minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ニュージャージーから

2007年07月17日 | 家族の日常
 友人Mちゃんが毎年子供を連れて日本に帰ってくるのでペーパームーンに呼び出された。彼女はNYでボーカルの勉強に行ってアイルランド系サックス奏者と再婚、可愛い娘一人。現在も子育てをしながら歌っている強者だ。

 毎年この時期に娘を日本の小学校に入れるためにやってくる。たった1ヶ月でも日本の義務教育を受ける権利を大切にしているのだ。そして、今回は同じ境遇の美人ピアニストO(大西●子さんではありません)さんも息子を連れて一緒にペーパームーンにやってきた。やはり同じニュージャージーでピアニストの夫と共に暮らしている。そして、利樹の立教ジャズ研の後輩でもある。男の子も可愛くって生意気だった。

 利樹のレッスンに来ていたチェロ弾きのOちゃんを誘って行ったのだが、男の子は素早くOちゃんのチェロを見て「何年やっているの?」「3年半・・・」「ふ~ん。僕はバイオリンを4年やってるよ。」きゃあ、生意気でかわい~~。しかもこの男の子の夢は「大リーグのヤンキースで活躍する事」だそうです。これぞアメリカの少年だ。

  ペーパームーンと永田利樹との共通点で25年ぶりの再会(このところ、ジャズ研時代の再会が多いなあ)。OさんもMちゃんも外国でたくましく子育てし、教育熱心な母。二人ともふっくら美人系でどこか顔立ちも似ている気がする。

 自分でやりたい音楽を続け、日本に帰ったついでにライブをとって勢力的に動く、エネルギーに満ちあふれている女性達にただただ脱帽。海外生活の長い女性は逞しいし、堂々と自分の主張を通すのだなあ、と昨日に引き続きまたまた圧倒されっぱなしの夜でした。

負けるな、サラリーマン!

2007年07月16日 | 家族の日常
「昼食は 妻はセレブで 俺セルフ」 
「いい家内 10年経てば おっ家内」 
「我が家では 息子ポケモン 俺ノケモン」

 いいなあ~、サラリーマン川柳。こんなに世の中のサラリーマンは悲哀に満ちているのか。

 「どうだった?私の歌?」ライブの最後にお客様に直接マイクでインタビューしていた沖山秀子さんも凄かった。

 リハーサルにお手製のサンドイッチとワインを持ってきてくださり、Lady Janeの扉を開けて入ってくるなり「私の今日の服、どう?」と店員に聞く彼女のオーラはさすが大女優。自信がなくちゃ「どう?」とは聞けないっす。聞かれた方は「あ・・・す、すてきです。」と言うしかありませんw。そんな魅力的な沖山さんのまわりにはサラリーマンのおじさまたちが沢山いる。

 「まるでドラエモンのジャイアンに脅かされているようだ・・・」と小声で言った私の友人。びくびくしながらも沖山さんの25年前のCDを買ってサインもらい、キスまでされて嬉し泣きの表情で帰っていった。

 「紗知さんのCDも全部買ってあげなさいよ。」と沖山さんに脅され?私のCDをたくさん買ってくださったおじさまたちにも、心よりお礼申し上げま~~~す・・・・・・世の中のサラリーマンたち、負けるな。


台風なのに・・・

2007年07月15日 | 家族の日常
 minga@アルフィーは2月に倒れて川嶋哲郎君にトラを頼んで以来なので、私は半年振りくらいだ。ワガンとも久しぶり。なのに、よりによって台風とは・・・。でも、心配したにもかかわらず、常連のお客様たちが沢山来て下さいました。本当に嬉しい~(涙)。ワガンとコスマスの絶妙なリズムのうねりにニュージーランドから来た妊婦の女性も「赤ちゃんがお腹で動いてました!」と大喜び(もちろん英語)。「ちょっと体調が・・・」とライブ終了後早々と帰ってしまった新澤君が心配ですけど。あんまり大きい音量で疲れてしまったのかなあ。お大事に~。

 次のミンガ@ピットイン(ワガン&テテ)にも期待がかかります。よろしく!さて、台風本番、明日(今日)は下北沢Lady Janeで沖山秀子さんvoのライブです。一体どうなるのでしょう?台風の事です。誰だ~?出演者の方が台風より怖いなんて言ってるやつは?
 

  

蘇る青春~慶応ジャズ研時代~

2007年07月14日 | 家族の日常
 先日、広島の友人Yさんが東京に仕事でやって来た。当時の仲間が集まってジャムセッションをするというので、馬喰町まで出かけました(遠い・・・)。

 玉川大学のジャズ研は殆ど部員がいなかったので、当時習いだした土岐英史クラスで知り合った藤陵君に誘われて慶応大学のジャズ研に入った。

 早稲田のジャズ研に行ってたら、きっと今の私はいなかったと思う。慶応と早稲田のジャズ研のカラーは全く違っていた。慶応の人たちはみんな和気あいあいとやっていた。だってみんな将来は社長とか大手企業に就職、という人たちが多いんだもんw。今が楽しければいいじゃん、という雰囲気。卒業してプロになろう、という人は殆どいなかった。

 かたや早稲田はプロを目指す上手い人たちがぞろぞろいて、壁に向かってストイックに練習する感じだったので自分の性格には全く向かない。慶応のジャズ研で本当によかった、と思っている(苦笑)。

 藤陵バンドはその中でトップクラスの上手さ(今も熱帯ジャズ楽団などで活躍するテクニシャンのサックス奏者だから、当たり前なのだが)全く初心者の私は1月後にクビを言い渡されるはめに・・・最初の挫折を味わう。

 その時、拾ってくれたのが広島のYさんなのだ。「さっちゃん、もしよければ僕のバンドに入ってくれませんか?」ああ、嬉しい。Yさんの頭の上に後光がさしているようだった。やはりジャズ研に入ってもバンドがなくては何もできない。そしてメンバーを見れば藤陵バンドのリズム隊と全く同じ。要するにリーダーが変わっただけだった。
 
 Yさんはテナー吹き。私もどちらかというとアルトよりテナーが好きだったので、聴く音楽もデイブ・リーブマン、W・ショーター、スティーブ・グロスマンなどなど。彼らの曲を沢山コピーして2管で演奏したものだ。

 彼らの人柄と共通の音楽の影響でバンドの楽しさをたっぷり味わった事が現在に繋がっているのだと今でも感謝している。その後、私以外のみんなは卒業と同時にきちんと就職したり、社長の息子で会社の役員になったり・・・と音楽を趣味としてたまに演奏するだけになってしまい・・・・・・・・・長い時間を経て先日の久しぶりセッションとあいなった。

 「昔のレパートリーと全く変わっていませんねえ。」とかる~い司会の藤陵雅裕氏。でもバンドは久々だ~といいながらもそれぞれのテクニックは衰えていなかった。凄いな。みんな活き活きと演奏している。お客さんたちより本人たちの方が楽しんでいたけど。そう、まずは自分が楽しむ、これ音楽の基本です。

 それにしても大学時代に一気にもどったように、自分の出番がくるまでドッキドキ。昨日の沖山秀子voさんとのセッションよりもドキドキしたのは何でかなあ(違うドキドキ感があったけどw)・・・三つ子の魂(って19歳の魂)はいつまでたっても変わらない。彼らと会うときはいつも19歳のままなのだ(気持ちだけ)。

 帰りは一滴も飲まなかった藤陵君がわざわざ遠回りして、全員を車で送ってくださいました。感謝感謝。Yさん、また遊ぼうね~。
 

ヤナギサワ万歳!

2007年07月12日 | 家族の日常
 「西池袋中から来ました。9月13,14,15日の3日間ですが、どうぞ宜しくお願いします。お店の掃除でもなんでも言いつけてください。なんでもやりますので。」ひえ~、息子がしっかり挨拶している。横で見ていて驚いた。私のほうがしどろもどろじゃん。

 豊島区の中学校では、2年生になると「職場体験」なるものが義務づけられていて、自分で交渉して3日間だけ、会社とかお店で働かせてもらう事になっている。もちろん無料奉仕。

 都会に住んでいるからこその授業だと思うが、はた迷惑って感じも否めない。たった3日間中学生にこられてもなあ・・・というお店(会社)が殆ど。西武デパートや東武デパートなど、大手の企業では丁重に断られるようだ。

 息子も「人が少なくて近くて楽なところがいいんだけど・・・」そんな都合のいい店があるか!!と思っていたら、ありましたありましたw。「母ちゃんが時々リード買いに行っている、あの楽器屋さんはどうだろう?」
 ああ、あそこなら、そんなにしょっちゅうお客さんがいる訳でもなく(おっと失礼)、バリトンをやっている息子の話もしておいたから大丈夫かも!?と思いさっそく交渉に行きました。

 「うちのような小さな店に来てもなんにも良い事ありませんけどねえ。東口のY○MAHAとかの方がいいんじゃないですか?」と言いながらも引き受けてくださるそうで、めでたしめでたし。火、水、木の3日間なのだけど、水曜は楽器屋さんの定休日。しかし、水曜はわざわざ親会社のヤナギサワの工場見学に連れて行って下さる手配まで・・・・。至れり尽くせりで感謝感激。ああ、私の楽器はセルマーなのに・・・。

 「ヤナギサワの社長にお伺いたてに行ったところ、紗知さんのCDを買って下さいましたよ。」
 「ひえ~~、そ、そんな!ぜひ差し上げてください。息子がお世話になるんですから、どうぞどうぞ。」

 今度生まれ変わったらヤナギサワのサックス使わせていただきます(って生まれ変わったらかい?)。それにしても工場見学、いいなあ~着いて行きたい。親同伴の職場体験、だめか、やっぱ・・・。

続・じじばばの社交場

2007年07月11日 | 家族の日常
 老人達の社交場での会話。待ち時間用に本を持って行っても、ついつい話題に耳が・・・ああ、面白すぎて本がぜんぜん読めません(涙)。

「あれ?先生は?」
「ぎっくり腰でお休みなんです。」マッサージの手を休めずに応える若手整体師。
「はあ?」おばあさん、耳が遠いみたい。
「だから、ぎっくり腰なんですよォ。」もう一人の整体師と同時に答えた。2,3回説明をしてやっと通じる。(しかしこの時点ですでに5回は新患者がくるたびに説明しているので、朝から考えると・・・この2人の整体師たちもさぞかし疲れていると思う。)

「ああ、そうかね。あれは痛いのよね。」隣のおばさんに同意を求める耳の遠いおばあさん。
「そうですね。ご自分でマッサージできないもの。可哀想ね。」

 耳が遠くてあまりよく聴こえていないおばあさんは
「あれは痛いのよ。うち猫飼っていてね、一緒にお風呂入るの。」突然、飼い猫の話題。

「へえ~、可愛いですね。」 
「そうなの、とっても可愛いの。手でお湯に入る前にかきまわすのよ。」え~~?本当か?見てみたい。風呂好きの猫なんていたんだ???もしかして、その猫、頭にタオルのっけてませんか?と口をはさみたいのをぐっと我慢し、本をじっと読むフリを続けている私。

「でもあたし不眠症なの。夜2時3時なんてざらですよ。やっと眠れたと思ったら猫に夜明け前に起こされるしいつも寝不足。」
「この歳になると、深い眠りなんてできませんね。」
「でもお風呂は気持ちいいわね。昨日もお風呂の中であんまり気持ちいいもんで、寝ちゃった。」
「あらあら。」
「お風呂で寝ちゃうと水を飲んじゃうんだけど、昨日もたっぷり飲んだわ~w。」(きったね~)
「・・・・(汗)。」

 そんだけ風呂で寝れれば不眠症って言わないんじゃないか・・・・と突っ込みたかったがじっと黙って聞いている私でありました。

じじばばの社交場

2007年07月11日 | 家族の日常
 ヤクルト、どうしちゃったのでしょう?笑いが止まらない古田監督と私(って知り合いでもなんでもありませんが)。このまま突っ走ってくれ~~~!

 さて、昨日はAグルポのリハーサル。横浜モーションブルーでライブをやるのでAもはりきっている。ペドロさんも参加するので、すっかりラテンの強力なリズム隊になりました。今月22日(日)、横浜方面の方はぜひお越し下さいね。(スターラップ事務局からスケジュールを受信されている方には「ペアチケットご招待プレゼント」もありますので、お楽しみに!)

 そして今日は久々のオフ。雨模様なので、野球に行くのは断念。こういう時は近所の整骨医院にマッサージしてもらいに行く(ババ臭いと言わないで~)。誰がなんといおうが週に一度は行きたい。この歳になるとあちこちがガチガチなので、若い先生に『ぼきぼきっ!痛てっ!』ってな感じでもみほぐして頂くと非常にその夜深い眠りにつけるのだ。保険がきくので、30分でたったの600円(じじばばは200円!)。ご老人たちの社交場となっている坂下通り商店街超人気スポットであります。

 「あれ、今日は混んでますね~」いつも混んでいるけど、ベッド3つ、3人の整体師がフル回転でどんどんこなしているので、遅くても30分待ちくらい。ところが今日は院長先生がいなかった。

 「院長先生、どうしたの?」「はい、ぎっくり腰で今日突然お休みになっています。」「え~~~?お大事に・・・。」
「まあ、大変!」「ぎっくり腰は痛いのよね~。」などとみんな同情の顔をしながらも、苦笑いは隠せない。医者の不養生ってやつですね。今日は私も腰を中心に丁寧にもみほぐして頂きましたw。

 
 

 

 
 

ありがたや~!

2007年07月08日 | ライブとミュージシャンたち
 七夕だった土曜のドルフィー、コスマス・カピッツァper全開。神村君もカナビスの輪初体験で奮闘してくれました。キラキラと可能性のあるピアニスト。神村君の曲もAグルポでやるのとコスマスがやるのでは全く違う曲に聴こえる。同じコンガなのに・・・・面白いなあ。コスマスは韓国にこのセットで行ってくれそうだ。よかったァ。

 そして日曜のお昼の定番、サムタイム。夜やるよりもお客様(特に若者!)が多いし、なんとなく気分もブラジル。小畑師匠を迎えてオリジナルとブラジル音楽たっぷりのライブでした。最強タッグばんざ~い。

 2日間とも中身の違ったMinga、2種類のこ~いライブを堪能できて、バンマス冥利に尽きるというもんです。次のアルフィー&ピットインも大いに期待してください。ヤクルト絶好調のお陰で私も絶好調!ありがたや~~~。10日の神宮、誰か行きたい人いないかな・・・(もちろんヤクルト側)?

 

サドルと餃子とペーパームーン

2007年07月07日 | 家族の日常
 「これからペーパームーンに行くんで、よかったら来ませんか。」生徒に誘われてほいほいと出かける。

 先日も飲めないのに行ったばかりだったけど、誘われるとつい行きたくなる店。飲めなくてもイッキさんと話をして極上の音楽があるだけで幸せ。本当に昔からこの店で沢山の音楽に出会えた。

 この頃は「富士山に登ったのは・・・25年前」「このレコード(私の初アルバム)が出たのが・・・20年前。」思い出話にすぐなって、お互いに歳とったなあ、と感じるけど・・・w。

 昔は先鋭的な「今」を切り取ったようなCDを次々に買い込んで私たちに聴かせてくれていたが、最近は古いレコードをかける事の方が多くなった。キップ・ハンラハンの「ヤヨメクレ」なんて何百回かけているだろうか。「このアルバムがヤヒロとの出会いだった。」と耳たこの話も繰り返される。その話題のキップがこの店に来て、壁に貼ってあるピアソラの写真の上に自分のサインをしたり、金さんがアリランを壁に書いて行ったり、小さくて汚いこの店に沢山の思い出が詰まっている。

 そして、私のデビューレコードもしょっちゅうかけているが、絶対に裏面だけ。彼の頑固な性格が現れているw。一番ラストに入れた「Another Country」が聴きたいのだ。廃盤となった今、私のデビュー作が聴けるのはこの店だけかな。

 気分よく(もちろん一滴も飲まない)帰ろうと自転車を見ると・・・・なぜだかサドルの上にちょこんと乗った生の餃子。なんだこりゃ???何のメッセージだろうか・・・。

 今日は野毛Dolphyで神村君の登場です。彼の素敵なオリジナルもやりますので来てね!明日の昼は新ちゃんと小畑師匠のトリオ+1@サムタイム。こちらもよろしく!