懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

古い町並み 煙草屋

2011年10月04日 | 古い町並み
煙草屋のある風景
昔は街角に煙草屋があった。おばあさんが店番をしていたイメージが強い。それが全く見かけなくなった。昔ながらの家で琺瑯引きの看板と出窓のある店屋の煙草屋は重要文化財クラスだと思う。煙草屋も昭和の風景のひとつであった。
消えた背景には禁煙活動による喫煙者の減少、自動販売機、コンビニでの販売、小売店の廃業による。
いつの頃から煙草屋が姿を消したのであろう。マスコミに報道されたり消えるのを惜しむ声があがらない限り静かに消えていく。
マスコミに取り上げられる物には関心があるが、それ以外は何の関心も持たれないのが情報化社会でもある。

昔、煙草屋の娘という唄があった。昭和12年

煙草屋の娘
(男)
向う横丁のタバコ屋の 可愛い看板娘
年は十八 番茶も出花 いとしじゃないか
いつもタバコを買いにゆきゃ やさしい笑顔
だから 毎朝毎晩 タバコを買いに行く

(女)
この頃毎朝毎晩 タバコを買ってくあの人は
なあんてタバコを のむんでしょ あきれた人ね
おまけにタバコを渡す時 変な目つき
それでもお店にゃ大事なお客 毎度ありがとう

これがタンタン狸の○玉の替え歌となる。煙草屋の娘の曲は歌わなかったかがタンタン狸の歌はよく歌った。

撮影 倉敷市玉島仲買町