今日は日曜日。
いつものようにジェンギンスは11時前頃起床。
トイレに洗面、朝食。
スーザンは今日が無料銭湯の日だというので
午後1時に出かけた。
その間、わたしがジェンのお守りであるが
あまりに、髪の毛が伸びすぎていて
不潔感があるので床屋へ連れて行こうと決心した。
まずは、パジャマを着替えてもらうのだけれど、
ちっとも、動いてくれない。
トレーナーを首にかぶせても
うっとおしいトレーナーのかたまりをかぶったままだ。 手を通してくれない。
床屋さんに行こうといっても、うなずくだけ。
パジャマのズボンを取り替えるどころの話じゃない。
いっこうに動かない。
だめです、
わたしはジェンギンスを支配できません。
いまさらながら、母の偉大さを実感しました。
よく、毎朝、支度をさせてバスに乗せて
デイサービスへ連れていけるもんだと
尊敬しました。
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スーザンが風呂から帰って、昼のうどんを食べ、
床屋へ行かせるための支度を再びさせようとしましたが、無気力でダメです。
しかし、スーザンは支度をさせるとき、
まず世間話からスタートしていました。
これが、コツかぁと思いました。
ジェンギンスは動かないし、わたしはメリーの散歩に行くために完全防寒して『行って来ます』の挨拶をするためにジェンのところへ行ったら、
立ち上がって出かける気配です・・
二人がかりでトレーナーを着せて、靴下はかせて、パジャマズボンの上にズボンをはかせて、コートを着せて、靴を履かせて・・
腕をつかんで、私が床屋へ連れて行きました。
床屋さんはもう何年も通っているなじみの床屋さんで、呆けの経過を見届けていてくれます。
前回から、私が全時間付き添っています。
前々回までは、父を床屋さんに置いてきて
女将さんが家まで父を連れてきてくれました。
この1年で父はそこまで呆けたんだと実感です。
1年前は走れたんです。
今は歩くのも大変そう。
なんで歩くのが大変かと言うと・・
寝たきり老人ているけれど、
ジェンギンスは、座ったきり老人なんです。
きょうも、床屋以外は一回も立つことが無く
寝るまで座ったきりです。
夕飯も食べないし、
全て拒否。
トイレまで行かなくなっちゃった。
食事拒否なのでオニギリ作って手に持たせて食べさせた。
ジェンギンスは呆けているけれど
ぼけ==っとしていることは無い。
神経質だ。
字を読むし、音に敏感すぎるし、冗談をいうし、
洒落をその場で考えて言うのだ。
歌も上手に歌う。
歌詞を読みながら知らない歌でも音楽に合わせて歌を歌える。
せんじつは、
アーメン、ソーメン、キチガイソーメン』 と
笑えない事をいっていた。
今日の結論。
私一人じゃ、ジェンギンスの面倒を見れません。
母一人じゃ、ジェンギンスの面倒を見れません。
床屋さんに行って来たので
綺麗なおじいさんになった。
