懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

蒸気機関車 吹田機関区

2015年12月03日 | 蒸気機関車
城東貨物線は蒸気機関車が牽引していたので吹田機関区が機能していた。
大阪に近郊に住んでいる人は梅小路や竜華、吹田の機関車を撮った人が多いとおもう。
吹田で撮っていた。三脚を構えて撮影していたら中学生の五人ほどのグループが私の前で必死に撮影を初めた。機関車の事に興奮して周囲がまるで見えてない。
機関区では機関車が出入りするので危険極まりない。

私も竜華や関西線の機関区に行かずじまいだった。D51蒸気機関車だったことも行かなかった要因か。D51ならば撮りに行く必要はないと思ったことか
機関区に行くのは蒸気機関車の写真だけではなく施設を撮りに行くことでもある。
蒸気機関車の廃止により撤去される運命にあった。

その当時は世界遺産、近代化遺産の言葉はなかった。明治以降に作られたものが評価はされないだろうと思った。.しかもコンクリートの建造物は評価されないだろうと思った、

それでも機関庫、ターンテーブルや給水塔を見ていたら愛しくなり撮っておいと懇願されているようでシャッターを押した。蒸気機関車はいまでも沢山各地に何百機と保存されている。保存されているもので蒸気機関車ほと数の多いものはないであろう。しかし施設のほとんどは解体撤去された。

近代化遺産として評価されるのがわかっていればもっと多くの人が記録していったであろうか
世の中には達人といわれる先読みのできる人が何人かいるものだ。そんなホームページがいくつかあるすごい人たちだと眺めている。
これからの時代、何んの記録が求められるか。この世から今日も何か消えていく。