昨日は熱き闘い(?)からへとへとで家に戻ると、録画しておいたBSの映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を観ることに。全く予備知識もなく、なんとなく面白そう、という事で利樹が録画していたのだが・・・。
若き日のチェ・ゲバラの旅日記をもとに製作されたものだった。ああ、医者のたまごだった、青年ゲバラが南米縦断する旅がきっかけで様々な事を考え、民衆の為に立ち上がっていくのか・・・なんて大好きなゲバラの事を想像しながら楽しめるロードムービーだった。そして、注文していたチャーリー・ヘイデンの名作「The Ballad of the Fallen」がようやく家に到着していたのも何か運命的な・・・。
このアルバム、ペーパームーンで借りて、よく聞いたなあ。チャーリーはこのアルバムでも反戦を訴えた。もともと「リベレーションオーケストラ」を発表したのがもう少し前なのだが、音楽でメッセージを伝える、というのはこういう事なのか、と24歳の私には衝撃的な刺激的なアルバムだった。
私のデビューアルバム「Free Fight」を作ったのがその1年後の1988年。彼の曲を2曲も演奏している。かなり影響を受けたと思う。「La Pasionaria」と「Ellen David」という曲だが、特に「Ellen David」が入ったB面(そうです、これはレコード!)はペーパームーンのいっきさんのお気に入りなので、ペーパームーンでリクエストしたらきっとかけてくれますw。([Ellen David]の方は「Closeness」というアルバムです)。
自分は音楽を通して何がしたいのだろう・・・と問いかけながら演奏していく青春の日々。チャーリー・ヘイデンはミュージシャンとしてのあるべき姿を示してくれた、偉大なベーシスト。
そんな神様のような存在だったチャーリーが当時、読売ランドにやってきた。『ライブ・アンダーザスカイ』でオーネットバンドで来日、運のよい事に楽屋に通してもらった私とトイレへ行こうとしたチャーリーがばったり出会う。ドキドキしながらカタコトの英語で「自分のアルバムであなたの曲を使わせていただきました」と「Free Fight」を手渡すと「Ellen David」を指して「ああ、これは昔の奥さんの名前なんだ。今は別れて違う彼女なのでタイトルも変えたいと思っているんだよ。」
え~~う・そ~~!私の中で完璧に近い理想像がガラガラと音をたててくずれていった(何せ純情な乙女だったから?)。その数日後、横浜エアジンにチャーリーの友人でもある池田芳夫bさんのバンドを聴きに現れるぞ、という情報を聞きつけ、また会いに行くと(どこまでミーハーなんだ)・・・「今日は彼女(ブロンド女性)の横浜見学とショッピングにつきあわされて、腰が痛くて痛くて・・」と演奏を聞くのもそこそこにブロンド女性と下の焼肉屋に行ってしまった。女の尻に敷かれっぱなしのダメダメチャーリーさんって意外と恐妻家だったのね。
し、しかし世界のチャーリー・ヘイデンだ、文句は・・・・ありません。現実はどうであれ、ゲバラのように志は高くありた~~~い!と改めて思った夜だった。
上の話とは全く関係ないけど、明日は上尾です。楽しみだな~~~!
若き日のチェ・ゲバラの旅日記をもとに製作されたものだった。ああ、医者のたまごだった、青年ゲバラが南米縦断する旅がきっかけで様々な事を考え、民衆の為に立ち上がっていくのか・・・なんて大好きなゲバラの事を想像しながら楽しめるロードムービーだった。そして、注文していたチャーリー・ヘイデンの名作「The Ballad of the Fallen」がようやく家に到着していたのも何か運命的な・・・。
このアルバム、ペーパームーンで借りて、よく聞いたなあ。チャーリーはこのアルバムでも反戦を訴えた。もともと「リベレーションオーケストラ」を発表したのがもう少し前なのだが、音楽でメッセージを伝える、というのはこういう事なのか、と24歳の私には衝撃的な刺激的なアルバムだった。
私のデビューアルバム「Free Fight」を作ったのがその1年後の1988年。彼の曲を2曲も演奏している。かなり影響を受けたと思う。「La Pasionaria」と「Ellen David」という曲だが、特に「Ellen David」が入ったB面(そうです、これはレコード!)はペーパームーンのいっきさんのお気に入りなので、ペーパームーンでリクエストしたらきっとかけてくれますw。([Ellen David]の方は「Closeness」というアルバムです)。
自分は音楽を通して何がしたいのだろう・・・と問いかけながら演奏していく青春の日々。チャーリー・ヘイデンはミュージシャンとしてのあるべき姿を示してくれた、偉大なベーシスト。
そんな神様のような存在だったチャーリーが当時、読売ランドにやってきた。『ライブ・アンダーザスカイ』でオーネットバンドで来日、運のよい事に楽屋に通してもらった私とトイレへ行こうとしたチャーリーがばったり出会う。ドキドキしながらカタコトの英語で「自分のアルバムであなたの曲を使わせていただきました」と「Free Fight」を手渡すと「Ellen David」を指して「ああ、これは昔の奥さんの名前なんだ。今は別れて違う彼女なのでタイトルも変えたいと思っているんだよ。」
え~~う・そ~~!私の中で完璧に近い理想像がガラガラと音をたててくずれていった(何せ純情な乙女だったから?)。その数日後、横浜エアジンにチャーリーの友人でもある池田芳夫bさんのバンドを聴きに現れるぞ、という情報を聞きつけ、また会いに行くと(どこまでミーハーなんだ)・・・「今日は彼女(ブロンド女性)の横浜見学とショッピングにつきあわされて、腰が痛くて痛くて・・」と演奏を聞くのもそこそこにブロンド女性と下の焼肉屋に行ってしまった。女の尻に敷かれっぱなしのダメダメチャーリーさんって意外と恐妻家だったのね。
し、しかし世界のチャーリー・ヘイデンだ、文句は・・・・ありません。現実はどうであれ、ゲバラのように志は高くありた~~~い!と改めて思った夜だった。
上の話とは全く関係ないけど、明日は上尾です。楽しみだな~~~!