懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行  NO,124 静岡県湯河原町の茅葺民家

2014年04月19日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 静岡県湯河原町

鶴瓶の家族に乾杯を見ているとたまに茅葺民家がでてくる。
この民家もテレビにでてきた。
静岡県など余り行くこともないし知人もいないし疎遠な土地である。
しかも半島は温泉好きでもない限り行かない。私も初めて伊豆半島に行ってみた。
そもそも静岡県に行ったのが二回目だった。
行く途中、図書館で伊豆の踊子のカセットテープを借りていった。
本を読むのは根気が続かないが車で走りながら聞くのは運転も楽だし伊豆の予備知識が増える。ノーベル賞作家の川端康成氏の作品は私には敷居が高くて読んだことも無かったが聞くと意外と身近な作品だった。
伊豆半島は緑と水の豊かなところであった。狩野川が半島を縦断するように流れていて山は照葉樹林に覆われていた。
ワサビの生産もされていた。天城隧道の手前のドライブインのワサビアソフトは美味しかった。
観光地のドライブインのわさびソフトなど美味しくないと思っていたらワサビを擦って乗せてくれる。甘いソフトと辛いソフトが絶妙にあう。
それに比べると長野県大町市の大王ワサビ園のワサビソフトはワサビの味のしないソフトだつた。


蒸気機関車 筑豊線中間付近

2014年04月18日 | 蒸気機関車
撮影場所 福岡県筑豊本線中間周辺


中間の鉄橋は撮影ポイントとして雑誌にも紹介されている。
鉄橋と大きなカーブがありそこが撮影ポイントだった。
ここは蒸気機関車の通過本数が大変多かった。朝夕は頻繁に走った。
しかしも納得のいく写真が少ない。
平坦地で煙を余り吐かない、複線でスピードも出しているので標準レンズでは迫力のある写真はなかなか難しい。
蒸気機関車が平坦地を煙を吐かずに走る姿は空の面積ばかり増えて迫力に欠ける。
蒸気機関車には煙が必要だ。
少し高い場所でもあればよいがそれも少なかった。
平坦地で迫力ある写真を撮るにはどうすればいいのであろうか

炭鉱地帯だったが筑豊線沿線にはボタ山など炭鉱施設はなかった。もっと支線に入ればみえたのかも知れない。だが蒸気機関車だけ撮るのではなく周辺の風景にも関心をもつべきだった。




岡山の茅葺民家写真展 -6 野呂に生きる その3

2014年04月17日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県加茂川町円城 (現在は吉備中央町)

加茂川町は高度が300メートル程度で丘陵が続く、これ以上高い山はない。
畑作が多く白菜などの野菜を作っている。道の駅もあり白菜のシーズンには安いので買いに来る。
地域で採れる白菜を使ったキムチの生産をしている。
このエリアからだと南部の都市部の工場などに勤めている人が多い。
農業所得だけでは暮らしていけない。

加茂川町にも茅葺民家があったがデジタル一眼が持てるようになったら途端に無くなった。
新しい技術や製品ができると古い物は姿を消す、当然といえば当然だが



古い町並み  倉敷市連島西ノ浦

2014年04月16日 | 古い町並み
連島の山裾に昔の集落が残る。かってレンコン畑や綿花を育てていた粘土質の土地は新興の商店街に生まれ変わっている
この西の浦の町並みは昔からあった古い町並みだと思う。神社ゆ寺院の多さから歴史が伺える。
そんなところに昔からの町並みがあったと気付かれないようにひっそりと残っている。
そこがまたよい。変に注目もされず町おこしの道具にもされず
以前にも投稿しているので未投稿の写真を中心に投稿します。




茅葺民家 新庄村凱旋桜

2014年04月15日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県新庄村

新庄村に昔の出雲街道の宿場町が残っている。
その街道沿いに桜が130本植えてある。
それは明治39年に日露戦争の戦勝記念に植えられたといわれ凱旋桜と呼ばれている。
新庄村は鳥取県に隣接していて下れば根雨の町に着く。
標高が高いのでまだ桜は咲いていない。4月の下旬に満開を迎える。
二度目、三度目の桜見物に大勢の人が街道の凱旋桜見物に足を運ぶ。
出雲街道の家並みも古い建物風の家にしているがほとんどの家にサッシが入っていて古さは感じられない。寒いところなのでサッシにしないと寒くて過ごせないといったところか
そんな中に一軒茅葺で障子に縁側の昔ながらの家があった。


日本茅葺紀行  NO,123  岡山市大楠のある民家

2014年04月14日 | 日本茅葺紀行
岡山市に大きな楠のある茅葺民家があった。敷地も大きく塀に囲まれている庄屋クラスの民家である。岡山市の南部はかって干拓した土地などで平野と田園地帯が続く。
岡山県は地元なので茅葺民家を求めほとんど回ったが岡山市が二番目に茅葺民家が残っていた。
昭和の40年代から50年初めならば随分残っていた事であろう。

九州で巨木といえば楠である。樟脳があるので虫が嫌う、大宰府天満宮は梅が有名だがあの境内に何十本楠の巨木があることか





蒸気機関車 D52とD51

2014年04月13日 | 蒸気機関車
撮影場所 函館本線長万部

長万部の機関区にD52とD51蒸気機関車がいた。
やはりD52は胴の径が大きい。機関車も大きく見える。
走っていてもD52なのかD51がくるかおおよそ見当がついた。
石炭や水のタンクのテンダーの形状が違うので見当がついた。
D52蒸気機関車は私が見たのは函館本線でここにしか残っていなかった。
函館から函館本線と室蘭本線の各一部を走っていた。
ホームページを見ると私と同年代でも各地で活躍していたD52を撮っている人が何人もいる。
蒸気機関車が全廃されるのを知り早くから行動を起こしたのには敬服する。

D52はいつ頃まで運用されていたのであろうかD52140の経歴をみると1973年5月23日廃車になっている。昭和48年までは見られたのであろう

岡山の茅葺民家写真展 -5 野呂に生きる その2

2014年04月12日 | 岡山の茅葺民家写真展
撮影場所 岡山県落合町田原山上(現在は真庭市)

落合町田原山上も字の如く山の上である。下界が見下ろせる。
こんな山の上の平らなところにも人は住み暮らす。
近くに普門寺というアジサイやモミジを植えた寺がある。
何か町おこしや人が訪れてくれる物を持っていないと過疎化が進む。
アジサイのシーズンは訪れる人も多いよく手入れしている。
入園料も取らずに無料で見せてくれる。

山の上の集落に7軒ほどの茅葺民家が残っていた。
そんなに茅葺民家を見て私は山上の楽園に見えた。
久しく行っていないので現在も残っているか保障はできない。




茅葺民家 老夫婦愛

2014年04月11日 | 茅葺き民家
撮影場所 岡山県倉敷市

茅葺民家の前を老夫婦が歩く姿を追った。ほほえましい夫婦の歩く姿である。
私も老年になっても夫婦が助け合い生きられるが疑問だ。歳をとるほどに自分の我を通し相手に対する心配りの無さが心配である。

浪曲などとよく聞いた壷坂霊験記の一節をコピー 夫婦の愛の物語です。

「妻は夫をいたわりつ、夫は妻を慕いつつ、頃は六月なかのころ、夏とはいえど片田舎、木立の森のいと涼し、小田の早苗も青々と、蛙のなく声ここかしこ、聞くも涙の夫婦連に」、




懐かしい風景 荒物屋

2014年04月10日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市玉島
昭和48年7月撮影

玉島の市街の南部の方も古い町並みが残る。
三階建ての倉のある荒物店、白い漆喰は戦時中の空襲を避けるため黒く塗られていたのだろう戦後はこんな黒く塗られた漆喰が残っていた。
ご主人が物を運ぶのを撮影、昭和40年代に入ると天然素材からプラスチック製品に切り替わる時期だった。
最近は金物屋、雑貨屋、荒物屋の言葉を聞かなくなった。
いまはそんな店を総称してホームセンターで片付けられる。
ホームセンターは園芸店や木材屋や小間物店の機能も持っている。

こんな昭和の個人の店も記録に残すのがアマチュアカメラマンの役割だったのかもしれない。
建物も雰囲気も昭和のたたずまいを残す店屋は撮影して記録に残すべきだった。
少なくとも写真展や本の発行が出来るように類型的に500店くらいは撮るべきだった。
県外などでなく自分の住む土地からしっかり撮っていく事が必要である。