懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家 岡山県旧加茂町の民家

2017年09月08日 | 茅葺き民家
加茂町は津山市に編入された。津山の北側に位置する。
その端に物見集落がある。
因美線が横を走って鳥取県の智頭町につながる。
峠を越えたら鳥取県である。
この峠は曲がりくねった山道だが車の対向はできる。車に出会う事もないが
私は中国五県の茅葺民家を探すために中国山地の峠をすべて越えて麓の集落を訪ねた。
物見は岡山県内なので10回は訪れた。
最初物見に行ったときは昭和の風景を漂わせていい雰囲気だった。
しかし、行くたびに茅葺き民家は姿を消した。
最初訪れた時から次に訪れたのは3年は経過していた。
一度行ったところは後回しで別の場所を探すのを優先した。

物見には10軒ほどの茅葺民家があった。物見までは加茂町の中心地から大きな登りはなくこの集落では小学生も何人か見かける。
倉見という集落がある。これも加茂町の端である。こちらは登りもありダムが出来て集落の交流がなくなり孤立している。若い人や子供は見かけない。

このあたりの川べりの野原にはコゴミが生えるので四月二〇日位に取りに行く。
野菜売り場にウドもでるので買ってきて天ぷらにして食べる。