minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

わかっちゃいるけど・・・

2009年03月21日 | ライブとミュージシャンたち
嬉しい日もあれば悲しい日もある。雨の日があっても、かならず晴れの日が来る。吉祥寺に向かう道端に真っ白なモクレンの花が沢山咲き乱れていた。沈丁花の次はモクレン。春の匂いにつつまれて朝の雨が嘘のようにすっかり良い天気になった。

毎日、小さな出来事の積み重ねに一喜一憂して人間は生きて行く。新澤くんの日記にもあったけど、本当にいつ死んでも悔いのないように生きなければ、と思う。出前コンサートでもやろうかしらん。

昨日の演奏では、朝からの訃報で動揺していたけれど天国まで届け!とばかりに演奏した。1曲目からちょっと飛ばし過ぎちゃったけど、仕方ない(苦笑)。「さっちゃんのフリーが聴きたいなあ。」古川さんの言葉が忘れられません。演奏中に不覚にも涙が止まらなくなったのは何十年振りだろう・・・。

でも、悲しい心を癒してくれたのは音楽だけではなかった。サムタイムにいつも来てくれる可愛い5歳の男の子(syu君)が1セット目が終わってからくれた絵。紙ナプキンに書いた3人の絵だった。子供の絵ってなんて素敵なんだろう。ベースの弦が沢山書いてあるな~、と思いながら2セット目に永田利樹の弾いているベースを見ると、確かに弦が揺れ合って沢山の弦に見えた。すごい観察力。将来が楽しみだ。とても暖かい気持ちになれた一日に心から感謝。