句集 梅日和

私と同じ歳のＳ子さんが長年やっている俳句の句集を始めて自費出版したからと送ってくださった。


彼女は私と同い年の従姉妹です。戦争中は私の実家に疎開などをしていたりしていたのでとても身近な感じがします。

お互い結婚したりして疎遠にはなっていましたが会えばすぐに子供の頃に戻ってしまいます。

彼女のお父さんも俳句をしていて元気な頃は俳句には興味がなかったけれど亡くなってから俳句を初めて、元気な頃に色々と教えてもらいたかったと言っていた。

お礼の電話をしたところ何年か前に大病をしたので元気なうちに，自分の句集を出したかったからといっていました。

彼女は娘さん２人なのです。その中の句にこんなのが有りました。

　　娘は今も　　母に厳しき　　夏大根

娘さんはお母さんに厳しい辛口の忠告をしてくれるのでしょう

男の子しかいない私にはとても羨ましい事です。男の子は何も言ってはくれませんから。

又大病をしたＳ子さんの実感なのでしょう

　　病みてしる　　夫の情けや　　草の花
彼女の幸せが目に見えるようです。