minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

郡山の灯火

2009年03月20日 | ライブとミュージシャンたち
昨年の秋、初めて伺わせていただいた郡山のMONKS。あまりにお茶目で、ジャズを愛する素敵なマスターに出会った。

初めて会ったのに、昔からの知り合いのように仲よくなって万歳三唱で店を後にした。マスターは翌朝までべろべろに飲んで私達のホテルのロビーにやってきた。思わぬ見送りに驚きながらも、一緒に朝食をとりながら、酔っぱらいのマスターと別れを惜しむようにジャズの話を沢山したっけ。郡山の若者たちがこの店でジャズを好きになり、ライブに出会い、巣立って行く。

「そんな若者を応援したいんだよね。さっちゃんも協力してね。」福島訛がとても素敵だった。
「はい、また来ます!」と誓ったのに。

今朝、そのMONKSのマスター古川さんの訃報が届いた。交差点での事故のようだが、また酔っぱらっていたのだろうか。詳細はわからないけど、素敵な人に出会えたと思ったら、こんなに早く別れがくるなんて。早過ぎるよ、マスター。でも、古川さんの灯したジャズの灯を消す事のないように、郡山のジャズ研の学生達も、MONKSのファンの人たちもずっとずっとジャズを愛し続けてください。

心からご冥福をお祈り申し上げます。ありがとう!マスター!