ひとり気ままに

バツイチ女のひとりごと。離婚した人も、離婚を考えている人も、そしてこれから結婚する人も、「気ままな話」を聞いてください。

【歩く】戸隠古道 その6

2023-05-18 00:12:12 | 長野の不思議

ゴールまであと2km。

大鳥居から奥社参道の杉並木を通って、奥社と九頭龍社を目指す。

時間は14時45分。

参拝が終わって戻ってくる人も、これから参拝に向かう人もまだ沢山いる。

そういえば、この参道にも町石があったはず。

探しながら歩くと、見つけることができた。

杉並木参道の入り口「随神門」に着いたのは15時。

いつ来ても気持ちのいいところ。

 

JR東日本のCMで吉永小百合さんが入った木。

 

朝から歩き続けて奥社までの道が辛いかと思ったが、意外とスイスイ。

一人で歩いているからだろう。

誰かとともに歩くのはやはり気を使う。

相手のことも考えて早かったりゆっくり歩いたり。

 

15時30分。奥社に到着。

目標を一つ達成した。

周りにいる人に「私、善光寺から歩いてきたんです」って言いってまりたかった。

九頭龍様にもご挨拶して5社参拝を達成。

今日の記念は御朱印やおみくじではなくて、九頭龍神社の肌守り。

山はよく見えるが、空からは冷たいものが落ちてきていた。

下り始めて、左膝の痛みを感じた。

年齢のせいなのか。ゆっくり下ることにした。

杉並木を歩き出すと強い風が吹き出す。

草が風に揺れる音がしていた。

その音が、参道の横を大蛇がはっているように聞こえた。

九頭龍様がついてきたのだろうか。

 

随神門を出て右に曲がる。

水芭蕉園を回って帰る。

今年は道の整備が遅れているのか荒れている。

水芭蕉園に着いた時には大粒の雨。

慌ててポンチョを取り出して着ようとした。

しばらく使用していなかったポンチョは劣化で張り付いていた。

無理やり体を押し込むと、かぶっていた帽子の紐が切れてしまった。

大鳥居に戻ってきた時はすでに16時30分。

帰りはバスに乗る。バスの時間は17時17分。

雨が強く降り出した。

レインウエアーとポンチョを持っているのに、傘を入れてくるのを忘れた。

トイレの前で雨宿りしながらバスを待つ。

バスに乗れば善光寺まで1時間。

マイ神社の「湯福神社」で目標達成のお礼をする。

静かな善光寺にもお礼をして本日は終了。

時間は18時30分。

楽しい1日だった。

 

【歩く】戸隠古道

【歩く】戸隠古道 その2

【歩く】戸隠古道 その3

【歩く】戸隠古道 その4

【歩く】戸隠古道 その5

 

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【歩く】戸隠古道 その4

2023-05-10 08:00:00 | 長野の不思議

隠滝不動尊から一之鳥居苑地までは約3.7km

後ろから同年代のご夫婦がやってきた。

中部北陸自然歩道では主要道路を歩くのだが、私の手元の地図は「軍足」という地域に入るのだ。

ここに石仏群があるためだろう。

標識もないので真っ直ぐ真っ直ぐ歩いていると神社があった。

「建御名方命 木花咲耶姫命 神社」

以前から気になっていた神社である。

そのまま歩いていくとまた別の神社があり、科の木の説明があった。

これを読みながら冷静になる。

道間違えている。

Google Mapを確認し、来た道を戻る。

私有地ではないかと思う道を通ると目的の神社が小高いところにあった。

「軍足神社」

小高い丘の上なので、行くべき道がよく見えた。

本道を少し進むと傍に入る道がある。

回り道をしたので、すっかりご夫婦の姿は見えない。

ただ、無駄な回り道ではなかった。

以前から訪れたかった神社に参拝できたのだ。

呼ばれたのだと思う。

木花咲耶姫命は富士山に祀られている神様。

私は気軽に「さくや」と呼んでいる。

神社に着いた時にも「さくや会えたね」と喜んだ。

 

山道の横には沢があり水が流れている。

昨日の雨で水量が多いいのだろうか。

沢の音がここち良い。

ずっと山道かと思えば、ここは別荘地の中であった。

熊鈴はうるさいだろうと、音を消して歩く。

広い道に出た。

たくさん歩いたと思ったが、まだ善光寺から10km。

道を渡って一之鳥居苑地にむかう。

反対に行けば飯綱湖がある。天気も良いし寄ってみたい。

でも、午前中に一の鳥居に到着しそうなので、このまま戸隠の奥社まで行くことにする。

次はドライブしながら飯綱湖には来ることにしよう。

11時15分第一目的の「一之鳥居苑地」到着。

所要時間約5時間。

 

【歩く】戸隠古道

【歩く】戸隠古道 その2

【歩く】戸隠古道 その3

 

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【歩く】戸隠古道 その2

2023-05-08 20:00:00 | 長野の不思議

地図では善光寺から静松寺までは約3.5km。

次の桜までは約2.4kmである。

お寺の前の道を歩いていくと、静松寺の入り口に出た。

あら、ここが入り口なのか。

この前の道は車で戸隠に行くときに使う道。

知っている道に出たらなんだか安心した。

ただ、この道でいいのかは不安だった。

地図では山の中の道がルートになっている。

今回、中部北陸自然歩道も参考にしていたので、Googlemapで検索すると間違いはない。

交差点に来て悩む。地図の道と違うところを歩いている。

一度は中部北陸自然歩道の道を選んだが、引き返して地図の道を探す。

おばさん一人が村の中をうろついているのは怪しいだろう。

やっと地図の道に戻り進む。

りんご畑の中を歩いていると作業をしている人に声を掛けられた。

「あまとみトレイルですか?」

あまとみトレイルとは2021年10月に一部開通したロングトレイル。

長野駅〜戸隠〜妙高・笹ヶ峰〜野尻湖〜斑尾山頂を結ぶ総延長86kmのコース。

長野駅から戸隠まではこのトレイルに含まれている。

「そうです」

「天気が良くていいですね」

なんだか応援されたようで嬉しい。

ちなみに善光寺から歩いた。と書いているが、実は長野駅から善光寺までも歩いているのだ。

りんご畑を抜け、車道を横断する。

お腹も空いたので、ここで少し休憩。

おにぎりを1個食べて「桜」に向かう。

歩くこと10分長野の春は遅い。

満開の八重桜が咲いていた。

そしてその下に道標が。

ここが「桜」である。こんないいところなら、ここで休憩にすればよかった。

少し古の人の気持ちがわかった気がした。

辻、辻に桜の花や大きな木を植えて目標とする。

それに出会った時の達成感と安心感。は〜とため息をつきたくなる。

時間は8時30分だった。

 

【歩く】戸隠古道

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【歩く】戸隠古道

2023-05-07 18:02:05 | 長野の不思議

2023年5月1日(月)

 

4時に目覚ましが鳴ったのに、気がついたら4時45分だった。

慌てておにぎりを2個握り、日焼け止めを塗って出発した。

善光寺に着いたのは6時だった。

タイミングよくお数珠頂戴に並びいただくことができた。

本堂のお朝事でご本尊様に頭を下げて出発となった。

 

ずっと歩きたかった「戸隠古道」

一の鳥居から奥社までは10年前にツアーで歩いた。

今度は善光寺から。

昨年挑戦の予定が、コロナになってしまい今年に延期となった。

 

とりあえずの目標は一の鳥居。

ここで、体調と時間によって奥社まで行くか決めることにする。

 

善光寺宿坊の一つ「蓮華院」で九頭龍神社の本地仏であった「弁財天」様にご挨拶。

そして、マイ神社である「湯福神社」にご挨拶。

早々に四つ葉のクローバーが見つかり幸先が良い。

 

桜枝町の通りを西に向かって歩く。

この通りは西から善光寺に向かうメイン通りだった。

昭和の頃には商店街であり、地元の人たちはこの通りに買い物に来ていたそうだ。

今は古い町並みが残るだけである。

ここに善光寺七池の一つ「来間池(くるまいけ)」がある。

大正時代の上水道が完備される前には多くの人が水汲みに訪れた。

豊富な水に「来る間に水が戻る」ということからこの名前がついたそうだ。

今も防火用水として活用されている。

 

延命赤地蔵

善光寺近辺には、このように赤いお地蔵様がいくつもある。

ここから住宅地を抜けて山の中に入る。

善光寺七清水の一つ「瓜割清水」

この清水に漬けておいた瓜が割れるくらい冷たかったので、この名前になったとか。

この辺りまではグーグルの地図で確認できるが、この先はウォーキング道。

「靜松寺まで西国三十三箇所観音石仏群(江戸時代)」とパンフレットにはある。

江戸時代の人もこの石仏を拝みながら歩いたんだろうな。と思いながら進む。

道からは早朝の長野市内がよく見えた。

山道を抜けて「靜松(じょうしょう)寺」に到着。

「靜松寺」のの開祖は頼朝坊(らいちょうぼう)智盛。

なくなる時に左手の手のひらに「頼朝」と書いて亡くなった。

頼朝は生まれた時、手のひらに「頼朝」と書いてあり、ここから元服してからの名前が決まったとか。

つまり、頼朝は頼朝坊の生まれ変わりだということ。

今は通ることができないが、この石段は大竹屋平兵衞が寄進したもの。

この方は善光寺参道の敷石を寄進した方。

1714年頃に造られたものだそうだ。

 

地図の次の目標地点は「桜」

桜は地名なのだろうか?

頼りない地図とGoogle Mapを見ながら歩き出す。

時間は7時20分だった。

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【学ぶ】 高瀬川のダム

2023-02-20 20:00:00 | 長野の不思議

2022年9月11日(日)

 

長野県大町市にある大町山岳博物館。

そこから見えるダムが気になっていた。

山と山に掛けられている大きなダムである。

 

時間が遅かったためか、人はほとんどいなく、静かな場所だった。

ところで、ダムの管轄は「国土交通省」なんだ。

山の中の大きなダムである。

ダムというと「黒部ダム」の放水を思い出す。

あれがダムと思っていたがそうではないようだ。

「大町ダム」は重力式コンクリートダムで多目的、利水、発電に利用されている。

ダムの水が美しい。

紅葉の時期になると、山々は色づくのだろうか。

この辺りには「泉小太郎伝説」という民話がある。

この像からでは想像できないだろうが「日本昔話」のオープニングを覚えているだろうか。

男の子が龍にまたがり空を飛んでいるシーンである。

あれが「泉小太郎伝説」なのである。

男の子の母親は龍。

人に預けられ育った小太郎。

村に水がなくて田んぼができず困っている人々のために、

母に頼んで山を崩して水路を作るお話。

そのお話にちなんで大町ダムの湖は「龍神湖」という。

 

この高瀬川には3つのダムがある。

大町ダムの上流にあるのが「七倉ダム」

ここはロックフィルダムで発電に利用されている。

大きな石積みのダムである。

上から見ると駐車場が幾何学模様に見えるのは偶然だろうか。

以前行った南相木ダムにもあった。

残念なことに「七倉ダム」のダム湖を見ることはできなかった。

ダムの横を走る道にトンネルがある。

途中にダムに入る道はあるものの進入禁止のようだった。

 

そして、その上流にあるのが「高瀬ダム」

このダムは黒部ダムと同様に車では行けない。

行けるのは「七倉山荘」まで。

この先に行くのには歩いていくか、タクシーになる。

ダムまでは歩いて3時間。

気軽に行けるところではない。

エメラルゴグリーンのダム湖がとても美しいらしい。

高瀬ダムもロックフィルダムで発電に利用されている。

 

是非是非ダムを見に行きたい。

「七倉山荘」では日帰り温泉に入れる。

このセットツアーはいいだろうな。

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