ちょうど桜の季節でした。→これ
今年も、以前にスタッフだった自然観察会から助っ人要請があり、お手伝いに行ってきました。
今年は日をずらしたこともあり、桜はすっかり散っていました。
自然観察会は桜ではなく野草がメーンなので、人出も少ない今の時期の方が良かったです。
お昼にみんなで食べる野草の天麩羅作りのお手伝いです。
観察会の受講生の皆さんが先生から野草についてのお話を聞いている間に、他の担当のスタッフと一緒にその辺りに生えている野草を摘むのです。
準備OKです。
どんな野草を天麩羅にしたかというと、タンポポの花、タンポポの葉、ヨモギ、カラスノエンドウ、セイヨウカラシナ、ハハコグサ、アザミの花、アカツメグサ。
それと受講生の方が掘りあげてくれたノビルの球根は天麩羅ではなく素揚げにしました。
セイヨウカラシナは、私は菜の花かと思って摘んだのですが、聞けばセイヨウカラシナだったそうです。
菜の花とは少し違うとは思ったのですが、菜の花にも色々と種類があるので、そうかなと思ったのですが。
正確にはセイヨウカラシナは野草とは言えないようです。
元々食用に持ち込まれた外来種が野生化したものです。
菜の花と同様、河川敷によく生えています。
この自然観察会の目的は野草の天麩羅を食べることではなく、講師の先生から野草観察のポイントを学ぶことです。
でも、それだけでは面白くないだろうということで野草を味わってもらっているわけです。
子供達には講師の先生のお話は難しすぎますので、むしろ天麩羅作りに興味津々です。
だから「危ないから離れていてね」と言っても油の鍋をのぞき込もうとしたりします。
食べてみて私が一番美味しいと感じたのはセイヨウカラシナでした。
元々食用に持ち込まれたものですから当然かもしれません。
お弁当は持ってきてもらうのですが、それとは別に天麩羅を用意するのです。
自然観察会の受講生の皆さんは興味津々で色々と召し上がっていました。
決して凄く美味しいものではありませんが野趣があります。
午後の部は去年と同様、堤に沿って歩きながら先生のお話を聞いて植物を観察したりするのですが、私は去年のように先生に同行せず、数名のスタッフと共に荷物番をすることにしました。
桜の木の下で寝ながら、桜の葉越しにコンデジで空をパチリです。
みんなが戻ってきて、観察会は終わりです。
帰り、背割堤に今年から出来たという展望塔にみんなで登りました。
なんでも、桜の季節だけ入館料を徴収するとのことで、この日は無料でした。
展望塔からの風景。
左が木津川で右が宇治川です。
1年ぶりの背割堤での観察会。
1年間、私の身には去年は考えもしなかった色々なことがあって感慨深いものでした。
話を聞くと、観察会はずっと続けてスタッフをしている人。新しく入った若い人。私みたいに止めた人。
変化はそれなりにあるようです。
いつまで続けられるだろうとは誰もが考えているようで、自分や家族の健康が何よりと思えました。
私はこれからも人出不足の時はお手伝いさせてもらうつもりです。