minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

頭がクラクラ・・・

2008年05月17日 | 家族の日常
中国政府のめちゃめちゃぶりがどんどん明らかになっている今日この頃、フリーチベットのTシャツが届く。女性もののMを頼んだら、予想以上に小さい。これじゃ子供用じゃん(涙)。という事で欲しい人がいたら差し上げま~~~す。Vネックで袖がフレンチ、色は黒。おばさんはちびTを着れません。とほほ。

「鬼が来る・撮影日記」をまだ読んでいる最中だけど、映画を撮っているのだか、拷問を受けているのか、読んでいるうちにわからなくなるほどもの凄い。考えられない事を平気でやってのける国、中国。

戦時中の日本兵士の役で香川氏が出演しているのだが、麻の頭陀袋に入れられ2時間ぎりぎりと縛り上げられたまま放置され(スタッフも監督もすっかりそんな事を忘れてしまうらしい)、監督は台本を書き換えに没頭、スタッフも雑談し、2時間くらい経ってようやく映画撮影の準備が始まるそうだ。その間、言葉も通じない香川氏は黙々と耐えている。足を踏んづけて行くスタッフもごめん、などとは一言も言わないらしい。踏むのは当然、という国。

病院に緊急で運ばれたときも看護婦に太い管を鼻に突っ込まれ、痛いと言おうがなんとしても突っ込むぞ、と何度もがつんがつんと鼻に通され、血が出てめりめりっと音がしてようやく通ったわ、と微笑むらしい。もちろん麻酔なし。そのまま管の入った体で「どのくらいこの状態でいなくてはいけないのか?」と通訳に聞いてもらうと「3、4日」と言われたそうな。ひえええ。

寄宿舎のような場所に撮影中はずっと住むのだが、そこにいる掃除婦たちは必ず部屋に置いてあるものを点検し、気に入ったものは平気で持っていく(要するに盗む)。唾や痰をどこでも平気で吐く習慣も凄い。デパート売り場に行っても、おしゃべりしながら売り子のお姉ちゃんがぺっぺっと床に唾を吐いていたのを見て、ぶったまげる。床は誰も掃除しない。当然、共同のお風呂場もスリッパなしでは歩けないほど汚いらしい。食べ物は真っ黒な爪をした垢まみれの手で料理人がちゃちゃちゃっと作るので、もうダメだな、と思いきや、意外と美味しかったそうだが(苦笑)野菜は殆どが農薬まみれ、砂まみれ、は当たり前の国。誰もそんなのお構いなし。ああああ、読んでいるだけで頭がクラクラしてきます。良く生きて帰ってこれたなあ、とつくづく関心させられる、ものすご~~~~い本。

カンパされたお金も99%が政府に流用されるめちゃくちゃさ。地震騒ぎも人命を軽視する国のずさんな対処も見ていてイライラさせられるが、果たしてオリンピックも大丈夫なのだろうか?