minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

名物マスターはレベル300?

2008年11月17日 | 
「さっちゃん、もう起きてたの?早起きだね~。」

万歳三唱で見送られ、早朝、モーニングを食べてホテルのチェックアウト(10時)に間に合うように荷造りをしていたら電話がかかってきた。

そ、その声は・・・。すっかり昨日仲良しになったMonksのマスターだな。しかもご機嫌なご様子。

「マスター、もしかして今まで飲んでた?」
「うん、そうですよ~。」

慌ててロビーへ駆けつけるとほろ酔い気分?のマスターがにこにこ笑顔で・・・(上記写真)。自販機でさらに缶チューハイ買っている。

「迎え酒ですか?」
「違うよ。ず~~~っと昨日から飲み続けているだけだから。」
「あ、そうですね・・・(汗)。」
「さっちゃんも飲む?買ってあげるよ。」
「じゃあ、「午後の紅茶」を。午前中だけど。」
「ぎゃははははは~(おやじギャグに敏感)。でもビールじゃないのオ?」
「飲みませんよ~。あ、ちょっと待って。荷造りしたらすぐまたロビーに降りてきますんで。」

慌てて部屋に引き返し、パッキングしてから再びロビーへ。前の晩、Sさんから「ここのマスターは酔っぱらうと凄いんだよ。今はレベル3くらいかな。朝までつき合うとレベル10になって大変なんだからw。」と教えられていたけど、そんな素敵なマスターに・・・

「マスター、今、レベル10?」
「いやいや、レベル300ですよ~。ぎゃははは。」

最初に会った時は優しそうなもの静かな人、って感じだったけどお酒が入るとやっぱりジャズ屋のマスターだ。この豹変ぶりは何なの?面白すぎます。しかも朝まで見送りに来てくれたマスターなんて(しかもベロベロ)初めてだあああ。

その後もフリージャズ界について熱く熱く語りだし・・・もう止まりません状態。三々五々チェックアウトを終え、ロビーに集合したメンバーたちも開いた口が塞がらず・・・。

「時間あるんだったら、朝飯にラーメンの美味しい所へ行かない?」

ラーメンかあ。おいしそうだけど、朝からってどうなのよ・・・(汗)。と考えていたら

「あ、まだ10時半。11時半じゃないと開いてないんだったあああ。」

名残惜しいですが、本当にお別れです。マスター、深酒で体壊さないでくださいね。また来ます!!!

しかし、仙台といい、郡山といい、フリーが好きなお店が意外と多いんだな。仙台の素敵なママと郡山の素敵なマスター。収穫大の紅葉の旅、終了~。ああ、淋しい。




ばんざ~~~い!@モンクス

2008年11月17日 | 
東北ツアー最後の夜。

雨はすっかりあがり、霧につつまれた郡山の夜はとてもエキゾチック。「ここはロンドンで~~す!」と酔っぱらってお茶目なマスターが叫ぶ。そして帰りにはお店の前で「ばんざ~い、ばんざ~い」と万歳三唱で見送ってくれ、無事mingaの旅も終了。

「どうして『モンクス』って言うんですか?」マスターに尋ねると
「モンクが2人だからですw。」
「????」

セロニアスともう一人はマスター。もともと僧侶になろうとしていたそうな。それで謎が解けた。

会場には若者が大勢詰め掛け、よくよく聞けば日大郡山のジャズ研のメンバーたち。彼らもここでしょっちゅう演奏させてもらっているらしい。アフターアワーズでノリノリのマスターにけしかけられてドラムをセットし直し彼らの演奏が始まった。

いやあ、素晴らしい演奏でびっくり!!私のジャズ研時代なんて、恥ずかしくって人に聴かせられたもんではなかったけど、彼らは人前できちんと自分たちの演奏ができている。恐るべし、日大郡山。今や人気のベーシスト、西嶋さんもここのジャズ研出身だった。

なんといっても嬉しかったのは、私の大学時代の先輩で一緒に演奏していたドラマーSさんが大勢の仲間を連れて会いに来てくれていた事だ。
「このお店は近所だし、僕も時々演奏させてもらっているんだよ。」
「じゃあ、Sさんも得意のスティーブ・ガットで叩いてくださ~~い。」とお願いすると・・・
新ちゃんがすっくと立ち上がり「じゃあ、Sさん、Duoでやりましょう!」



新澤君がリチャード・ティーばりに弾き出していきなり「Take the A train」が始まった。Sさん、昔のまんまだ~~~!スティーブガットになりきってるw。ああ、懐かしい。大学時代を思い出して思わず涙がでそうになった私(30年も前だけどw)。蘇る青春時代。

普通は自分たちのステージが終わって、他人の演奏を聴く事はとても苦痛な事が多いのだけど、今日だけは全く違った。ジャズ研の若者たちの熱い演奏とSさんの登場で本当に楽しい一時を過ごせました。どうもありがとう!!!!第2の西嶋さんを目指して、みんな頑張ってね~~~!郡山ばんざ~~~~い。東北ばんざ~い。素敵な出会いをありがとう。