新宿大雪バレンタイン

新宿ウルガの階段をのぼると・・・外は大雪。なんじゃこりゃ～～～？？？ここは札幌か？チェーンも持って来なかったのに無事に帰れるのだろうか。大変なバレンタインだああああ。

花園神社のすぐ横に「凛凛」という居酒屋があった。そこのママ黎（れい）さんの６９歳のバースデイ。脳の難病に犯されてしまった黎さんをみんなで励まそうというパーティだった。面倒見のよい、きりっとした本当に素敵な女性で大勢の友人たちが駆けつけた。

大門史朗さんの舞踏、尺八奏者の「鶴の巣ごもり」、童謡歌手、日本舞踊、パントマイムetc....私たちもこの中に混じって演奏。ああ、ここに(故）マレンコフさん（流しのおじいさん）もいれば・・・.新宿居酒屋「凛凛」が蘇るような、人情味溢れるあったかいパーティだった。

ぽかぽかあったかくなった心でウルガを出た途端・・・大吹雪。週末はあれほど天気予報が騒いでいたのにそれほど雪も積もらず、なんで今日に限って。『帰りは運転してね。』と言われて利樹はすっかりビール飲んじゃってるし、私が頑張って運転するはめに（汗）。

今から考えれば、ラッキーだったとしか言いようがない。ちょうど同じ頃、ピットインが終わった藤井郷子さんのバンドではドラムの堀越君は車を駐車場に置いて電車で帰り、総武線が停まってしまったベースの是安さんは帰れずに藤井さん宅へお泊まり。246を使っていたバリトンの吉田君は11時にライブ先を出て、家についたのは朝６時だったそうな。


幹線道路（山手通り）の少し坂のある箇所が通行止めになって回り道したり、赤信号でブレーキがきかずに交差点の真ん中まで行ってしまった時はさすがにびびったけど、あとはスリル満点でちょっと面白い体験でした（今だから笑えるのだけど）。とにかくへとへとになったものの、私たちは無事に2時間ほどで帰宅。

家に帰るとテーブルの上にチョコレートの山が。最近のバレンタインは手作りが主流なのか？

翌朝息子に尋ねると
「この頃の女子高生は女子にあげる『友チョコ』がメインなんだよ。クラスの全員に配ってるからいちいち買ってられないんだろ。このチョコもみんな友チョコ。だからホワイトデーは俺もなんか作って返そうと思ってる。」


ふ～～～ん、今どきはそんな事になっていたのか。知らなかったよ・・・・と息子の貰ってきたチョコケーキを味見する母でありました