こちらも邦題「幸せはシャンソニア劇場から」よりも原題の方がしっくりくるような気がします。
ただ原題が「Faubourg36」でいいのか、スクリーンに邦題の横にちっちゃく出ていた「Paris36」
なのか、どっちなんだろう。いずれにしても1936年がポイントなんでしょうね。
公式サイト
舞台は1936年のパリ。フォブールという架空の下町に生きる人々を描いた群像劇。
第二次世界大戦間近、苦しい生活の中、手と手を取り合って励ましあう仲間たちの人情ものに
ほろっとさせられました。貧しくて生活が苦しくても自分の居場所があるって、幸せだなって。
不況で閉鎖になってしまったシャンソニア劇場の裏方を長年務めていたピゴワルは職を失い、
食料店で食材をつけで買っています。息子のジョジョは得意のアコーディオンを街頭で弾いて
小銭を貰って貯めては父親には内緒でつけを払っている。たまたま支払いに余った2フランで
父親のワインのおつまみにとチーズを買ったのに、喜んでもらえるどころか父親に盗みを働いた
と勘違いされ殴られてしまうシーン。心にじーんときた場面でした。
劇場がやっと起動に乗って、皆幸せそうな表情がスクリーンいっぱいに溢れているかなと思って
いたら、ジャッキーの死やビゴワルが殺人事件で捕まってしまったりと話が暗転する辺りが
フランス映画だなあ~と感じました。昔、青春映画と思って観た「天使が見た夢」、暗ーい気持ちを
引きずりながら映画館を出たことを思い出してしまいました。
「幸せはシャンソニア劇場から」という題名、再建した劇場の名前はFaubourg36なんだし、
やっぱり「フォーブル36」の方が“何だろう?”という意外感があって面白かったのかも知れないな。
ただ原題が「Faubourg36」でいいのか、スクリーンに邦題の横にちっちゃく出ていた「Paris36」
なのか、どっちなんだろう。いずれにしても1936年がポイントなんでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/7c/b1278ed388f4c749ccbf8f5e87c34140.jpg)
舞台は1936年のパリ。フォブールという架空の下町に生きる人々を描いた群像劇。
第二次世界大戦間近、苦しい生活の中、手と手を取り合って励ましあう仲間たちの人情ものに
ほろっとさせられました。貧しくて生活が苦しくても自分の居場所があるって、幸せだなって。
不況で閉鎖になってしまったシャンソニア劇場の裏方を長年務めていたピゴワルは職を失い、
食料店で食材をつけで買っています。息子のジョジョは得意のアコーディオンを街頭で弾いて
小銭を貰って貯めては父親には内緒でつけを払っている。たまたま支払いに余った2フランで
父親のワインのおつまみにとチーズを買ったのに、喜んでもらえるどころか父親に盗みを働いた
と勘違いされ殴られてしまうシーン。心にじーんときた場面でした。
劇場がやっと起動に乗って、皆幸せそうな表情がスクリーンいっぱいに溢れているかなと思って
いたら、ジャッキーの死やビゴワルが殺人事件で捕まってしまったりと話が暗転する辺りが
フランス映画だなあ~と感じました。昔、青春映画と思って観た「天使が見た夢」、暗ーい気持ちを
引きずりながら映画館を出たことを思い出してしまいました。
「幸せはシャンソニア劇場から」という題名、再建した劇場の名前はFaubourg36なんだし、
やっぱり「フォーブル36」の方が“何だろう?”という意外感があって面白かったのかも知れないな。