ミントのメモ帳

メモしておかなくちゃ忘れるばかり。日々の事をちょこっと書きます。

八月の路上に捨てる

2009年12月22日 | 本と映画
季節的に合わないな~と思いながらもパラパラめくってみた。

何年か前の芥川賞とった作品。
著者、伊藤たかみ

初めて手にした時、ちょっと変わった書き方だなと思った。

8月31日のたった一日の中で、結婚から離婚に至るまでを先輩と話しながら仕事する。
主人公は30才目前の男で、先輩はぶっきらぼうなバツイチ女性。
その仕事も自販機の飲物の補充というのも興味深かった。
誰もが関わる家庭と仕事の関係を、世間話のような描き方で進めていくのも面白い。

そのほかに、『貝からみる風景』『安定期つれづれ』
どれも夫婦の関わり方の話で、最後の安定期…は、
禁煙しようとしてる定年後の男と、妊娠して実家に帰ってきてる娘を絡めてる。
誰かさんに読ませたい、興味深い話だった。

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