2023年5月27日(土)〜2023年5月28日(日)
長野に暮らし始めて、街中にお稲荷さんがたくさんあることに驚く。
子供の頃、近所のお兄さんが事故で亡くなった。
そのお宅にはお稲荷さんの祠があった。
ところがその事故の前に撤去したので、それがいけなかったのではないか。
というのが大人たちの噂だった。
そんな話を聞いていたので、お稲荷さんは怖いというのが私のイメージ。
そのため、お稲荷さんには近づかないようにしていた。
ところが、長野では大きくはないがあちらこちらに稲荷神社がある。
単独でなくても、お寺や神社の中にも祀られている。
そこで少しお稲荷さんについて学んでみた。
稲荷神社の総本宮は京都にある「伏見稲荷大社」
この大社がある「稲荷山」が稲荷信仰の原点だという。
お山の神様が「稲荷神社」となっていった。
稲荷というと狐を思い出すが、狐が神様ではない。
狐はあくまでも眷属である。
狐は山で生活しているが、稲作が始まると里に下りてくる。
田んぼの端で見守っているように見えたのだろうか。
そこでお稲荷様と狐が結びついたという説があるそうだ。
はじめは五穀豊穣を祈っていたのが、商売繁盛も加わった。
そして、庶民の願いを何でも聞いてくれる身近な神様に。
さて、今までこのようなレクチャーを受けると神様について知りたくなった。
ところが最近はちょっと違う。
稲荷信仰を普及したのはどんな人たちで、どんな方法で普及させたのか。
そこにはどんな歴史的背景があったのか。
果たして、みんなが幸せになるように信仰を広めたのだろうか。
どうも、稲荷信仰はお宮を勧請する「稲荷勧請」の申請が簡単だったようだ。
技術が進んでいない時代、神に祈ることは大切なことだった。
庶民の願いを何でも聞いてくれる神様なら勧進したくなる。
ちなみに長野市内に多いお稲荷さんは、庄屋や商家にあったお稲荷さんらしい。
今日は良い勉強をさせていただきました。
5月27日(土)
今日の社会勉強。
派遣での仕事で定刻は16時。
残業が1時間ほどあるかもしれない。
と書いてあるのに、仕事がないので15時で終了。
時給で働くって、そういうことなのだ。
5月28日(日)
稲荷神についてオンラインでのセミナー。
以前は、この神様とお付き合いするのにはどうしたらいいのだろうか。
などを考えていた。
今は、神様だったり仏様だったりそういう方は「上の方」
上の方は万能なので、何に効くとかは考える必要はない。
神社やお寺、仏壇などもただの窓口。
それよりも、彫刻やそこに建った経緯など過去の人々の経緯が気になる。
長野に来て変わったのだ。
多分、富士山の自然信仰から、善光寺の宗教信仰に触れたからなのだと思う。