緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

微妙な2匹

2015年11月21日 | 
ミーちゃんが我が家に来て以来、スズちゃんはすっかり痩せて小さくなりました。どっと老け込んだ感じ。
やはり老いた雌猫におっさん猫は脅威だったようです。

たまに10センチくらいの間を置いて寝ている時もあります。
この日はホットカーペットの上、毛布1枚隔てて寝ていました。

お尻とお尻がくっついていますが、毛布がなければスズちゃんが嫌がります。
(左上がスズちゃん。右下がミーちゃんです。)

ちょっと後、やはりスズちゃんが顔を背けています。


スズちゃんの元気がなく、ストレスを感じていることは何となく分かります。
ミーちゃんは基本図々しい猫です。

スズちゃん、ごめんね。
2匹で猫団子、まだまだ先のことです。



冬の足音

2015年11月15日 | 庭の植物
虫刺されにもめげず、庭の手入れしてます。
でも、雨続きではかどりません。

この季節初めてのサザンカが咲きました。

他に花は無く、蕾は硬いです。


家の外壁にカマキリさん。じっとして、動きません。
手前に見えるポッチリは卵のようです。冬を間近にして命のバトンでしょうか。
でも、カマキリの卵にしては小さくて、孵るかどうか疑問。

このカマキリ、二日間、同じ場所でじっとしていましたが、いなくなりました。
鳥さんに食べられちゃった?

蕾も付いていないワビスケの根本で、スズちゃんが草を食べていました。

毛玉を吐きたいのでしょうか。
ワビスケの開花は遅く、ほとんど春です。

ワイルドストロベリーはまだ花を咲かせています。

実もたくさん。小さいから摘まんでザッと洗って食べちゃいます。


さて私も、いよいよ冬の装いです。

暑がりなので、寒くならないと着ない着物を出しました。


紺色の長着は母の遺品の大島紬。
処分するのはもったいないので洗い張りに出し、私のサイズに仕立て替えて、私が着潰すことにしました。

綸子地のサーモンピンクの羽織は、若い頃に母が私の為に誂えたものです。
ちょっと派手ですが、これももったいないので着ます。

気温は高めで、ムシッとするのですが、季節は確実に移っています。


うどんでウェルカムの小豆島観光

2015年11月13日 | 旅行
小豆島に1泊2日のバス観光旅行に友達と行きました。

交通手段など、あれこれ考えて、緊張感を持って行く一人旅も良いですが、友達と二人、バスツアーで「必ずトイレに行ってください」とか「何時何分までには戻ってください」とかいう旅行会社の添乗員の言いなりになって、完全お任せ旅も楽で良いです。

大坂梅田の集合場所からバスで岡山県の日生(ひなせ)へ行き、そこからバスに乗ったままフェリーに乗り、乗ってしまってからバスを降りて、2等船室でお昼ご飯を食べながらのんびり。

その日の瀬戸内海は凪いでいて、たくさんの船舶が航行していました。
一番近くにいた船です。遠くの船は私のコンデジでは撮れません。


小豆島といえば「二十四の瞳」
映画が撮影された岬の分教場です。


原作者の坪井栄の文学館もありました。
ずいぶん病弱な人だったみたい。

小豆島の土渕海峡は世界一狭い海峡だとか。

なんとも、です。

その他安いツアーに付き物の、あれやこれやの買い物の後、やっとホテルに連れていかれ、そこでタイトルの“ウェルカムうどん”が振る舞われました。

小豆島は一応香川県だから“うどん”でウェルカムだったのでしょう。
でも小豆島の名物には素麺で、ウェルカム素麺でないとおかしいと思うのですが、うどん県のノリで“ウェルカムうどん”だったみたい。

素麺の方は夕食に出てきました。

左上の細い棒状のもの。オリーブを練りこんだオリーブ素麺です。
もちろん、バリバリとそのまま食べるのではありません。
出汁の入った鍋に入れます。

左上の鍋がオリーブ素麺を煮ているところ。普通の素麺よりツルツルとして、美味しかったです。
もちろん小豆島ではオリーブ素麺だけじゃなく、普通の素麺も売っています。

見ての通り、お食事は海産物が多く、焼き魚やら煮魚やらアサリに蛸に海老と、とりどりでした。
特に美味しかったのは白身の魚の入った炊き込みご飯。

隣の人が炊き込みご飯のおかわりを申し込んでいましたが「普通の白ご飯になりますが、良いですか?」と仲居さんに言われてました。一杯だけだったのです。

このツアーでは普通の観光ホテルに泊まったのですが、泊まったホテルについてだけでなく、最近の観光ホテルについて思うことがあります。

あまりにも内装がひどいのです。

掃除はされているのです。でも部屋の障子は破れたまま。畳は拭いてもとれない汚れが付いていたり傷んでいたり。館内の廊下の壁も剥げ落ちたまま放置されています。
普通の家でも、なんとかするんじゃないかというレベル。

確かに、バブル崩壊以後、どれだけのホテルが潰れたか分かりません。
観光地に行けば、廃業したまま取り壊されもしないホテルが、廃墟のように建っているのを見ることはよくあります。

そういう観光ホテルに比べれば営業しているだけでもマシなのかもしれません。でも、そんな、あまりに手入れされていない状態が日本の観光ホテルの平均になってしまうのは悲しいです。
せっかく、旅行という非日常も、破れた障子を見るだけで侘しくなります。

とまあ、これは、日本の地方の観光ホテルが、社員旅行やら何やらで儲かっていた頃を知っているおばさんの嘆きです。嫌ならもっと高額のツアーで旅行すればいいのですが・・・。

ホテルの内装はともかく、部屋の窓からの夜明けの海は美しかった。


翌日は寒霞渓へGO。(添乗員が寒霞渓のことを香嵐渓と何度も言い間違うことには白けましたが)。

紅葉を狙って行ったのですが狙いは当たってました。記念撮影です。

ご存知のように、小豆島はオリーブの産地で、街路樹までオリーブでした。

やはりオリーブの産地のギリシャのミロス島と姉妹島で、オリーブ公園にはギリシャ風の風車も建てられていました。


お昼はオーキドホテルという内装もきれいなホテルで、ツアー代とは別注文になる御膳を食べました。

やはり素麺が出てきて、カレイのから揚げは美味しかったのですがデカ過ぎ。
お箸ではなく、手で掴んでバリバリと食べました。

後はバスに乗って港に行きフェリーに乗ってご帰還です。

たまに食い意地の張った、こんな旅行も良かったです。


刺されました。

2015年11月08日 | 健康
人にではなく、虫にです。
虫の正体は不明。
2日の夕方、ちょっと薄暗くなるまで庭仕事をしていて、その夜、右足の向う脛がなぜかちょっと痒くって、でも見ても何もなく、そのまま寝ました。

翌朝、右足に異変が・・・・。
これは病院に行かなくてはと思ったものの、3日は祝日で病院は休み。

翌日4日、本当は文化財収蔵館のボランティアで、春に植えたサツマイモの収穫を幼稚園の子達とする予定だったのですが、それどころじゃない状態。
朝一で病院に行きました。

先生は私の足を見た途端「あっ!」と言いました。
カモシカの足のようだった私の足は無残な状態。


まるで自分の足ではないみたい。
パンパンに腫れ上がって、歩いても痛い状態。
医者は抗生物質とアレルギー反応を抑える薬を処方してくれました。

それにしても、庭仕事はそれなりに気をつけて靴下も履いていたし、もちろん長ズボンだったのに、場所的に靴下の上から刺されたとしか思えない。

不思議なのは、当日は向う脛に痒みを覚えたのに、刺された場所はずっと下の足首。
あの向う脛の痒みはなんだったのか。

虫の毒は、重力の法則で刺された場所より下に拡散し、足のくるぶしから甲まで腫れて痛痒くなってしまった。

週末に旅行の予定だったので、行けるかどうか心配になりました。(行ったけど)

その日は、病院に行ったその足で、収蔵館までバスでいきましたが、もちろん芋ほりには間に合わず、園児達も帰った後でした。

でもボランティアの皆は綿の最後の収穫をしてました。私も少しはお手伝い。

綿はその日を最後に抜いてしまい、まだ吹いていなかった綿の実も収穫して干しておくとはじけて綿が吹くとか。

私も綿の実を少し貰って帰って、自宅で乾燥させることにしました。



薬が効いたのか、足のパンパン状態は収まっています。
でも右足が左足よりやはり大きいのです。すっかり治るのはいつのことやら。



おもしろニット

2015年11月02日 | 話題
先日、現代アートをやっている友人の個展を見に行きました。

友人の作品ではないのですが、その画廊には、以前に個展を開いた作家さん達の作品も展示してあって、その中でニットの作家の方が置いていた毛糸がありました。

一つ一つは長いものではなく、いわばサンプル的に、何種類もの毛糸が、四角い箱に放り込まれていました。

画廊のオーナーの方が言うには、その作家さんは、毛糸を買い付けに毎年イタリアに行かれているのだとか。なんでも、イタリアで世界的な毛糸の展示会があって、世界中の風変りな毛糸が出品されているのだそうです。

その作家の方に言わせると、日本で作られているニット用の毛糸は、優等生的で、まったく面白みがないのだそうです。

確かに、その方が買ってきた箱の中の毛糸は不思議なものばかり。(写真は撮ってはならないことになっていましたので、写真での紹介はできません。)

一体、どうやって使うかは、使う人の創造性に任せられていて、ニット好きな人の腕の見せ所だと思います。

私は特にニット好きではないのだけれど、面白そうな毛糸を一つ買いました。

これです。(私が買ったものですから写真は撮れます。)

ふすまを背景にしているので、大きさはふすまの取っ手から類推できると思います。

もっと近づいて撮った写真。

もっと近づきます。

もっと。

これをどうするのかというと、丸めて、セーターや帽子などのニット用のブローチを作ろうかと思います。(編み物とは到底言えませんが。)

丸めると、こんな雰囲気になります。


この毛糸はスペイン製のようです。

私以外で、この毛糸を買った人は、どんなふうに使っているのでしょう。
想像すると、ちょっと楽しいです。