minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

柑橘系って・・

2006年08月19日 | 家族の日常
 謙虚さ、って大事だとつくづく思う。カルメンマキさんと2夜連続横浜ライブをやってみて本当に歌い手の凄さを痛感。そして常に音楽に対して謙虚なのだ。良い音楽家たちは誰もがそうだと思うが、マキさんも幾つになっても自分の可能性をとことんまで追求するタイプの人間だ。とても真面目に、破壊、構築を試みる。生き方がジャズそのもの。今日も素晴らしいライブになりました。お越し下さった方々からもエネルギーを沢山もらえました!感謝。

 今日はライブの前に楽器を修理してもらいに石森管楽器へ行った。旅の最後でまたまた車からバッタ~ンとケースごとサックスを倒すというアクシデントに見舞われていたのだ。とりあえず、勢いだけなら多少壊れていても音は出るけど、今日のドルフィーは生音でやりたいので、微妙な音のニュアンスまでコントロールしたい。時間をなんとか作ってようやく修理に行けたのだ。

「母ちゃん、俺もついて行きたい。」と遼介がめずらしく私と楽器屋へ。小さな頃は無理矢理つきあわせていたけど、自分から行きたいなんて・・・!修理のT氏や楽器屋さんの人たちに「息子を宜しくお願いします。」と親ばか丸出しのご挨拶。行き帰りの車中でもパスコアールを聴いたり、サックスのメンテナンスの大切さについて語ってしまった。

 しかし何て言ったって、お年頃の息子。サックスや音楽よりも一番の興味はきっと他にあるに違いない。ギャツビーのデオドラント、クリアーオーシャンとなんたらミントを使い分ける毎日だ。いつになったら、その長い前髪切るのよ?と言い続けている夏休み。出がけに私も息子の真似してオーデコロンをつけてみた。「母ちゃんのオーデコロンは柑橘系よ。」「ふ~ん、だったら汗の匂いでも同じなんじゃない?」