2017年10月14日(土) その6
2時間近くもかけて歩いた道を車では15分足らずで移動してしまう。
東塔が比叡山三塔十六谷の中心地。
大講堂で大日如来を拝む。
階段を上った所にあるのが「阿弥陀堂」と「法華総持院東塔」
東塔は1970年に400年ぶりに再建された。
ここからは琵琶湖が良く見える。
西塔から歩いてくると、阿弥陀堂と東塔の間に出る。
大講堂に戻る途中に急な階段があり、その上には「戒壇院」がある。
ここは僧になるための必修の条件である大乗戒(戒律)を受けるお堂である。
大講堂にもどり、根本中堂に向かう。
鐘楼は「ゆく年くる年」で良く見る。
自由に鐘をつけるので、私もついてきた。
良い音だった。
根本中堂(総本堂)は2016年より10年かけて改修中。
大講堂の裏から工事の様子が見える。
改修中でも堂内の拝観はできる。
改修中のお堂を見ることも貴重かもしれない。
面白い作りで、内陣が外陣・中陣より、2.5m低くなっている。
上から仏殿を拝むのだ。
順番に拝んでいき、ご本尊の薬師如来を拝んだ。
ご本尊の前には1200年以上消えることのない「不滅の法灯」
そして次は・・・
なんと「不滅の法灯」以外の灯りを消されてしまった。
16時になったからだろうか。
まだまだ見たいところがあるのに。
根本中堂から階段を下り文殊楼に出る。
本来は坂本の方から登ってくるので、これが延暦寺の山門となる。
はしご状の階段を登ると、文殊菩薩を拝むことができる。
宿坊のある延暦寺会館に向かった。
ここは「灌頂」という儀式を行う道場だった場所。
16時過ぎだったためか、多くの方がチェックインするところだった。
比叡山唯一の宿坊である。
帰るために「ケーブル延暦寺駅」に向かった。
大黒堂があった。
ここのご本尊は、「三面出世大黒天」
大黒天と毘沙門と弁財天が一体になった姿をしている。
出世はあまりしたくないが、商売は繁盛したい。
萬拝堂は平成のお堂。
大きな数珠を触りながら、本尊の周りを回る。
ここには売店もあり、お土産が気になったがここも閉める準備をしていた。
お山の閉堂時間は16時30分。
今日は終わりとなる。
秋だからこれだったのだろうか。
阿弥陀堂でいただいた、挟み紙。