懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 消えた客車貨車 番外編

2015年12月04日 | 昭和の遺物たち写真展
写真展には出さなかったが番外編で石炭列車を投稿します。
石炭は日本の近代化を支えた主要産業であった。
昭和30年代までは日本の産業を支えた。戦後で就職で人気のあったのは石炭
産業と繊維であった。株価も他の産業より人気があった。
そんな石炭を鉄道輸送が支えた。
筑豊線や室蘭線の複線化された線路を頻繁に行きかう蒸気機関車を見て心躍った。
しかし、そんな姿は炭鉱の閉山と同じくして蒸気機関車の廃止で消えてしまった。

蒸気機関車が牽引しての石炭列車であった。
私が見たのは最後の雄姿だったのかもしれない。
北九州や北海道に網の目のように張り巡らされた鉄道支線
閉山とともに鉄道も超赤字路線に転落した。

今はそんな網の目の鉄道網は消えてしまった。
石炭の衰退から鉄道廃線への変化をテーマにすべきであった。
凡人は過ぎ去ってそれに気づくものだ。
鉄道写真でも社会の流れを作品にしないといけない。
電車の写真ばかりではいけないと思う。
何歳になっとても新聞テレビの報道から時代を読み取るれと諭されているようにおもう。


石炭専用の貨車セキと表記されている。
私が働き始めた頃は工場でも石炭から石油に大部分エネルギー転換されていた。