ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

荒木経惟写真集展 アラーキー

2012-07-27 23:52:51 | 日記・エッセイ・コラム
やっと行ってきました。

「荒木経惟写真集展 アラーキー」

3月11日(日)~7月29日(日)
IZU PHOTO MUSEUM
Dscf3806


3月に割引券を手に入れて、行こう行こうと思いつつなかなか行けずに今日になってしまった。
今日は会社の夏休み。
明日、明後日は富士登山。
本当に最後の1日である。

11時頃にミュージアムに入り、気が付いたら16時だった。
今回の写真集展には、アラーキーが制作した400冊以上の本を手に取ってみることができる。

アラーキーと言えばヌード写真。
そんなイメージがある。
野外でヌード写真を無許可で撮って捕まった話も確かあった。
でも、最近アサヒカメラの表紙を見ておやっと思った。

今日、写真集を見て「天才」だと確信した。

写真と言うと、1枚の絵の中に表現をしようとする。
ところが、アラーキーは写真集という形をとって、表現をしている。

荒木の名を世に知らしめるきっかけとなった、写真集「さっちん」
さっちん (フォト・ミュゼ)さっちん (フォト・ミュゼ)
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:1994-11

こちらは第1回太陽賞を受賞している。
何気に座った席の前に置いてあった。
見て衝撃。
ヌードでなく、子供たちの表情が生き生きと写しだされ、所々のページに息抜きに町の写真が写っていた。
それがバランス良くて、写真の表現に写真集とこだわっている理由がわかった。

いろいろな写真を見てわかった。
彼は人物を撮る写真家なのだ。
ヌードもその手段の一つ。
写真家と呼ばれる前の作品を見ていても思った。
写真にストーリーがある。
これは、私には新しい発見。

そして、彼の最愛の奥様陽子さんの写真。
若くして他界したが、二人の関係が痛いほど感じ、そこに私と主人の関係をだぶらせてしまった。
また「食事」という写真集では、ドアップの食事が撮られていた。
ところが途中から白黒になる。
陽子夫人が余命1か月と言われてからの彼女の手料理である。
笑いながら見ていた写真集も心が痛くなった。

それから、飼猫チロの写真「愛しのチロ」。
愛しのチロ愛しのチロ
価格:¥ 1,305(税込)
発売日:1990-02

猫嫌いなアラーキーが猫好きになったという。
アラーキーも猫派なのか、他にも猫の写真集があった。親近感。

まだまだ沢山の写真集や本がある。
これなら、春から通えば良かったと反省。

一口に「写真」と言っても、いろいろな表現があることを改めて感じた。
良かった。





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