minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

minga tour 05 10日目「岩井窯の巻 其の弐」

2005年08月01日 | 
 さあ、いよいよ岩井窯でのコンサートが始まった。昼間の緑とはうってかわって、黒い森が静かに音を吸い込む神秘的な風景。雨乞いの歌からスタートしたのに、雨がきっぱりと止んでいる。この歌はセネガル地方だけに通じる雨乞いの歌なのだろう。ほとんど生音だけど気持ちの良い響きに観客も私達ミュージシャンも酔い痴れた。本来、セネガルの太鼓はこういう場所で生きるものなんだな。でも、どんなに小さな場所でも音量をみごとに調節しながら叩いてくれるワガンの力量につくづく感心。徹ちゃんのトロンボーンも生音が気持ち良かった。アブドゥもいつもより数段のびのびと歌っている。昨日ののセネガルティーがきいたかな?

 前日の高校でのコンサートのあと、校長のお宅でご馳走になり、ホテルにもどるとアブドゥの部屋に集合。何故か彼の部屋だけVIP roomでツインベッド、シャワールーム、和室という豪華版。遅れてきたくせに~、悔しい!と言うと「ボクハイイヒト、ダカラ、VIPルームネ。コイズミトオナジ。」くっそ~。みんなで部屋におしかけ、セネガルティーをご馳走になる。1時間も飲むまでにかかったのだが、(徹ちゃんはその間寝てたけど・・・)真っ黒なお茶で、カプチーノのようにお砂糖を何杯もいれ甘くする。ものすご~く濃厚な味だった。アブドゥ・バイファルの元気の元のようだ。ご馳走さまでした。

minga tour 05 10日目「岩井窯の巻 其の壱」

2005年08月01日 | 
7/2(土)鳥取県岩美郡 岩井窯野外コンサート 曇ときどき雨

ツアーもいよいよ佳境に入った。鳥取の誇る陶芸家、山本教行氏のお庭である。そもそも、ここを一目見た途端、ワガンやアブドゥを連れてきて演奏したい、と去年思ったのが実現できたのだ。それにしても、梅雨の最中に野外コンサートをやろうなどと、世の中甘くみている、と言われたらそれまでだけど。
朝、ホテルに岩井窯より電話が入る。「こちらは雨なので、やはり残念ですが、資料館の中でやることになりました。」「そうですか。残念。」でもホテルから外を見ても雨は降ってない。市内から車で30分の岩美市は山の中だから天気も違うんだな。あきらめて、会場へ入るとピーカンではないか。「やはり野外でやりましょう!」とまたまた変更に。万が一の事を考え、ステージだけ資料館の軒先きを借りてセッティングする事になった。それにしてもなんと景色のよいところだろう。ワガンもアブドゥもおおはしゃぎ。庭の真中の石のオブジェに乗っかって記念撮影。

 コンサートが始まる30分前に雨がぽつり、ぽつり、降り出した。野外に座っているお客さんの中には傘をさしている人もちらほら・・・。山本さんにどうしましょう?と心配して尋ねると、「大丈夫、大丈夫。」雲をみながら自信たっぷりに答えてくれるので、安心して演奏を開始。
不思議な事に雨が止んでいる。(つづく)

minga tour 2005 9日目「鳥取県立青谷高校」

2005年08月01日 | 
7/1(金)鳥取県立青谷高校 音楽観賞会  ドシャブリ

1日移動日だったので、休息もばっちり。宿が温泉付きというのも素晴らしい。問題はアブドゥ・バイファルが朝6時半の飛行機で無事にホテルにこられるかどうか。と思いきや、携帯電話が鳴る。ちょうど朝6時半。「ハ~イ、サチサン、アブドゥデス。飛行機ノリオクレチャッタヨ。」って目覚ましがわりにしちゃ、冗談きつすぎ。がばっと起きて「次の便で頑張って来てよ~(涙)。」と冷静を装い、そのまま高校へ連絡を入れる。「12時半につく便がありますからお迎えに行きます。」とのお優しい言葉。N校長、すみません。
 仕方ない、いざとなったら4人で始めよう、という覚悟で学校へ向かう。今日はめずらしく朝からドシャブリだけど、学校の体育館ときたら冷房がないのだから、この雨ってもしかして恵みの雨だったかも。体育館に入ると、生徒たちがせっせと会場作りで働いていた。感謝。

 出番寸前にアブドゥ・バイファル到着。打ち合わせもそこそこに体育館に集まった生徒たちに「こんにちは~!」「わ~、何才?奥さんは?子供はいるの?」と質問攻めにあうワガンも子供たちが大好きだから素直で純粋な生徒たちに囲まれて本当に楽しそう。「ワタシのコドモ、25人イルヨ」とか冗談ばかり言って生徒たちをからかっている。
 本番ではおとなしい生徒たちをむりやり立たせて「はい、ジャンプ!みんな踊って~!」って遅れて来たたくせに人一倍元気なアブドゥが叫ぶ。みんな楽しんでくれたかなあ?「うざい」、とかって思わないでくれるといいんだけどね。

 演奏会が終わってから、今度はブラバン出身の中島徹と私が中心になってブラバンの指導にあたることに。なんと彼らの演奏曲は「Swing,Swing,Swing」。うう~ん、やるな。真剣さが伝わって来る。どうやったらかっこよくSwingが演奏できるのでしょう、などと聞かれるもんでこちらも必死に教えてしまって、気が付いたら2時間も指導していました!頑張れ、Swing girls and boys!

minga tour2005 7日目「広島の巻」

2005年08月01日 | 
6/29(水)広島市SOHO 雨のち曇り

広島のお好み焼きが食べた~い!と気持ちを抑えつつ、市内へ入る。
気の性だとは思うけど、繁華街のお兄さんたちはなんとなく「○○組の方?」って感じで迫力のある方が多い。目をあわせると危険な香り。

初めてのお店(とにかく、自分のバンドで広島で演奏するのは初めてなのだ。)だったが、店長がとても好意的に私達を出迎えてくれた。「あ、本物だ~!みんなとても楽しみにしていたんですよ。」って(笑)。とにかくありがたい。客入りも期待大。

演奏終了後、何故か若い女の子たちが私のCDやDVDを買ってくれてサイン会、というか質問攻め。
よくよく聞いてみれば、なんとあにやん(清水末寿ts)の弟子たち、可愛い若い女の子たちがみんなサックス吹きだった!しかもあにやんが昔から「女のサックスならさっちゃんを聴きなさいね。」と宣ってくれていたもんだから、前宣伝もばっちりだった訳。ライブのあとはあにやんバンドが演奏。あにやんのTsも益々凄みと渋さを兼ね備えて、私が言うのもおこがましいが、本当に素晴らしいサックス奏者。東京にいたらぜひメンバーにお迎えしたいくらいだ。一緒に藤川オーケストラで北海道ツアーに行ったのが懐かしい・・・。

でも、何故あにやんが突然広島に移り住んでしまったのか、とか某広島出身サックス奏者が高校の音楽鑑賞で呼ばれて吹いたときの感想文に、「うざい」とか「貴重な私の時間を返せ!」とか書いてあってものすごく落ち込んだ話とか、ものすご~く深くて楽しい話であっと言う間に朝がきていた。ま、いいか。また古い友人Yさんの案内でお好み焼きを食べて鳥取へと向かう。また来年一緒に演奏したいな。あにやん、そしてSOHOの皆様、ありがとう。


minga tour 2005 6日目「京都・磔磔の巻」

2005年08月01日 | 
6/28(火)京都・磔磔 曇り一時ドシャブリ

1日オフだったので、すっかり嵐山で祖父のお墓参りや寺町通りでショッピングなぞして、大好きなイノダでcoffeeとフレンチトーストを食べました!

そして・・やってきました、京都の老舗、磔磔。いつかこのお店でやるときが来る、と思ってたけど結構かかりましたね。もっと早く出会っていればよかったなあ。マスターの水島さんとは初対面なのになぜか懐かしい・・・あ、おじいちゃんに顔が似てるんだわ。

私の祖父は昔、祇園のお茶屋をやってて、私の母はそこで芸者になりたくないので19才で東京に逃げだし新劇の女優になった。(このあたりの事は池田満寿夫の直木賞をとった「エーゲ海に捧ぐ」
の中の短編に出ているのだがあまり声を大にしては言えない恥ずかしい話が・・・。)とにかく、母がどさ回りのたびに小学一年の私は東京から新幹線に乗って祇園の家に長期滞在していたのだった。淋しかった事もあったが、お正月なんかは舞妓さんや芸者さんにお年玉とかくす玉をもらえて...楽しかったなあ。話がそれてしまったけど、祖父は私に落語、音楽、絵画などを教えてくれた大事な大事な人でした。その祖父を若くした感じなの。お酒が好きなところもそっくり・・・

祇園の祖父の家から近い、京都の住宅街の一角に、素敵な想像通り、いやそれ以上の風情のあるライブハウスだった。音もとてもよくてやりやすいし。
一見には厳しい京都のお客様たちですが、水島さんはとっても優しく歓迎してくれました。
また来年もやらせて下さいね。

minga tour 2005 4日目「牧野公民館の巻」

2005年08月01日 | 
6/26(日)昼 大阪府枚方市牧野公民館 晴天

元、アブドゥと別れ、4人になったmingaで大阪に向かう。
久しぶりの牧野公民館だ。14年振りくらいかな?
昔来て下さったお客さまも何人かいてびっくり。
よく覚えていてくれたなあ。こういう方がいらっしゃると
長い事やっててよかった、とつくづく思う。

昼間の仕事だったので、終了後に中島氏を自宅に送り届け、ワガンと3人で京都入り。
しかし雨はなかなか降らない。

minga tour 3日目「名古屋vol.2の巻」

2005年08月01日 | 
6/25(土)名古屋 Jazz In Lovely 晴れ

しかし、梅雨のツアーだというのに全く雨が降りません。
やはり、「晴れ坂」、というのは本当だな。
今日は思う存分リハーサルができ、アブドゥ・バイファルdance,vo,djembeが作った曲を
2曲も増やす事ができ、大収穫!
大儀見元perの加わった、3パーカッションのサウンドは強力なものだ。
またひとつmingaが生まれ変わった気がする。

ちなみに、新曲のひとつはなんと「雨乞いの歌」。
この歌を歌っても雨は全く降りませんでしたけど。
それにしてもアブドゥ・バイファル恐るべし。
「ロナウジーニョに似てるね。」と私。「俺の方がもっとイイ男ネ。」
はい、ごもっとも!頑張れ、イケメンパーカッション軍団!



minga tour 2日目「名古屋の巻」

2005年08月01日 | 
6/24(金)名古屋 Jazz in Lovely  曇り

毎年恒例になった、LovelyはJazz Musician がこよなく愛している店。
カワイさん(オーナー)も素敵な紳士だが、従業員たちも素晴らしい!
隣の串カツも最高。いつもここで串カツを頂くが、エネルギーまでいただいてしまう。
本当に大好きな店だ。
さあ、今回は(毎年違うメンバーを引き連れてきております。)
minga/私、永田、ワガン、アブドゥに兵庫から中島徹p,tb、そして
東京から大儀見元perが合流するという、なんと豪華な顔ぶれ!!
我ながら興奮。内田先生や懐かしいお客さまの顔が沢山。
名古屋の人って本当に熱い。(最初は結構びびってましたが。)

愛知万博のお陰?初日から満員御礼。

minga tour 2005 レポート「沼津の巻」

2005年08月01日 | 
ツアー第一日目
6/23(木)沼津the wave ~african minga wark shop~

minga 梅雨ツアーの幕開けは晴天!
友人のN氏主催による、初沼津liveは沼津のCLUBで行われました。

ワガン、アブドゥに私、利樹の4人。
でもアブドゥの仲間達が沢山来てくれたので
最後は本当にアフリカンセッションになって盛り上がりました。

沼津の漁港市場でたらふくおいしいお魚をご馳走になりました。

沼津のみなさん、ありがとう!