minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

広島 Noche Ardiente!!

2011年07月15日 | ライブとミュージシャンたち
うだるなんてもんじゃない。激暑です。徳山へ向かうあたりから熱中症気味だった吉田君がかなりバテている。大丈夫か知らん。心配であります。

徳山から広島は1時間半もかからないので、お昼過ぎには初出演のお店「Satin Doll」に到着。あれ~?なんだかここ、知ってるぞ???20年前くらいに山田さんに連れて来てもらったお店だ。床は木でできていて、レコードが沢山。ちょっと横浜ドルフィーのようなあたたかい感じ。もうすでに予約席でぎゅうぎゅうに椅子が置かれている。これも全て大学時代のジャズ研の先輩、山田さんのお蔭だ。ありがたいな~。

さっさと楽器を搬入し(これが3階で階段という地獄w)、サウンドチェック(といっても殆ど生音)をすませ各自ホテルへ。

広島に来たら一回はお好み焼きを食べねば!と夕方から一人で「八昌」を探しあて(ホテルから近かった!)、このクソ暑さで殆どお客はいなかったけど暖簾をくぐる。汗だくになるので、短パンTシャツに首タオル、という完全防備のおばはん状態。いいんだも~~~ん。大好きなお好み焼きのためならw。



真夏だろうが真冬だろうが、お好み焼きを食べる私。昔、夏に下北沢の広島お好み焼きを食べにアメリカの知人を連れて行ったら「コンナニアツイノニ、コンナタベモノ、バカデスネ~」とあきれられた。それでも私は夏でも食べるぞ。

「八昌」はおそばを注文してから茹であげ、さらにそれを鉄板で炒め、最後に20分以上焼いてペっタンコになったキャベツと合体させる。これがパリパリした食感になって実に美味しい。最後に卵を2つ落としたら、ささっとこれを乗せた。あ、ヘラで崩さない?!しかも、すこし半生状態だ。



汗だくになりながら、完成したお好み焼きをヘラのみでいただく。出て来たお箸とお皿は殆ど使わず。これが正しい食べ方ですw。あ~、満足。

ホテルにもどってシャワーを浴び直して、いざ、Satin Dollへ。超満員のお客様が・・・。徳山にひきつづき、愛弟子Mちゃんも来たけれど、「立ち見ですよ。」と言われてしまったそうだ。ごめんね。「立ち見でもいいです」という方がさらにいらして・・・。わ~、今日はどうなるんだ???

最初から暖かい雰囲気で、初めて演奏するお店なのにリラックスムードで1曲目から楽しくできた。なんだろう、このやり易さは?初めてのお客様が殆どだったけれど、常連のジャズ通(ミンガ通?)が良い雰囲気を作って誘導する感じです。嬉しいなあ。

「廿日市のコンサートがとても素晴らしかったので来ました。」という方もチラホラ。超満員でクラクラするほどの暑さだったけど、最後までがんばれたのは全てこういう音楽を楽しんでくださる人たちのエネルギーに後押しされたものですね。感謝感謝感謝です(涙)。

しかし、演奏前から「手足がつった~」とつらそうな吉田君。たまたま広島の内科のお医者さまO先生がいらっしゃって「明日、うちの病院で点滴をしてあげましょう。」と親切に言って下さったので「よろしくお願いします。」と、打ち上げにも参加せずに一人ホテルへ戻って行った。元気になりますように。

それにしても、このO先生には以前、サックスがアンコールでバタンと倒れて音が出なくなった時も「腕の良いリペアマンがいますから、今から行きましょう。」とタクシーで連れて行っていただき、夜中にもかかわらず、みごとに修理していただいた事もあり、何度も助けていただいているのです。彼はご自分でもサックスを演奏する方で「私は病院に来たミュージシャンからお金を貰った事はありません。」

ひえ~~~。なんと仏様のような。これからは広島の「内田先生」と喚ぶ事にいたします。素晴らしい広島の人たちに乾杯!!!

「来年は素晴らしい夜景をバックに演奏できる場所があるので、そこでどうでしょう?」と打ち上げに行った美味しいイタリア料理を食べながら、O先生と山田さんがタッグを組んでくれそうな気配。これはまた面白い事になりそうな予感。

そして、いよいよ大阪野崎観音へ・・・。Ardienteの旅はまだまだ終わらない。