minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

大阪のおばちゃんは何故ヒョウ柄を着るのかについての考察

2011年07月11日 | ライブとミュージシャンたち
本日も猛暑なり。太陽がギンギンギラギラ照りつけてくればくるほど、こちらもギンギンの熱い熱い演奏になるぞ。太陽に負けてられるか。大阪に到着すると、テンロクはすっかり夏祭り。縁日の屋台が普通の道路に出ていた。楽しそう・・・。

ブックカフェ・ワイルドバンチは魅力的な人たちばかりが集まってくる場所。映画好きのおじさん、そしてフリージャズ好きのお坊さんたち・・・。回を重ねる度にどんどんやり易い環境にして下さって、お客様も確実に増えている。全てはここのマスター庄内さんがmingaを応援してくださっているお蔭です。本当に有り難い(涙)。

今回はカラーのチラシも作成して下さって、SF作家でアバンギャルドテナー奏者の田中啓文さんが素晴らしいCD評まで書いて下さって・・・ワイルドバンチの「愛」をひしひしと感じていました。そんな訳で、調子にのってアンコールを2曲もやってしまいました。



田中啓文さんとは面識がなく、ぜひ一度お会いしたいな、と思っていたのですが・・・遂に夢がかなったぞ~!!!

想像していたより遥かに優しくて面白くて素敵な人でした。明日がなけりゃ、朝まで話したかったな~。新作落語も書いてらして、そちらの話も聞したかった・・・。

「フリージャズがこんなに楽しくて面白いんだぞ~、という様な解り易い入門本を僕は書きたいんです。でも『フリージャズだけは手を出すな』と出版社の人に言われて・・。」

それでも彼の本(ってまだ2冊くらいしか読んでないので恐縮ですが)を読むと、フリージャズミュージシャンや、落語家が探偵だったり、フリージャズライブの情景が沢山出てきてすごく楽しい。ツアーからもどったら他のものも読んでみようっと。田中啓文で調べるとちゃんとWikipediaに出てますね。

田中さんの昔書いた本のタイトルに「さっちゃんのサックス」というものがあるそうで、それは単なる偶然だったそうですが、それを知ったあるミュージシャンが「さっちゃん、っていうサックス吹きが本当にいるよ。」と教えてもらったそうなw。それがもう●十年前。それからいろいろな場所で聴いて下さったり、CDもDisk Unionで買って下さっていたり・・・あ~、知らなかったな~。「Samga」という私たちのCDで素晴らしいライナーを書いて下さって、そのとき初めてお名前を知ったのですが。会話の随所にダジャレを交え、アホな事をシラっと言ってのける。こんな愉快な人だったなんて。さすが大阪です。

コスマス「今日のお客様は年齢層が少し高かったですね・・・」
サチ「あ、うちの母親関係のことかなw?」
マスター「いや、ほかにもこのへんにいましたよ。ここら辺は所謂『大阪のおばちゃん』が沢山いるところですから。TVで放送されるのも大抵このあたりですわ。」
サチ「あら、でもヒョウ柄の洋服来た人は見かけなかったけどなw。」
田中「そういえば、『なぜ大阪のおばちゃんがヒョウ柄の服を好んで着るのか』という文を書いた事があります。」
一同「ええええ???何故なんですかあ?」
田中「それは・・・『ヒョウガ期(氷河期)の時代にいたサーベルタイガーが先祖還りしているからなんです・・・』」


大阪はサーベルタイガーの街だったのか。だから虎キチも多いのね・・・とミョーに納得した大阪の夜でありました。大阪、オモロスギ。