石森管楽器店で「ブランフォード・マルサリスのクリニック」が急遽行われる事になり、お誘いを受けて出かけました。でも朝から喉がとても痛く、だる~い。風邪の一種かなあ?
会場に30分前に着くと、サックスを抱えた若本達がぞろぞろと・・・。クリニックなんて久々だ。自分が何度かやった事はあっても、人のは大学時代のリーブマンクリニックの時以来だわ。どんな事をやるのか、興味深々。しかも生音を聴けるんだから。
遼介にも「今日、凄いサックス奏者が来るから、クリニックに行ってみない?」と誘ったのだが(本人も少しだけ興味はあったようだが)イーグルの練習があるかも知れないので、と断られてしまった。「それって、何するんだよ?サックスの掃除の仕方とか教えてくれんの?」「はあ~?」
そう言えば思い出した。大学時代のリーブマンのクリニックを受講しに六本木ピットインへ出かける直前に母が「リーブマンのクリニックに行ってくるね。」という私に向かって「どこの洗濯屋?」ああ、世代を越えて血は争えない。クリニックとクリーニングをすっかり間違えるおばあちゃんと息子。
くだらない横道にそれちゃったけど、とにかく結論から言うと最初から最後まで未来のサックス奏者達のマニアックな質問を受けてそれに答える質疑応答の形。手に手にサックスを持ってきている若者達、サックス吹かせてもらえるチャンスはなかった。最後にソプラノとテナーでバラッドとブルースを演奏してくれたのが唯一の救い。クリニックってこんなもんだったかなあ?5000円はちょいと高いと思いますが、満足そうにサックス抱えて雨の中を帰っていく若者もいたのでこれはこれでいいのかもね。
ブランフォード45歳。ダブルリップ奏法に高校生の時に変えたそうだ。内容をかいつまんでご紹介します。
Q「高音が細く、コントロールがうまくできません、どうすればいいでしょう?」
A「一週間に一度2時間練習するよりは、1日30分でも毎日練習しなさい,そうすれば6週間後には良い音がでるようになっている、って私が保証するよ。」
Q「作曲するときって、コードから作っているのでしょうか?」
A「最近の若い世代のサックス奏者の曲はエチュードのような機械的なものが多過ぎる。自分が作曲するときはメロディを一番大切にしているんだ。」
Q「サックスの音色をよくする為には?」
A「良い音のCDを沢山聴く事だね。ベン・ウェブスター、ロリンズ、C.ホーキンスとかね。」
「コルトレーンは?」「彼の音は細いので音楽は素晴らしいけど、私は好きではない。」
Q「ビッグバンドでリーダーやってますが、曲をやるときに何を大切に指導すればよいでしょうか?」
A「私は○○大学でやはり教えているけど、最近の若者は音楽を聴かないね。譜面をただ吹く事はできても、その時代背景だとか、その人達の演奏などを沢山聴いて理解しなくては、その音楽を忠実に演奏できないよ。沢山音楽を聴かせなさい。」
Q「作曲されるときに、スランプとかはないのですか?そんな時はどうしてますか?」
A「毎日スランプさ(苦笑)。どうすればそれが抜けられるか、なんて誰にもわからない。でも自分は民族音楽を沢山聴くようにしているんだ。ある日突然、ふっと体から尺八の音が浮かんで来てそれをもとに一曲書いてしまう、って事もある。がむしゃらにエチュードをやったっていいし、人それぞれ工夫していけば良い事だ。」
歳と共に体調管理もおろそかにしないよう、ジムでのトレーニングもやっているそうです。特にテナー(12kg)を肩から下げる訳だから、肩を鍛えるためにいろいろやっているようでした。サックス奏者のみなさん、参考になりましたか?
会場に30分前に着くと、サックスを抱えた若本達がぞろぞろと・・・。クリニックなんて久々だ。自分が何度かやった事はあっても、人のは大学時代のリーブマンクリニックの時以来だわ。どんな事をやるのか、興味深々。しかも生音を聴けるんだから。
遼介にも「今日、凄いサックス奏者が来るから、クリニックに行ってみない?」と誘ったのだが(本人も少しだけ興味はあったようだが)イーグルの練習があるかも知れないので、と断られてしまった。「それって、何するんだよ?サックスの掃除の仕方とか教えてくれんの?」「はあ~?」
そう言えば思い出した。大学時代のリーブマンのクリニックを受講しに六本木ピットインへ出かける直前に母が「リーブマンのクリニックに行ってくるね。」という私に向かって「どこの洗濯屋?」ああ、世代を越えて血は争えない。クリニックとクリーニングをすっかり間違えるおばあちゃんと息子。
くだらない横道にそれちゃったけど、とにかく結論から言うと最初から最後まで未来のサックス奏者達のマニアックな質問を受けてそれに答える質疑応答の形。手に手にサックスを持ってきている若者達、サックス吹かせてもらえるチャンスはなかった。最後にソプラノとテナーでバラッドとブルースを演奏してくれたのが唯一の救い。クリニックってこんなもんだったかなあ?5000円はちょいと高いと思いますが、満足そうにサックス抱えて雨の中を帰っていく若者もいたのでこれはこれでいいのかもね。
ブランフォード45歳。ダブルリップ奏法に高校生の時に変えたそうだ。内容をかいつまんでご紹介します。
Q「高音が細く、コントロールがうまくできません、どうすればいいでしょう?」
A「一週間に一度2時間練習するよりは、1日30分でも毎日練習しなさい,そうすれば6週間後には良い音がでるようになっている、って私が保証するよ。」
Q「作曲するときって、コードから作っているのでしょうか?」
A「最近の若い世代のサックス奏者の曲はエチュードのような機械的なものが多過ぎる。自分が作曲するときはメロディを一番大切にしているんだ。」
Q「サックスの音色をよくする為には?」
A「良い音のCDを沢山聴く事だね。ベン・ウェブスター、ロリンズ、C.ホーキンスとかね。」
「コルトレーンは?」「彼の音は細いので音楽は素晴らしいけど、私は好きではない。」
Q「ビッグバンドでリーダーやってますが、曲をやるときに何を大切に指導すればよいでしょうか?」
A「私は○○大学でやはり教えているけど、最近の若者は音楽を聴かないね。譜面をただ吹く事はできても、その時代背景だとか、その人達の演奏などを沢山聴いて理解しなくては、その音楽を忠実に演奏できないよ。沢山音楽を聴かせなさい。」
Q「作曲されるときに、スランプとかはないのですか?そんな時はどうしてますか?」
A「毎日スランプさ(苦笑)。どうすればそれが抜けられるか、なんて誰にもわからない。でも自分は民族音楽を沢山聴くようにしているんだ。ある日突然、ふっと体から尺八の音が浮かんで来てそれをもとに一曲書いてしまう、って事もある。がむしゃらにエチュードをやったっていいし、人それぞれ工夫していけば良い事だ。」
歳と共に体調管理もおろそかにしないよう、ジムでのトレーニングもやっているそうです。特にテナー(12kg)を肩から下げる訳だから、肩を鍛えるためにいろいろやっているようでした。サックス奏者のみなさん、参考になりましたか?