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【週刊】企業理念 Vol.282 <特別号:企業理念の意義>
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
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「企業理念の意義とは?」
今回は,この問いに対する今の自分の答えを書いて見ます。
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◆企業理念の意義
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企業理念とは、字のごとく「企業」の「理念」。
企業理念は、企業の思想(Philosophy)、使命(Mission)、存在価値(Value)などで語られる。
企業理念は、企業の将来像(Vision)を映し出す。
将来像(Vision)は、理念の投影像として映し出される。
将来像(Vision)は、企業が活きる領域、いわゆる事業領域(Business Domain)を示してくれる。
企業の将来像(Vision)は、企業の目標(Goal)の先を照らす。
目標(Goal)は、将来像(Vision)に向かう階段となる。
目標(Goal)は、達成状態と達成期日を示す。
企業の目標(Goal)の達成には、企業の戦略(Strategy)が必要となる。
戦略(Strategy)は、目標(Goal)への方針・方策・道筋(Story)を示す。
戦略(Strategy)の手段として、戦術(Tactics)が求められる。
企業の戦略・戦術の実行には、組織(Team)が必要とされる。
組織(Team)は、体制を構成し、役割・責任・権限を定義し、連携行動する。
組織(Team)は、行動指針、規則(Rule)、約束(Promiss)により行動が統制される。
企業の組織(Team)は企業に集う個人(Person)で構成される。
個人は、組織で互いに貢献し、互いに成長する中で充実感を得る。
個人は、互いに個人の理念を持つ。
個人理念と企業理念の共感性は、個人のやる気(Motivation)を加速する。
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企業理念は、企業デザインの起点になる。
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(あとがき)
Vol.1 武田薬品工業さま(2005/04) ~ Vol.282 東京電力さま(2011/05)まで
約6年間に約280社の企業理念からいろいろなことを学ばせていただいた。
この間、企業理念に関して多くの自問自答を繰り返してきた。
●何のために、企業理念が必要なのだろうか。
●企業理念は、企業の発展とどう関係するのだろうか。
●企業理念を策定することが、企業の業績向上につながるのだろうか。
●企業理念は、企業の存続条件である利益の創出にどう影響するのか。
●企業理念は、企業のステークホルダーとなるお客様、社員、株主などに
どんなメリットを与えるのだろうか。
●企業理念が生み出す価値とは何だろうか。
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本気で経営に取り組む者であれば、
意義無く、企業理念を策定することは無いはずだ。
この企業理念の意義について考えるはずだ。
そこで,今回は,下記の問いについて考えてみました。
「企業理念の意義とは,なんだろうか」
今回は,この問いに対する今の自分の答えを書いて見ました。
--ここまで--