11/6に書いた「コースト・オブ・ユートピア」のテレビ放映、
NHKハイビジョンで12月30日13:00~22:00に一挙放映されるそうです。
30日は仕事&帰省するので、見れるとすれば最後の1時間くらいでしょうか。

お芝居を観てから、図書館で何冊か
借りてきて読んでみました。
奥の本はヨーロッパの地図を見て
各国の領土の変化を確認しながら
ロシアの歴史をお勉強。
手前の本は日本に帰化された方が
書いたものなので、スーパーの品不足
からモスクワに買出しに行った話など
、そこで暮らした人でしか分から
ないエピソードがいっぱいでした。
「ロシア人は服装に異常なほど力を入れる。
知らない人は服装で判断する。
ロシアの昔のことわざに『衣で迎えられ、賢さで送られる』とある」とか「ロシア人は
計画立案だけは得意ということである。これはソ連の計画経済の時代からの得手である。
計画の実現については必ずしもロシア人は得意といえない。それは過去の歴史がはっきり
教えてくれている」とか、普段あまり馴染みのない地域だけに印象的なことが多かったです。
また98年の通貨危機についても触れられていました。97年10月の国債利回りが18%だったのが、
12月に38%になり、翌年5月半ばから短期国債利回りが更に上昇して40%から118%に。
そして8/17にルーブル切り下げ、そしてデフォルト宣言。当時の著者の家族の生活を通して、
日本で読んだ新聞記事では分からない暮らしぶりを垣間見ることが出来ました。
石油価格は1バレル19.27からデフォルト宣言で13.39ドルに下落・・・そんな頃もあったんですね。