2021年7月11日(日)
今日は戸隠神社で3年に1度開催される「柱松神事」を見に行った。
この神事は今後の3年間を占う神事。
3本の柱松を奥院、中院、宝光院がそれぞれ火打石で着火。
どこが早く着火するかで占いをする。
まずは中社社殿での入峰安全祈願祭。
祝詞が終わると般若心境が始まる。
なんで?
この神事は、神、仏、修験道が垣根なく祈りをする。
鎌倉時代からの神事である。
鳥居前の広場にはすでに3本の柱松が準備されていた。
神事が始まってすぐに雨が降り出す。
雷も鳴り出したが、神事は続く。
エリアメールが鳴り響く土砂降り。
どこの柱松が早く着火するか。
雨のために着火するのかヒヤヒヤしたが結果は
1番 宝光院 営業降昌
2番 中社 天下泰平
3番 奥社 護国豊熟
この3年間は景気が良くなるようである。
神事が終わる頃には雨も上がった。
九頭龍様が神事を喜んでいたのか、神事に来ていることを教えていたのか。
神事終了、参拝のために社殿前に立つと、神事に参加していた方々が般若心経を唱え出す。
般若心経をバックに柏手を打つ。
なんだか違和感。おもわず笑ってしまった。
ここには廃仏毀釈前の世界がまだ残っていた。