緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

アウトドア用コート 20年ぶりに新調

2018年11月28日 | おしゃれ
20年くらい前、山歩き用に買ったコート。
ブランドは“Whole Earth”です。

ずいぶん役に立ってくれました。
ちょっとした街着としても重宝し、もちろんバードウオッチングにも着ていきました。

何度も洗濯して生地がヘタってきたし、モコっとした感じがいかにも流行おくれ。
買った時にあった軽い撥水効果も消えてなくなりました。
20年も着たんだし、費用対効果という面でも十分に元は取ってるので、新しいコートを買うことにしました。

私が買いに行ったのは梅田。
私はブランドものに凝る方ではないのですが、アウトドア用品だけは別。
私の場合、アウトドアといっても登山するわけではなく、せいぜいハイキング程度。
でもバードウオッチングでは結構過酷な場所に行くこともあります。
装備を疎かにすると時には命にかかわりますので。

そういうわけで、まず大阪駅横のアウトドア用品の店がかたまってある『アウトドアのアルビ』へ。
そこで“Foxfire”のコートに目を付けました。
でも即決せず阪急百貨店内のイングスに行き、アウトドアの色んなブランドのコートを見て歩き。

やはり“Foxfire”かなと思ったところで、もう一度念のため『アウトドアのアルビ』へ。
そこでちょっと面白い商品(コート)を見つけました。
ブランド名は“FJÄLLRÄVEN(フェールラーベン)”丸まった狐のロゴで知られてます。

私がそのコートを見ていると店員のお兄さんがやってきて、商品の説明を始めました。
一番驚いたのは撥水の方法。今時撥水はゴアテックスがほとんどですがゴアテックスじゃなかったんです。

通常、アウトドア用のコートは雨が降った時用に撥水作用があります。
このブランドの場合もあるのですが、撥水の効果が取れてくると、消しゴム状のワックス(蜜蝋とパラフィンを合わせた物?)を生地に摺り込んで、それに熱を加えて溶かして撥水効果を元に戻すのだそうです。
もちろん買った人がその作業をするわけで、思わず『マジか!!』と思いました。
それ用のワックスも売っていて見せてくれました。

店員さんが「どんな状況で着るんですか」と聞いたので「登山じゃなくてバードウオッチング」と言うと、バードウオッチングに相応しい、擦れても音の出ない服もあるとか、このブランド、とにかく凝ってました。
自然の中というのは、それ自体音のあるものだから、バードウオッチングでも服の擦れる音まで気にすることはないと私は思っています。(もちろん大声でのおしゃべりはNGですが。)

その他、話を聞いていると細かいこだわりがいっぱいで、このブランドには、私が知らないだけでコアなファンがいるんじゃないのかと思いました。
もしフードの取り外しができればそこで買ったかもしれません。
私は暑がりなのでフードは滅多に付けないんです。

野鳥の写真も撮るのですかと聞かれて、それからはカメラ談義。
店員のお兄さん、昔の二眼レフに憧れているとかで、物に対するこだわりが半端ない。
自分の性格にあったブランドショップに勤めているという印象。

あれこれ説明させて申し訳なかったのですが、結局そこでは買わずにパンフレットだけ貰って、“Foxfire”のコートを買いました。

これも20年は着ることになるでしょう。
その間、どんな場所に着ていくのかちょっと楽しみ。
でも私、あと20年も生きているでしょうか。




                                    

我が家の隣はご主人が亡くなって人が住んでいません。
ガーデニングが趣味だったご主人がいなくなって庭は荒れてました。

先日、家族の方が来られて庭の植物をほとんど伐採してしまいました。
その日、私が留守をしていた時、家族の方が来られて、たくさん生っていた花柚子の実を下さったとのこと。

どうやって食べましょう。
やはりジャムでしょうか。
多すぎて人にも差し上げなくては消費しきれません。
行き場のない花柚子の実です。





ニットのブローチとカジュアル着物

2015年12月03日 | おしゃれ
11月2日投稿のおもしろニット、くるくる丸めて安全ピンを付けブローチにしました。
ハーフコートの胸に付けたところ。

セーターに付けるとこんな感じ。

まあまあかな。

ところで先日、大坂の四天王寺に行ってきました。

四天王寺は文楽の「摂州合邦辻」、謡曲(能)の「弱法師」、説教節の「俊徳丸」の舞台になった場所。

四天王寺のに西門は極楽浄土の東門に接しているとか。

彼岸の頃、ちょうど、そこに夕日が沈むのですね。
そして昔は四天王寺のすぐ傍まで海だったとか。海に沈む夕日が拝めたのです。

西門です。その向こうに鳥居も見えます。

物語に思いを馳せてお参りしました。

この日のおしゃれは紬のアンサンブルというカジュアルな着物です。

ネットのお店のリサイクル着物で、税抜1万円で手に入れました。

サイズさへ合えば、リサイクル着物はとてもお得です。
ただ、古い着物は全体的に裄丈(背中心から手首まで)が短いのです。
この着物も裄丈が短いです。

それでも、この着物は裄丈は伸ばすお直しをしてもらっています。
下手すると、お直しの方が着物本体よりお値段的に高く付くくらいですが、私はお直しの安くて良心的なお店をやっと見つけました。(格安です。)

思うに、昔は着物で家事を当り前にしていたので、裄丈は短い方が良かったのだと思います。
今は、お着物はよそ行きのドレス感覚で、袖がやたら長いのが流行なのです。

裄丈が長くなったのは、今の若い人の手足が長いからという説もありますが、私が昔作った着物も裄丈が短いので手足の長さの変化は関係ないでしょう。
(それとも私の手足が齢と共に伸びたとか。それだと嬉しい)

一緒に行った友人も、白っぽい地にパステルカラーの模様の綺麗な紬の着物を着ていて、そのせいか、オーストラリア人だという外人女性に友人と二人並んだお写真を頼まれて撮られました。

60代女性二人より、もっと若い女性の着物姿の方が良かったのですが、若い方、着ていないです。
というわけで、写真まで撮られて、おしゃれ心も満足の一日でした。