緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

葡萄の収穫とジュース作り

2015年07月26日 | 庭の植物
葡萄を収穫しました。
収穫前の状態です。

本当はもっと早く収穫したかったのですが、ちょうど台風が来て、暑い盛りの収穫になり、いい加減グッタリ。
収穫した葡萄です。


この葡萄はジュース用なので生食には向きません。食べられないことはないですが、売っている葡萄に慣れていると、とても食べられたものじゃないです。

去年までは、収穫した葡萄は捨てていました。
母が糖尿病で、大量の砂糖を使って作るジュースはあるだけで危険な存在だったからです。(なにしろ大の甘い物好きだった。)
母が亡くなり、今年は久しぶりにジュースを作りました。

房から外した1キロ分の葡萄の粒です。



粒は洗って鍋に入れ、砂糖を200~300グラム混ぜ込み、半日程置いておきます。


後は煮詰めて、アクを取り、レモン汁を少し加えて、ザルにガーゼを敷いて、こせば出来上がり。この時に絞らないで、滴り落ちるに任せるのがコツです。

飲む時は、お好きな加減で水を加えます。氷はお好みで。


ザルに残った葡萄はジャムにしました。
ジャムの作り方は、ガーゼを外してザルでもう一度、今度はヘラで、葡萄の種と皮を外すようにこします。それに砂糖を加えて、もう一度煮詰めるだけです。

正直、大量の砂糖を使うので、ジュースもジャムも作るのは抵抗があります。

葡萄の木は、明らかに弱ってきているので、葡萄ジュース作りもこれで最後かもしれません。

葡萄さん、長い間、ありがとう。



薬膳茶

2015年07月25日 | 健康
NHK文化センターで薬膳茶の一日講座をやっていたので受講しました。

何を隠そう私は自律神経失調症で、体温調整がうまく行かず、ホットフラッシュというか、ノボセが激しいのです。(いわゆる更年期障害もひどかったのですが、今は更年期障害になる年齢ではなく、子供の時から、よそのおばさんに指摘される程、体温調整機能がおかしかった。)

もちろん、季節によって、重い軽いはあります。
梅雨に入った頃からちょっとひどくなり、そんな時、薬膳茶の講座を知って申し込んだのです。

更年期障害の治療を漢方で受けていた時も、ほとんど効果がなく、漢方薬で胃の状態が悪くなって、色々と薬を代えて試したけれどダメでした。
薬膳茶も、正直、あまり期待はしてなくて、自分に合うお茶がみつかればなあ、という程度の気持ち。

それと、以前に中華料理を食べにいった時、小さなポットの中に、色んな物を入れたお茶が出てきて、それが美味しくって、自分で作ってみたいというのもありました。

講座では最初に薬膳の考え方について教わりました。

薬膳とは、生薬と食物を組み合わせた美味しい料理だということ。
それと、薬膳では、その人の体質と、場所はどこかということと、季節はいつかということの三つを重視するといったようなことです。

何だか聞いていると、要するに、沖縄だとゴーヤ、夏には葛、みたいな、その場所で、その季節に、昔から食べられていた物が一番体に良いという事みたいです。(旬の野菜や旬の果物ですね。)

講座では季節季節にふさわしいお茶を教えてもらい、試飲しました。

ただ、時間が90分で、全然足りず、私の場合、数種類の材料を入れて、紅茶ベースでお茶を淹れたのですが、欲張り過ぎたらしく、濃すぎて飲むのが大変でした。



見ただけでも、濃いのがわかります。4倍くらいに薄めて飲んだ方が良かったです。

一つ一つの材料はこんな感じで、効用を見て選びました。



もっと時間をかけて、一つ一つの味を確かめられたら良かったと思います。

で、私の症状に合うお茶ですが、食物全般ではともかく、お茶に限っていうと大半のお茶が体を温める温性のもので、涼性のものはほとんどないみたいでした。

ただ、発酵させていないお茶が体を冷ます効用があるらしく、結局、緑茶が一番良いみたいでした(あくまで私の場合)。あとは葛茶です。でも葛茶は手に入れにくそう。

それと、私の場合、胃腸が弱いので冷たいものはNGです。
だから温かい緑茶を、この夏は飲んでみようと思います。

後になって、カフェインとの関係等、色々と疑問が出てきたのですが、その時は思いつかず。

講師の先生の話では、この秋に薬膳スープの講座を開く予定とか。
また受講しても良いかなと思っています。

ちなみに講師は国際中医師・国際中医薬膳管理士の原田栄利子先生。
「お写真をブログに載せて良いですか」とお聞きすると「構いません」とのこと。
というわけで先生のお写真。説明が丁寧で、きさくな先生でした。






ボランティア その後

2015年07月20日 | ボランティア
市の文化財収蔵館で、子供たちに昔の暮らしを体験してもらうボランティアをこの5月から始めていました。

体験してもらう一つは機織りです。その為に綿を種から育てています。
収蔵館の圃場でも育てているのですが、ボランティアが種を持ち帰って家でも育てています。

私も育てているのですが、苦戦しています。虫が付くのです。



小さなハバチの幼虫らしいのですが、葉を食い荒らし、くるくると巻いてその中で蛹になろうとします。見つけると潰すのですが、次から次へです。

殺虫剤を撒いたりもしたのですが、雨で流れるのか効果がありません。
蕾も出てきたので、殺虫剤を撒くと出来上がった綿に殺虫剤が付きそうで、それもできません。手で取るだけです。

収蔵館の圃場の綿には、虫がついていません。日当たりも、風通しも良いからではないかと思います。
というのも、我が家の庭は日当たりも、風通しも悪いのです。
おまけに雨の日が続きました。

気が付いたら、今年の我が家の庭は、虫が凄いです。
いつもは虫など付かないコデマリや七色ランタナの葉までやられています。それはハバチではなく、カメムシの食害のようです。

自宅での綿育ての方はともかく、機織りの方はボツボツ習っています。
自分が出来なければ子供たちに教えられないのですから、私も真剣です。

収蔵館にある織機は色々なのですが、その内の一つです。



私が織った最初の作品。



習作ですが、コースターです。

圃場では藍も育てていて、夏場には藍染の研修も始まるみたいです。

収蔵館では機織りや染めの体験だけではなく、お城のクラフト製作もあります。
明治の初期に壊してしまった、市にあったお城がモデルです。



明治政府は、日本の各地にあったお城を取り壊すようにお触れを出したのですが、その時に取り壊されてしまったのです。

これも市の歴史の一つとして、子供たちに作ってもらうのですが、お手伝いするボランティアも一度は自分で作ってみるわけです。(写真は私が作ったもの)

今は織機を使わずに織る原始機を習っています。
弥生時代に織られていた手法ですが、とても難しいのです。

弥生時代の人は偉かったって、肌で分かります。



30年間、変わってない ハローワーク(怒)

2015年07月18日 | 仕事
先日、テレビを観ていたら、同じ日に二つの気になる番組がありました。

一つはクローズアップ現代で、ブラックバイトが横行し、バイトの学生さん達が学業も立ち行かなくなっている現状。

もう一つはニュースで、あるNPOだったかが、ハローワークで紹介されて就職したものの、実際の条件がまったく違っていた場合、その企業の募集を、今後ハローワークで取り扱うことをやめて欲しいという訴え。

二つ目のニュースを見ていて、30年間、まるで手つかずで、変わっていないんだとつくづく思いました。

というのも30年前。私が30歳の頃の話です。職業訓練校で資格を取れるだけ取って就職活動をしていた時のこと。
ある会社に採用され働き始めましたが、週休二日制についても、給料についても、ハローワーク(当時は公共職業安定所と言われていた)で見た求人票の記述とまるで違っていたのでした。

私がそのことを経営者に言うと何やかやと誤魔化してしまいます。
『これはいかんわ』と思い、私はそこを1か月ほどで辞めました。

そして、もう一度ハローワークに行って、事情を話して手続きしようとしたのですが、その時、ハローワークの職員(女性)が、プリプリした態度と共に言った言葉が今でも忘れられない。

曰く「みどりさんには、そこでずっと働いていて欲しかったですね」

ちょっと待って欲しい。私はハローワークの求人票を見て、それを信じて就職したんです。
なのに違っていたから、もう一度就職活動をする破目になったのです。
私を採用した側が、ハローワークに出していた求人票と全く異なる労働条件を私に押し付けてきたことに、ハローワークは何の責任もないのですか? 
せめて虚偽ではない求人票を書く指導くらいできないのですか?
それどころか私に、文句を言わずに黙って働けというのですか?


というのが、その時、私の脳裏に電撃のように去来した思いでした。
でも、そこで、ハローワークの職員と言い争っても、無駄なエネルギーを使うだけだから黙っていました。

当時、職業訓練校の教師から聞いていた話があって、職業安定所の上からの評価は就職率だそうで、とにかく、どんな会社でも良い、失業者を就職させて就職率を上げる、それがその安定所や担当者の評価になるんだ、ということでした。
私が受けた対応もそれが原因だなって、その時は思いました。

それで、求人票に偽りのない、別の会社にさっさと就職しました。30年前の話です。

ところが今、ちょっと調べてみると、ハローワークには現在、求人票の条件と実際が全く違っていたという苦情が殺到しているらしいです。
そして厚生労働省が、苦情の件数を集計し始めたのが平成24年度から (遅い・・)とか。

ハローワークは国の出先機関です。そこにある求人票に、高い確率(4割!)で虚偽があるなんて、それを経験した人でなければ分からないし、信じてももらえません。

法に照らし合わせても、求人票に虚偽を記載したり、虚偽の条件で仕事先を斡旋したりすることは犯罪になるらしい。
でも、その犯罪に、ハローワークは見過ごすどころか長年加担していたわけです。
その結果、ハローワークがブラック企業を生み出す温床になってしまったのです。

というのも、失業している人間が、一度就職が決まって、すぐ辞めるということは、人手不足の時代でも、実はとても難しいことなのです。

やっと仕事が決まったという家族の期待もあります。家族だけでなく、心配してくれていた周囲の人達にも、すぐ辞めたとはとても言い出しにくいのです。
だから我慢して働き続けるのです。
そういう足元を見てブラック企業は成り立っています。

今では、ハローワークも、やっと求人票と実際が違っていた場合、届けでてほしいと言っていますが、届け出てどうなるんでしょうか。

やはり、虚偽の記載を行う企業は、労働市場そのものからご退出願いたいものです。




ミーちゃん、元気になりました。

2015年07月15日 | 
ミーちゃんのこと。ご心配をおかけしました。

無事、一週間たち、尿路結石は治った模様です。
お薬も要らないということで、ミーちゃんもホッ。

結石は再発しやすいので、カリカリも結石対応のものに替えました。
前のカリカリより値段的に高いのですが、味的には落ちるみたい。
餌皿の前で『ちょっとなあー』という顔をします。

というわけで、オヤジ猫満開の写真。



玄関の下駄箱の上でおくつろぎです。横の貝は置き物なんですけど枕替わりにしてます。

ミーちゃんの過去は良く知らないのですが、昔は太っていたのかもしれません。
というのもお腹にタプタプが・・・。


このタプタプは皮で、脂肪は付いてません。
昔は脂肪が詰まっていたのかと。

性格はとても可愛いのですが、体形はしっかりオヤジですね。