緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

著作権法の目的って?

2024年09月24日 | 話題
この前、朝の番組の「めざまし8」を、途中からだけど見ていたらアニメの「ハイキュウ」と著作権法についての話題だった。

要は「ハイキュウ」というバレーボールを扱ったスポーツアニメがあり、それが国内外で大人気なのです。
それで漫画の舞台とされる軽米町に注目が集まり、「ハイキュウ」の聖地として国内外からファンが訪れているらしい。
軽米町の方も地域おこしの起爆剤として活用しようとしていたのですが、漫画を出版する集英社やアニメの映画を配給する東宝などから「著作権侵害の恐れがある」と指摘されたとのこと。

この話で見てて良く分からなかったのは集英社や東宝がどの程度、軽米町での「ハイキュウ」の活用を嫌がっていたかということでした。そもそも全く嫌がっていなかった可能性もあります。
というのも、国内外のファンが盛り上がって聖地巡礼までしてくれるのは集英社や東宝にとってもありがたい筈で、ファンに対しても軽米町には行くなとは言えないからです。
本当に嫌なら軽米町での積極的な活用をはっきりと断るか、あるいは町にロイヤリティーを支払ってもらえば良いのです。

わたしがこの話を取り上げたのは「ハイキュウ」のファンだからではなく、同じような話を最近たて続けに聞いているからです。
最初に意識したのは日本の女性ダンスグループのアバンギャルディがアメリカの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴッド・タレント」の決勝で、当初予定されていた曲が著作権の関係で踊れず、決勝の日の4、5日前くらいに別の曲で踊らなければならなくなったことです。

そのことが影響したのかどうかは分かりませんが、アバンギャルディは決勝戦では敗退しました。
私はその時の動画のコメント欄で、アメリカ人らしい人が書いていたことが気になったのです。
その人は、アバンギャルディが当初予定していた曲で踊れなかったことで日本の著作権法について書いていたのですが、その人自身の経験として、とにかく日本の著作権は無茶苦茶厳しく、たとえお金を支払うといっても自分が使いたい曲を使用することができなかったと書いていたのでした。

知っている人は知っているのですが、アバンギャルディは予選では岩崎宏美の「シンデレラ・ハネムーン」で踊り、物凄く話題になりました。

話題になったのは彼女達のダンスだけでなく、原曲の1.14倍のスピードで使った「シンデレラ・ハネムーン」も話題となりました。
結果、ビクター・エンタテインメントはスピードアップバージョンとして「シンデレラ・ハネムーン」を配信リリースしています。

つまり「アメリカズ・ゴッド・タレント」でのダンスの楽曲として使われたことによって、曲や歌手の知名度も国際的に上がり、ビクター・エンタテインメントは新たに売り出して儲けているのです。
アバンギャルディのその実績を考えれば、当初予定した楽曲の著作権者がそこで楽曲を使ってほしくないというのはちょっと不思議なのです。
もちろん、よほど金銭的に吹っ掛けたか、アーティストとしてのこだわりからアバンギャルディに使ってほしくなかった可能性もあります・・。

冒頭の「めざまし8」でも、番組内で語られていたのは日本の著作権法の他国に比べても異様なまでの厳しさでした。
たとえばの話、私がトトロのキャラ弁を作ってこのブログでアップしたら、違法なんだそうです。
つまりスタジオジブリから訴えられる可能性があるということです。(現実には考えられませんが・・・)

もちろん私がキャラ弁をこのブログでアップしても私の収益にはなりません。
でも、使用者が営利目的ではないことは関係ないみたいです。
許可なくジブリのキャラクターを不特定多数の人が観られる環境で使ったということが問題にされるみたいです。(何がダメなのか分かるようで分かりませんが)
だから、仮に私がどれだけトトロが好きで、キャラ弁作って、それ見せてイイネもらって、トトロ好きな人達と一緒に盛り上がりたくても、それはできないわけです。

日本以外の諸外国の場合、私は厳しいと思っていたのですがそうでもなく、むしろビジネスチャンスを作り出せるよう緩やかなのだそうです。
技術革新が著しい中、規制ばかりを強くすると、現実に諸外国との競争に負けてしまうからです。
最近も、アメリカだったか忘れましたがフィギュアスケートで楽曲を使ったとして訴訟があったとのことですが、和解し、同時に訴訟などが起こらないように制度的にも使いやすくしたらしいです。

ちなみにフィギュアスケートに関しては、元フィギュアスケーターで、氷上の哲学者と言われていた町田樹さんが、著作権について、とてもよく纏められた研究をされてます。
私はなぜ町田樹さんが氷上の哲学者と呼ばれていたのか、彼が現役時代には分からなかったのですが、研究者として活動を始めた彼を見るとよく分かりました。

町田樹さんに聞く~フィギュアスケートと音楽と著作権〜 | KENDRIX Media 権利のDXを志向するメディア

フィギュアスケート日本代表として2014年ソチ・オリンピックに出場したのち、同年12月に競技者を引退した町田樹さん。2020年10月から國學院大學人間開発学部の助教として、...

KENDRIX Media 権利のDXを志向するメディア | 音楽の著作権、テクノロジーに関する情報やインタビュー記事を発信し、音楽クリエイターをサポートするメディアです。

 


話を戻すと、実は私が一番ショックを受けたのは「ハイキュウ」でもなければアバンギャルディでもなく、男子新体操の応援サイトであるOuenMRGさんが今までYouTube上で上げていた男子新体操の演技動画をすべて削除してしまったことでした。

理由は、演技で使用されている楽曲の著作権上の問題があることが分かったからだそうです。
OuenMRGさんはもちろん、演技している学校やら個人の許可を得て配信していました。
問題はそこで使われている楽曲の著作権のようでした。(ですから楽曲を使っていない動画は残している)

通常、男子新体操は高校や大学のクラブ活動なので、演技する楽曲の許可は学校が得ていて、それは問題はないみたいです。
ところが演技動画の配信はYouTube上では問題はないそうですが、楽曲の著作権法上で違法になってしまうみたいなのです。

男子新体操の動画を配信しているサイトは他にも幾つかあるのですが、OuenMRGさんがダメなら他もすべてダメなんじゃないかと思います。
OKなのは国士舘大学がやっているように男子新体操部自体が動画の配信を行うことです。
X(旧Twitter)で読む限り、今後はそうしていくしかないみたいな話しぶりです。
でもこれ、高校や大学の部がやるにはあまりに負担が大きいものです。

そしてそれは今後の問題なのですが、過去の、OuenMRGさんのサイトが提供していた演技動画が見られなくなったことも大問題なのです。
というのも、男子新体操のファンというのは国内外にいるのですが、OuenMRGさんのようなサイトで男子新体操を観てそのスポーツを知り、ファンになった人も多くいるからです。

私もそうなのですが、YouTubeのお勧めで男子新体操の演技を観てファンになった人達がたくさんいます。
YouTubeから動画が消えれば、当然、新たなファンも生まれにくくなります。
そういう人達にとっては過去に感銘を受けた演技動画が見られなくなったのです。

それは他人事ではなく、私にとっても、青森大学のあの演技、名取高校のあの演技、井原高校の・・と、幾つもの演技がもう二度と見られなくなったのです。
そして町田さんの考えでは、それはファンだけでなく競技者にとっても深刻な事態のようです。
というのも、振付を考える人も含めて競技者もまた過去の演技から学んで自分の演技を組み立てるからです。

町田さんはそれを「巨人の肩の上に乗る」という学問に使われる言葉を使って、研究だけでなく演技を作るような他の創造的営為も同じと語っています。以下、引用。

研究者にとって「巨人の肩の上に乗る」という言葉は金科玉条なのですが、先人たちが積み重ねてきたものを全部踏まえてその上に自分の新たな知見を積み重ねる、先人たちの知識をたどり、だからこそ新しいものが見えてくる、という考えです。
まだやられていない何かをオリジナリティとして少し加える。本能だけで創る人は別ですけど、基本的にアーティストはいろんな音楽を聴いて、従来の作品の内容や傾向などを総合的に理解した上で、どのようなことがオリジナリティにつながるのかを考えながら、音楽市場に対して作品を投入していくのではないでしょうか。その営みは、まさに研究者的なところがあって、そこはバチッと同じだと感じます。私は振付家でもありますが、振付家と研究者は全く別のアイデンティティなのかというと、そうではなく、むしろ全く同じことやっていると思っています。
誰もが過去の作品にアクセスできるアーカイブ、あるいは過去の作品をきちんと(適切かつ現実的な許諾料で)著作権処理し二次利用できる環境が、次世代のより良い作品を生み出すためのインフラになる、と私は考えています。


町田さんが語っているのは主にフィギュアスケートの場合なのですが、男子新体操の場合はさらに深刻になります。

というのも、フィギュアスケートの場合ならば、その演技はNHKなり民放なりで一度は放映され、視聴者はそれを観ることができ、映像も残っています。
ですが、男子新体操の場合はテレビ局が撮影することはまず無いのです。
撮影は競技会を主催した体操協会か、競技会に参加した各学校の男子新体操部か、OuenMRGのようなサイトだけです。
つまり過去の演技を知るには大半がYouTube頼みだったのです。

YouTubeでアップしてはいけないというのなら、どうやって第三者が過去のそうした大会の演技を観ることができるのでしょうか。
YouTubeで見られないのなら、今から男子新体操に取り組む若い人達は、過去の演技を知るという「巨人の肩の上に乗る」こともできないのです。

さらにここでも「ハイキュウ」やアバンギャルディの時と同じことが言えるのです。
というのも、YouTubeの動画に付いたコメントを読んでいると、男子新体操を観て、使われている楽曲に興味を持ち、曲の名前を聞く人達がたくさんいるのです。
とりわけ国外の人達が曲について知りたがっています。
曲の購入の方法を聞いている人もいて、購入されれば当然、著作権者の利益につながっているのです。

楽曲だけではないのです。
男子新体操はゲーム音楽やアニメで使われた曲を使用することも多く、当然、元のゲームやアニメに興味を持ち購買者となる人もいます。(動画のコメント欄でそのように書かれていることもあります)
なにより日本の楽曲は外国で知られていないものが多く、彼らにとっては斬新で美しいものと映るようなのです。
いってみればYouTubeの動画は、日本の文化を国外に広げ、売り込むチャンスを作っているのです。

そうしたことを考えると、単純に配信を規制して、国内外の人達の視聴を妨げることが著作権者の利益になるとは思えないのです。
そして、この点についても、先の町田樹さんがフィギュアスケートの場合のこととして“ジャンル間転送”という新しい言葉を作って説明しています。
以下、引用です。

「ジャンル間転送」ですが、分かりやすく言うと、フィギュアスケートの観客がスケーターの演技を見たことをきっかけに、その演技に関連する諸芸術作品(例えば、その演技で用いられている音楽や、その演技が題材としている舞踊作品)へと副次的にアクセスしていくという消費者行動の現象を指します。
各市場から著作者への対価還元はもちろんのこと、CDが売れるといった経済的な還元だけではなくて、転送された消費者が音楽や芸術の魅力を知り、継続的に関与し続ける、そこまで行動を変容させる力がフィギュアスケートにはあるのではないかと私は考えています。


もちろん国内外の視聴者の行動を変容させる力は、町田さんが語るフィギュアスケートだけでなく、男子新体操にも、アニメにも、その他の楽曲を使うダンスのようなパフォーマンスにも現実にあります。
そして今のところ、その足を引っ張っているのが日本の異様に厳しい著作権法みたいなのです。
(もちろんそれだけではないでしょうけど)

「めざまし8」でも、日本の著作権法が厳しすぎるので変えてほしいという声が上がっていると出演していたコメンテーターが語っていました。
関係者は今一度、現実を見直して、どのようにすれば著作権者の真の利益になるか、また著作権者以外の多くの人々や日本という国のためになるか、考え、制度を変えていってほしいものです。


男子新体操を観にクラブ選手権に行ってきた

2024年09月15日 | 男子新体操
無茶苦茶暑い中、男子新体操を観に岐阜まで行ってきました。

場所は岐阜メモリアルセンターの中の“で愛ドーム”です。
ドーム状の屋内競技場です。



クラブ選手権の日程は9月の7、8、9日の3日間だったのだけど、私は7日は朝から観られるように6日夜から岐阜に入り、7、8日の競技を観ました。

クラブ選手権、今回は男子ばかり見てきました。
通常、演技は男女交互に行われるのですが、参加するチーム・個人が多くて、交互に演技すると時間がかかりすぎるみたいで、同時進行だったのです。

これって、実は見る方もやる方も大変なこと。
というのも同じドーム内の隣同士のマットで別の音楽かけて演技するわけだから、二つの音楽が同時に聞こえてくるわけです。

去年もそうだったみたいで、私はYouTubeに去年のがアップされているのを見てて、すぐに見るの止めました。
脳が二つの音楽を同時に聞くことに耐えられなかった。
そんな条件で演技する選手も可哀そうで・・・。

今回、観る前は心配だったのですが、席を女子のフロアから離れた場所にして、女子の音楽を聞こえにくくして観ました。
実際には三次元的に観る(聴く)わけで、YouTubeの音源みたいに、ほぼ平面的に耳に入らないので私みたいに聴きたい音のみ聞き取る選択的聴取が苦手な人でも何とか観ることができました。
それでも二つのマットで同時に演技というのは、できれば避けてほしいものです。

クラブ選手権とはどういうものかと説明すると、新体操は男女とも、高校や大学の部活としてインハイやインカレの場で競いあったりするのですが、クラブ選手権はその名の通りクラブでの参加が多いです。
今どき新体操は、男女とも地元の新体操クラブに小学生の頃に入って始める子がほとんどなので、キッズやジュニアの子達がクラブ選手権に参加するわけです。
それと社会人、シニアとか、マスターズとでもいうのでしょうか、そういう人達です。

もちろん、それだけでなく、男子の場合、インカレで全日本選手権に出る資格を得られなかった大学生達もクラブ選手権での順位次第で全日本選手権に出られるので起死回生を賭けて演技します。
全日本予選という形なので、社会人の選手もそこで頑張ります。

女子の場合は、よく知らないのですが、競技的な新体操ではなく創作系の新体操をしてたようです。
ある意味、女子は競技よりそっち(創作演技系)の方が見てて楽しかったりもします。
そういうわけで女子と男子はまったく違う内容で、私は男子の方を観てました。
クラブ選手権は写真・動画は撮影禁止なので写真は無しです。

7日の午前中はキッズ選手権で小学生の徒手(手具なしのフリーハンド)の演技でした。
私は一昨年にもクラブ選手権を観てましたが、中でもキッズ選手権の印象は随分異なりました。

岐阜に行ってきました 新体操編 - 緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

宿から大会が行われる「岐阜メモリアルセンター」まで、歩いて20分くらいです。宿の人は、近辺の地図も載っている観光用パンフレットで一番迷わない道を教えてくれてました...

goo blog

 


一昨年のキッズ選手権は、家族でなければ観たいとも思わないような演技が多かったのでした。
ですが今回は違っていて、総じてしっかりと演じていました。
後にX(旧Twitter)で知ったのですが、各クラブが基礎を重視し始めた成果みたいでした。

そういえば、過去に課題として各クラブのコーチの質の悪さが取り沙汰されていたことがありました。
それらが是正されてきたのかもしれません。
子供といえども、というより子供だからこそ、基礎を重視した教え方が重要なのでしょう。
2年で目に見える変化になっていて、8月の井原カップでも感じたのですが、とにかくレベルが上がってきているようです。

そうなると不思議なもので、出場する選手達の雰囲気が2年前とは違うのです。
休憩時間などにホール等で見かける10代前半の選手達は、2年前にはだらけた感じだったのですが、今回は違いました。
たまたま私が座った席近くにいたユースのチームの子達も、真剣に年長の選手達の演技を観てて、まさに男子新体操に本気出してる感じでした。

これはコロナがほぼ収まったし、今年から男子新体操が国スポ(旧国体)に復帰した影響もあるのかもしれません。
男子新体操のミックス部門では女子の選手達が大活躍してましたし、観客の数も男子新体操を観てる人の方が明らかに多かったのです。

それより今年の特徴は社会人選手の活躍でした。
男子新体操を社会人になってもやり続けるというのは本当に難しいことなのだそうです。
でもそんな社会人選手達が、練習場所やら練習時間の確保という困難を乗り越えて、学生達の演技と遜色ないというより、それ以上の演技をしていました。

中でも社会人の団体は迫力がありました。
社会人団体で優勝したのはKOKUSIKAN RGでした。
国士舘大学新体操部のOB達の演技でしたが(1名だけ花園大学のOBが混じってました。東京で練習できる人ということで声をかけられたらしい)、優勝したので11月の全日本選手権に参加できる筈、是非、学生達に負けず頑張ってほしい。

KOKUSIKAN RG、演技があまりにも素晴らしかったので、大歓声が上がっていたのですが、私の後ろの席にいた女性は興奮しすぎて叫び声を上げてました。
終わってから「うるさくして御免なさい。初めて観たものだから」といって、しきりと謝ってました。

この時のKOKUSIKAN RGの演目は、確か国士舘大学が2017年にフィンランドのAGG(aesthetic group gymnastics)の大会で、招待を受けてエキシビションで演じた演目だったと思います。
その時の大会でも、やんやの大喝采を受けたという話ですが、後ろの女性の興奮ぶりを観ると、なんか想像できます。(笑)

ちなみにAGGというのは北欧で盛んな女性のみの体操で、日本語にすると審美グループ体操になるのかな。
コンセプト的にヨーロッパ発祥の女性の新体操よりも日本の男子新体操に近いものです。

今回の後ろの席の女性の反応もそうなのですが、去年神戸で観た2名の男子新体操の選手が客演したバレエの舞台でも、男子新体操の選手が出てきて演じ始めるとそれまで静かだった劇場全体もどよめいて盛り上がるのです。
その時も、後ろの席の女性の感嘆に堪えぬような「凄い、凄い!」と言う声が聞こえてました。

そういうのを見てると、男子新体操がもっと認知度が上がって、たくさんの人が観ることができるようになったら、絶対に人気が出ると思うんです。
もちろん、ある程度の水準以上の選手や演目でないとダメでしょうけど。

というわけで色々と観て楽しんできました。
もっとも、一人旅だとなぜかお食事難民になる私のことです。
岐阜でのホテル近くの定食屋の夕食は、やはりというか、今まで未体験の超絶不味いものでした。(ホテルで教えてもらった店です!)
「孤独のグルメ」の主人公は、ふらっと入ったお店で美味しいものを食べてます。
私はどうしてこうなの!!

でも競技会場でのランチは、私はその店のことは知らなかったのですが、知る人ぞ知るお店だったみたいです。
「コッペ亭」というフワフワのコッペパンに色んな具材を挟んだパン屋さんでした。
そこが出張で店を出していて、それはそれは美味しかったです。
今後はクラブ選手権でのランチには困らなさそう。
でも遅く行くと売り切れてしまうそうです。
やはり早くいかなくてはね。




やけどしちゃいました(´;ω;`)ウゥゥ

2024年09月02日 | 健康
IHコンロだと安全なんじゃないのって思われてそうですが、私は昨日、IHコンロで火傷しちゃいました。

状況はこうです。
ソーメンを茹でて食べようとして、上に乗せる具材作りをしている時です。
具材の一つのトマトの湯剥きしようとして、ソーメンを入れる前の沸騰した鍋にトマトを入れました。

トマトが全部浸からないので玉杓子でトマトをひっくり返そうとした時です。
どうなったか自分でも分からないのですが、熱湯がビュッと私の胸に降りかかりました。
服は着てましたが薄手なので容赦なくしみ込んでしまい、すぐにシャワーで冷やしたものの水ぶくれができてしまいました。

だいたい料理というのはダブルタスクどころかトリプルタスクです。
その時もトマトの湯向きをしようとしながらもう一つのコンロで薄焼き卵を焼いてました。
さらにまな板の上ではソーセージを細切りしてました。
で、気持ちが焦り、注意が散漫になってしまった模様です。

火傷した部分は最初は酷く痛みました。
見るとやはり水ぶくれができてます。
オロナイン軟膏を塗り、アイスノンでしばらく冷やしてました。

今朝見たら水ぶくれは潰れずにそのまま。
でも痛くはなく、病院にいくべきかしばし迷いました。
うまいぐあいに今日は兄の介護の為の訪問看護師さんが来る日。
おまけに月初めなので看護師出身のケアマネさんも来ます。

スキをみて、看護師さんに「ちょっと聞いていいですか」と言って、火傷した部分を見せ、病院にいくべきか、行かないのならどうすべきかお聞きしました。
すると看護師さん、水ぶくれは破いてはいけない。病院に行くほどとは思えない。
ただし、水ぶくれ部分がジュクジュクして悪化しそうになったら病院に行った方が良いという話。
それを聞いて行きたくなかった病院に行くのは止め。
オロナイン軟膏だけで自然治癒を目指します。

ケアマネさんと、ガスこんろならフォークにトマトを刺して皮を剥けるけど、IHはそれができないから不便。IH、意外と使いづらいよねという話になりました。

台風の被害はほぼ無し。
少し涼しくなったせいかピーマンが実をどんどん付け始めてます。


このまま涼しくなれば良いのですが、そうは問屋は卸さないですね。