朝起きると息子が制服に着替えて、猫の頭を撫でながらじっと瞑想に耽っていた。
「何してんの?」
「こうやると、ストレスとかがほぐれるらしいんだ。」
何やら腹式呼吸の一つだったみたい。ふ~ん。やっぱり緊張しているんだな。朝ごはんもいつもの半分しか食べなかった。
「私も今でも時々緊張して指がこわばって動かない時があるのよ。」
「へ~、ソロ吹いていて指が動かなかったらどうするんだよ。」
「動くようになるまで、ロングトーンとかでごまかしながら・・・だんだんほぐれてくるのを待つw。」
「ふ~~~ん。緊張してお腹が痛くなったりしない?」
「緊張するって事は悪い事じゃないの。素敵な事なんだよ。だから、緊張する場面を楽しんじゃえばいいのよ。今日は最後なんだし、思い切り楽しんでサックスを吹いてらっしゃい。」
息子の最後の文化祭。今までの中学校生活のほとんどがこの吹奏楽部で過ごしてきたようなもの。そして今日が終われば明日からは完全に受験モードになる。
父兄席は一杯だったけど、要領よく一番真ん中に座れたのでビデオもしっかりセット。3年の演劇、コーラスも終わり、どんどん吹奏楽の出番が近くなる。練習は1度しか観ていない「ソーランファンク」のバリトンソロ、ちゃんと暗譜で吹けるのかなあ。などとあれこれ考えているうちに手が痺れてきた。
いよいよ吹奏楽部の出番。ミッキーマウスメドレーやコンクール曲のあと、いよいよソーランファンクだ。それまで中央の奥に隠れて全く見えなかった息子が立ち上がってステージのお立ち台に上がった。もちろん譜面台はない。長くて難しいソロだったが堂々とバリトンの太い音色をきちんと聞かせていた(完璧親ばかモード)。そしてアンコールはテキーラ。今回でこの演奏を聴くのは3回目になる。いつも緊張して高音が出せていなかったのに、今回は一つもミスなく、完璧なアルトサックスソロを聴かせてくれた。おおおお、よくやったぞ~~~~!3年間お疲れさま~!!!楽しませてくれてありがとう。
一番手に汗握って緊張していたのは・・・私だったのかも知れない。
「何してんの?」
「こうやると、ストレスとかがほぐれるらしいんだ。」
何やら腹式呼吸の一つだったみたい。ふ~ん。やっぱり緊張しているんだな。朝ごはんもいつもの半分しか食べなかった。
「私も今でも時々緊張して指がこわばって動かない時があるのよ。」
「へ~、ソロ吹いていて指が動かなかったらどうするんだよ。」
「動くようになるまで、ロングトーンとかでごまかしながら・・・だんだんほぐれてくるのを待つw。」
「ふ~~~ん。緊張してお腹が痛くなったりしない?」
「緊張するって事は悪い事じゃないの。素敵な事なんだよ。だから、緊張する場面を楽しんじゃえばいいのよ。今日は最後なんだし、思い切り楽しんでサックスを吹いてらっしゃい。」
息子の最後の文化祭。今までの中学校生活のほとんどがこの吹奏楽部で過ごしてきたようなもの。そして今日が終われば明日からは完全に受験モードになる。
父兄席は一杯だったけど、要領よく一番真ん中に座れたのでビデオもしっかりセット。3年の演劇、コーラスも終わり、どんどん吹奏楽の出番が近くなる。練習は1度しか観ていない「ソーランファンク」のバリトンソロ、ちゃんと暗譜で吹けるのかなあ。などとあれこれ考えているうちに手が痺れてきた。
いよいよ吹奏楽部の出番。ミッキーマウスメドレーやコンクール曲のあと、いよいよソーランファンクだ。それまで中央の奥に隠れて全く見えなかった息子が立ち上がってステージのお立ち台に上がった。もちろん譜面台はない。長くて難しいソロだったが堂々とバリトンの太い音色をきちんと聞かせていた(完璧親ばかモード)。そしてアンコールはテキーラ。今回でこの演奏を聴くのは3回目になる。いつも緊張して高音が出せていなかったのに、今回は一つもミスなく、完璧なアルトサックスソロを聴かせてくれた。おおおお、よくやったぞ~~~~!3年間お疲れさま~!!!楽しませてくれてありがとう。
一番手に汗握って緊張していたのは・・・私だったのかも知れない。