの、「癒しの人(Healer)」、「予言者」、「賢者」、「守護者」、「天使」、「職人」を探し出すのです。
そして、最初は、自分勝手で、バラバラだったアパートメントの住人達が、ストーリーを彼女の世界に返してあげるために、心を一つにし、協力し合い、彼女のために奔走し、魔物と戦う・・・。
大体のあらすじは、こんな感じです。あらすじだけ聞いていたら、本当に、本格ファンタジーっぽいですよね。出てくる言葉、単語の一つ一つも、とてもファンタジックです。
なので、これと同じストーリーで、例えば、壮大にCGを使って、「ロード・オブ・ザ・リング」や「ナルニア国物語」のような、バリバリのファンタジー映画を作ることも可能なわけですよ。
けれども。
実際には、恐ろしいくらい現実的な世界。
舞台も、幻想的な大自然ではなく、フィラデルフィアの郊外。
ファンタジックなお城や寺院、教会などではなく、ぼろいアパートメント。
賢者や守護者なども、ごくごく普通の、そこらへんのオジサンというかんじ。
物語の筋と、視覚的なものの間には、物凄いほどのギャップが在ります。違和感アリまくりで、正直、映画を見ながら、
「この映画は、なんで、こんなおかしい作りになって居るんだろう。物凄いファンタジーな物語なのに、どうして、おかしすぎるくらい現実社会が描かれるんだろう」
と気になってしょうがなかったんですよ。
でも、最後の最後まで見て、なんとなく解った気がします。
語彙力と表現力が乏しい私には、あまり巧く説明が出来ないのですが・・・。
この映画は、メチャクチャ、ファンタジーなストーリーを、現代社会そのままの舞台に置き換えたら、こんな感じになる・・・というのを描いているのではないでしょうか?
だから、この映画、登場人物の台詞だけを目を瞑って聞いていると、本当に、「ファイナルファンタジー」や「ロード・オブ・ザ・リング」、「ナルニア国物語」のような典型的壮大ファンタジーを思わせるんです。
「天使」、「守護者」、「ヒーラー」、「予言者」、「賢者」などなど。
また、ストーリーの展開も、心に傷を負った主人公が、運命の鍵を握る異世界の人のために、働くことによって、彼女のためだけでなく、自分の心の傷をも治していく・・・という、ファンタジー冒険もののお約束のような筋でもあります。
なので。
普段からファンタジーのゲームや本、映画に親しんでいて、そういう世界について簡単に想像が付く、私なんかが、もし、この映画の台詞だけを、目を瞑ったまま、聞くとしますよね?
すると、頭の中に想像できるのは、ファンタジックな壮大な自然に、お城、寺院。
登場人物も、白い髭を長く生やし、魔法の杖を持った「賢者」、清楚な美しさを持つ「天使」、鎧に身を包み、勇者の剣を携えた「守護者」、長いローブを身にまとった「予言者」などなど。
けれども。実際の映画の映像はというと、ファンタジーとはおよそかけ離れた、現実的なアパートメント。「天使」と呼ばれる人も、遊んでそうなイケイケ(←死後)女子大生だったり、「守護者」も単なる筋トレ・オタク、「予言者」もクロスワード・オタクな少年だったり・・・とりあえず、「特別な力を授かる人」というのが、本当に、そこらへんのオッチャン、オバチャン、子供・・・という感じで、何の「特別」感もないんですよ。
なぜか?
それは、現実世界にファンタジーを入れたから。
例えば、ゲームのファイナルファンタジーにしても、小説や映画の「ロード・オブ・ザ・リング」にしても、ファンタジー物語は、最初から、この世のものではない特別なファンタジー世界が確立していますよね? 「ハリーポッター」や「ナルニア国物語」は、現実社会とミックスしているとはいえ、「魔法界」や「ナルニア」という現実社会から切り離された、特別な異世界があり、物語は、やはり、その異世界がメインとなるわけで。
けれども、この映画は、敢えて、現実社会のまっただ中に、バリバリのファンタジーを入れているのです。
更に、それは、なぜなのか・・・というと。
主人公が、もう、夢を想像できなくなったオトナだったから。世捨て人の管理人クリーブランドだったから・・・なのではないでしょうか?
これは、あくまでも、主人公「クリーブランド」自身の物語。
彼が助けた、水の精の名前が、「ストーリー」という名前だったというのも、大きなヒントの一つですね。
もし、この物語を聞いたのが、空想力豊かな、小さな子供だったとしたら・・・。
この映画は、もっとファンタジックな視覚を伴ったものになったのではないでしょうか?
つまり、物語の世界は、聞き手の想像力によって、どんな風にも変化する。
ということなのではないでしょうか?
そして、この映画自体が、寝る前の子供に読み聞かせる、ベッド・タイム・ストーリーだとしたら。それを象徴するかのように、物語の途中、主人公のクリーブマンが、お婆さんに民話伝承の話を聞きたがるために、子供の真似事をする・・・というシーンもありました。
ベッド・タイム・ストーリーというものは、私たち、1人1人の想像力によって、舞台も登場人物も変化し得るものなのですよね。
映画の最後で、それまで描いてきた世界をひっくり返すという手法がお得意な、シャラマン監督。今回の作品は、最後ではなく、最初から、世界をひっくり返したまま描いていたのではないでしょうか? ベッド・タイム・ストーリーの世界へ・・・と。
映画の最後に、字幕が出ます。
「子供達よ、もう一度、あの伝説の物語をお話ししてあげましょうか??」
というような意味合いの、ね。
なので、きっと、これは、水の精を描いた物語の、あくまでも、クリーブマン版のお話だった・・・ということかな?
あくまでも、私自身の感想ですので、正しいかどうかは解りませんが、私は、この映画を見て、そう感じました。
因みに、一緒に見に行った、オットも、全く同じ感想を言ってましたので、誰もが、そう思う物なのかもしれませんね(^^)
という感じで、この映画で、描こうとしていた「試み」は、とても、面白いとは思います。そのチャレンジャー精神は、なかなかに評価したいところではありますが、じゃあ、純粋に、映画として面白かったか、エンターテイメント性が在ったか・・・と問われると・・・。
ビミョ~・・・。
まあ、「★★★☆☆」というところかなA^^;;
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