緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

吉野川大歩危峡でラフティングとキャニオニング

2019年09月25日 | 旅行
今回は吉野川があわや三途の川になるかという体験をしました。
何を血迷ったのか、四国は吉野川、大歩危峡にラフティングとキャニオニングのツアーに行ってきたのです。

私って、ラフティングやキャニオニングをやるタイプの人じゃないんです。
もちろん初めての体験でした。
たぶん最初で最後になると思います。
できるうちにやっておこうと思いまして。

あらかじめお断りしておきますと、写真は一部を除いてツアーガイドさんとラフティング及びキャニオニングのガイドさんによるものです。

今回は60代を中心にシニア女性9名とツアーガイド1名の一行です。
最高齢は83才でした。といっても、その方は普通の83才ではなく、60才から登山を始めて75才で百名山を踏破なさり、地元大阪の金剛山も1000回登山を達成されている方です。

大阪を出発して、道の駅大歩危からの吉野川。

なんでも大歩危峡は児啼爺(こなきじじい)の故郷なんですって。


とかなんとか言っている内にヒヤヒヤドキドキのラフティングです。
お世話になったのはハッピーラフトさん。⇒ここ

ツアーガイドさんも含め5名づつ2艘のゴムボートに乗り込みました。
ハッピーラフトのガイドさんも1名乗り込みます。
若い華奢な感じの女性でしたが、頼りになる方でした。
日焼けした顔に白い歯が爽やか。


なぜか一回は川に落とされ、レスキューの練習があります。
プカプカ浮いているところ。
救命胴衣を着けているから泳げなくても大丈夫なんです。
引き上げる練習。馬鹿力で引きずり上げる。

ワイワイキャーキャーです。








私、ボートに乗っているんですよ




放り出されずに、なんとか岸に辿り着けました。

                        



この日のお宿はホテルで「まんなか」さん。⇒ここ
設備も料理も良かったです。




















翌日の早朝、ホテルの部屋の窓から撮った写真。

この日は朝からキャニオニング。
キャニオニングは一言でいえば沢下りです。
ただロープと滑車を使って下るジップラインが何カ所かあります。

体力的にいうと、キャニオニングは崖をロープで降りたり登ったりする所が何カ所かあり、ラフティングより遥かに過酷でした。
天然のウォータースライダーも何カ所かありますが、滑るというよりは落ちるといった方が正しく、結局、滝壺には3回落ちました。

ハッピーラフトさんでウェットスーツに着替えると車に乗せられ、どんどん山奥へと連れて行かれます。
もう引き返せません。期待と不安でドキドキです。

はるか下に昨日の吉野川が見えます。

こんな場所を進みます。












数カ所あるジップラインの一つ。
なぜかシェーをしてます。世代が分かりますね。


天然のウォータースライダーから滝壺に落ちると、アワアワブクブク状態になるのですが、ガイドさんが片手で引き上げてくれます。(足がつく深さなのですが水流が上下に激しく渦を巻いている!!)
ガイドさん、記念にもう一方の手でツアー客の必死の形相をカメラで撮ります(笑)。
頑張ったおばちゃん達が気勢を上げています。

逞しいガイドさん。


車に乗せられハッピーラフトに戻るとお昼ご飯を食べ、記念写真を撮って今回のイベントを終えました。
一人の落後者も、怪我もなく、この日のうちに、無事に関西に帰還できました。

やるじゃん、おばちゃん達。
やるじゃん、私、って感じでした。

翌朝、起きようとすると全身筋肉痛状態でした。
ロープで崖を登ったり降りたりはさすがにきつかったです。

我と思わん者はチャレンジして下さい。



骨粗鬆症

2019年09月17日 | 健康
4月から通っていたシニアの為の健康と医療の講座、夏休みが終わって9月から再び通い始めています。
先日は、午前中は「スポーツと病気」午後からは「骨粗鬆症と腰痛」がテーマでした。

午前中の講座で印象に残ったことは、アスリートは風邪をひきやすいということでした。
強い運動後は免疫力が落ちてしまうらしく、それがアスリートが風邪をひきやすい原因のようでした。

午後からの講座の講師は現役の整形外科の医師で、午前中に1件の手術を済ませて来たとおっしゃってました。
この講座で興味深かったのは骨粗鬆症の治療薬の話でした。

私は骨粗鬆症の治療薬はカルシウム剤くらいかと思っていたのですが、まったく違っていました。
ここ数年、多くの骨粗鬆症の治療薬が出てきていたのでした。
薬の服用方法も毎日だけでなく、1カ月に一度とか1年に一度とか、色々です。

そもそも骨は破壊と形成を繰り返しており、破壊に形成が追いつかなくなると骨粗鬆症になるようです。
そこで骨粗鬆症の検査では単純に骨密度だけ計るのではなく、血液検査や尿検査で骨の代謝(破壊と形成の状態)をチェックして、その結果により治療薬を選択するようです。

骨粗鬆症には予防もむろん大切ですが、食事や運動だけでは骨粗鬆症の予防は難しいらしく、積極的な薬による治療を考える方が良さそうでした。

骨が丈夫かどうかについては、私は遺伝的な要素も大きいのではないかと思います。
若い頃に勤めていた会社の社長が、医師の勧めで、骨の為に毎日3時に牛乳を1本飲む習慣がありました。
何十年もその習慣を続けていましたが、会長に退いてから、結局、何度となく骨折を繰り返して亡くなりました。

その会長のお葬式に、私と同じ年齢の会長の長女の方が両手首に包帯を巻いて列席していました。
聞けば転んだ時に両手をついて、両手首を骨折したのだそうでした。(まだ50代に入ったばかりの年齢でした)
その会社は同族経営のようなところもあり、社長と同族の方が他にもいましたが、話を聞いてみると共通して骨は弱かったみたいです。
ですから骨の丈夫さは運動とか栄養より遺伝じゃないかと思われました。

骨粗鬆症は齢を重ねれば誰でもなってしまうもののようですが、大事にいたる前に薬を使ってでも骨折の予防をするのもありだというのが結論です。


私自身は椎間板ヘルニアで、太もものシビレもあり、背骨の一部もよく痛んでいるので、一度、いつの間にか骨折していないか調べてもらう方がいいんじゃないかと思わされました。



人としてどうか

2019年09月12日 | 
みーちゃんが亡くなって1カ月が過ぎました。
まだ四十九日はきていません。
なのに兄は、みーちゃんが亡くなって2週間もしないうちにもう新しい猫を飼おうと言い出しました。
私としては、せめて四十九日が過ぎるまでは猫を飼う話などしたくなかったのですが。

実は以前にも同じようなことがありました。
スズちゃんを飼う前、シロという名の白猫を飼っており、その猫が亡くなって、たいして日も経っていなかったのに新しい猫を飼おうと兄が言い出したのです。それで貰ってきたのがスズちゃんでした。

当時は母の介護がまだ始まる前で、母が呆れていました。
そんなにも簡単に新しい猫を飼おうと言い出せるものかと。
人としてどうかと思えると。

だから今回、兄がその話をし始めた時、その時の話をして、母が呆れていたと伝えました。
再び猫を飼うのは、せめて四十九日が過ぎてからにしようと言いました。
もう一つ、母が呆れていたご近所の人の話もしました。

もうその家族は引っ越していませんが、ご近所に、夫に愛人がいて、その事に気を病んで自殺未遂を繰り返していた奥さんがいました。(夜中に救急車が何度か来ていました。)
ある日とうとう本当に死んでしまいました。自殺です。
そうすると、夫は四十九日もすまないうちに新しい奥さんを家に迎え入れたのでした。(たぶん愛人だった女性)

人の家のことだから、あれこれ言えることではないかも知れませんが「人としてどうかと思う」と母は言っていました。
その話を兄にすると「それとこれとは違うだろう」と言いました。
確かに、兄はみーちゃんがいるのに外に愛猫を作って、みーちゃんがその事に気を病んで自殺したわけではありません。そもそもみーちゃんは自殺なんてしていません。
でも四十九日もすまない内に家に迎え入れようとするところは同じです。
みーちゃんの魂はまだ家の中や周辺にいて見ているかもしれないのに。

私が話をして以降、兄は猫のことは言いださなくなりました。
私の方は気になって、猫の里親サイトなどチェックするようになりました。
里親を探している色んな事情の猫達がいました。
兄と私の年齢を考えれば子猫は飼えません。
高齢者はご遠慮下さいと書いてある猫達も多いのです。

みーちゃんのことは思い出さない日はありません。
新しく飼う猫は焦らず、ゆっくりと探したいと思っています。

元気だった頃のみーちゃんです。








65歳だよ~ん!!

2019年09月04日 | 話題
私、9月が誕生月で、今年65歳になります。

最近、役所から2通の封書が届きました。
1通は市役所からで介護保険証が入っていました。
ありがたいことに、まだ使う必要はなさそうです。

もう1通は日本年金機構から。
これが分かりにくい。
一体、何をどうしてほしいのか、すっきりと書いていない。

要するに65歳から公的年金が丸々もらえるのだけど、申請しなくてはならないのです。
それならそう書けばいいのだけれど、ゴチャゴチャと余計なことばかり書いた書類が複数入っています。

どうやら受給開始を繰り下げて欲しいらしく、なんだかんだと複雑なことを書いてます。


どうして欲しいかによって、申請のハガキの記入方法が異なります。
支給申請のハガキを送らなければ年金も支給されないみたいな。

おまけにそのハガキ、切手を貼る必要がある・・・。

私はもちろん繰り下げせず、丸々受給を希望です。
多少、生活に余裕ができそうです。

私は女性で、給与の額が大したことなかったということもあって、若い頃から公的年金だけで老後の生活を賄おうとは全く考えていませんでした。
老後貰える年金の額は、働いている時に支払った年金保険料に比例するし、その年金保険料は貰っていた給与の額に比例してますから。
今の若い人達が、年金だけで老後やっていけないと大騒ぎしているのが実は不思議なんです。
(単にメディアが煽っているだけかもしれませんが。)
公的年金は生活を支える重要な柱だという認識です。

年金機構で非正規で働いていた時、同僚で、夫が「どうせ年金なんか貰えない」と言って無年金だという人がいましたが、それを聞いた時、周囲の人達全員が彼女に対して「エエーッ! どうするの、あなた!!」状態になったことがあります。

all or nothing に考えず、年金が老後を支える一つの柱と考えればよかったんですけどね。