2021年8月28日(土)
突然、お墓まいりに帰ることになった。
出発は深夜。
昔はこんな時間まで仕事をしていたんだ。と懐かしく思う。
そろそろ富士山が見える場所なのだが曇っていた。
富士吉田の浅間さんの鳥居の向こうには雲。
北口本宮冨士浅間神社にご参拝。
まだ、鳥居の上には月が出ていた。
今年は8月26日、27日に開催された火祭は関係者のみだったらしい。
諏訪神社の前には明神神輿と御山神輿が祀られていた。
日が昇っていく。
山中湖に着いた頃には青空と富士山が見えた。
懐かしいな。ここに何回通ったことか。
富士山もこの空気も何も変わらない。
実家に行くには少し早い。
箱根に回って箱根神社にご参拝。
とても綺麗になってすっきりした感じ。
コロナで立ち入り禁止だった湖畔の鳥居も今日は大丈夫。
どこまで続くのかと思う長い列もなかった。
箱根神社にも九頭龍神社にも長い事お世話になっている。
お墓参りを済ませて実家による。
連絡をしていなかったので驚く母とじゃれつく犬。
仏壇にお線香をあげて「また来るね」の一言。
お茶でも飲んで行きたかったけど、後で後悔するのは嫌だ。
お互い顔を見ただけで安心する。
帰りに甲斐善光寺にご参拝。
同居人さんにどうしても見せたいものがあった。
昨年の1月にここに来た時に見つけた「飯綱権現」像。
武田信玄も信仰していたのであっても不思議ではない。
この像が私がいつも見ているお姿と同じなのだ。
「よく見つけたね」と同居人さん。
縁があると呼ばれるのだ。
本堂の鳴き龍も素晴らしい。
いい声で鳴いてくれるので思わず何度も手を打ってしまった。
無事に長野に帰宅。
コロナ禍になり「日常が日常ではなくなった」と報道される。
確かに世の中は変わったが、自分自身にはピンとこなかった。
でも、この帰省でよくわかった。
私はコロナ禍だからではなく、長野に引っ越したことが「日常が日常でなくなった」のである。
日常って以外と簡単になくなってしまうものなのかもしれない。
ただ、それを悲しく思うのではなく、新たな日常を楽しく作ればいい。
今は今を笑顔で過ごすことを考えよう。