緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

風邪で残念

2015年12月25日 | 日記
風邪をひいてしまいました。
鼻水タラタラ。咳もゴホッゴホッと不気味な音で、咳音だけで人が遠ざかりそう。

おかげで予定は大狂いです。

23日、お能を観に行く予定でした。
前売りのチケットも用意していましたが、無駄になりました。



動くと頭痛がするので、何もできません。

猫達と一緒にゴロゴロ。

スズちゃんです。

ガスファンヒーターの前で恍惚となっています。



ちなみにスズちゃんはこの座椅子が好きです。

この座椅子の何が好きかというと、布張りの布の部分で、そこでバリバリと爪を研ぐのが好きなのです。
でも、この椅子は私が通販生活で腰痛予防用に買ったもの。張ってある布をボロボロにされては困るのです。

それで、大きなバスタオルで包みこんで布部分を隠し、スズちゃんがバリバリしないようにしています。爪とぎに、バスタオルは不向きなのです。
掛けてあるカバーは、例によって母の遺品の刺繍をしてあるもの。本来はソファ用です。

何日もゴロゴロするのはどうかと思い、今日は庭のダイダイを高枝切り鋏で採りました。
採っているうちに頭痛がし、雨も降ってきて、雷まで鳴りだしたので、途中で中止しました。

3分の1も採れてません。


明日くらい、元気になりたいです。




今年最後のガーン

2015年12月18日 | 話題
ブログには書かなかったけど、10月から始まったシニアカレッジも、今年最後の講座を終えました。
文化財収蔵館のボランティアも、今年の活動を終えました。

後は年末の作業をゆっくりと終え、新年を迎える筈だったのですが・・・・。

毎年来る大阪ガスのガス器具点検で、給湯器の寿命がそろそろ来ているという指摘を受けました。
実は去年も指摘されていて、確かに13年前に設置したもの。

こういう器具って、メーカーは10年が限度だと言ってます。ちょっと短すぎないでしょうか。
昔の器具はもっと長持ちしたものですが、今はわざと10年でダメになるように作っていると言われています。

消費税は上がるし、いつ壊れてもおかしくない給湯器を使い続けるのも何なので、給湯器を新しくすることにしました。

ところが問題が一つ・・。

給湯器が置いてある場所が、13年前ならOKだったのですが、現在ではダメとのこと。
家の外なのですが、物干場にしている為、波板で屋根を作り、周囲も波板で囲っているからです。給湯器の設置は屋根のないところでないとダメなのです。
で、そういう場所に変更する工事も含めると、費用は40万円近くになります。

あまり高いので、やはりぶっ壊れるまで使うべきだったかもと考えたり・・・。

結局、工事してもらいました。

工事の日、工事している大阪ガスの人に「ちょっと見てほしいのですが」と呼ばれました。

家の外壁の塗装が、所々膨らんでいたのでした。それが割れて中から砂が出ている所もありました。
壁の中に水が入っているからとのことでした。

前にやってもらった外壁の塗装工事が雑だったことは気づいていたのです。
でも、あんなにひどかったとは・・・。

結局、外壁の塗装も大阪ガスにしてもらうことにして、その費用が120万円。

年末になって、こんなことになるなんて。

悪い事ついでだから、だんだんひどくなっていく右の腰から太ももにかけての痛みを治してもらおうと整形外科に行きました。

すると第4腰椎と第5腰椎の間の軽いヘルニアだとのこと。

対症療法の痛み止めは使わず、ビタミンE(抹消の血液の流れを良くする)とビタミンB12(シビレをやわらげる)が処方され、後は生活指導とストレッチのやり方を教わりました。

実際にやってみると、このストレッチ、左は簡単なのですが、右がガチガチで、無理してやると痛くて痛くて。
徐々にほぐしていくしかなさそう・・・。

「なんだかなあ」の年末なのですが、お口直しに、シニアカレッジの日帰り研修で行った京都七条の智積院の紅葉の写真をアップします。






母の刺繍

2015年12月06日 | 思い出
いつもコメントをくださる晴れ後曇り・・さんが、家の写真の背景の刺繍の衝立が気になるみたいなので、全面的に公開します。


刺繍は母が刺したものですが、表装というのか、衝立に仕立てたのは専門のお店です。木は桜材だと聞いています。

母は一時期、刺繍に凝っていて、座布団カバーから鏡台カバー、掛け軸やら着物の帯まで刺繍で作っていました。

掛け軸も帯も仕立てる時は専門のお店に頼んでました。

ずいぶん昔のことなので、残っているものは少ないです。
母が亡くなった時、母の友人・知人に差し上げてしまったものもあります。

これは下駄箱の上に敷くもの。今はニャンコが汚すのでしまっています。
近づいて見るとこんなです。



フランス刺繍の多彩なテクニックが使われています。

絵柄自体は母が考えたものではないです。先生の指示で作っていました。
そこが母の限界だったみたいです。

刺繍を見ると、母は何をするにもとても丁寧で、緻密な、家庭的・女性的な人のように思われるかもしれませんが、実際はそうではありませんでした。

どんな人だったかというと、まな板に茸を生やした人です。
まな板でも何でも、ちゃんと洗わないし、汚れたまま放置しているから腐ってそうなるのです。
私がそのまな板を捨てるように何度言っても母はそのまな板を使い続けていました。(茸を生やしたまま!)

私の母に関しては、一事が万事それで、ザツと言おうか、いい加減と言おうか、手抜きできるだけ手抜きする人で、聞けば「うっそーっ!」と言ってのけ反られるエピソードが山ほどあります。

今となったら笑い話ですが、一緒に暮らしていた頃はストレスで、私は休日で家にいると過敏性腸症候群で激しい腹痛から下痢になったくらいです。(茸のせいで下痢になったのではないです!)
心療内科の医師には、過敏性腸症候群の人は学校とか会社とか、家の外でそうなるのに、あなたは休日で家にいるとそうなる、とても珍しいといわれました。

皮肉なことに、ある日、母が倒れて目が見えなくなり、大腿骨骨折で動くのも不自由になると、私の過敏性腸症候群もピタリと治りました。
家の中のことはすべて私が仕切るようになったからです。

介護は10年近く続きましたが、できる限りのことはしたので、私としては後悔はありません。

母の性格をある程度知っていた母の友人・知人の方々は、形見に母が刺繍したものを差し上げた時、とても驚いていました。
刺繍は、母の思いもよらない一面だったのです。


ニットのブローチとカジュアル着物

2015年12月03日 | おしゃれ
11月2日投稿のおもしろニット、くるくる丸めて安全ピンを付けブローチにしました。
ハーフコートの胸に付けたところ。

セーターに付けるとこんな感じ。

まあまあかな。

ところで先日、大坂の四天王寺に行ってきました。

四天王寺は文楽の「摂州合邦辻」、謡曲(能)の「弱法師」、説教節の「俊徳丸」の舞台になった場所。

四天王寺のに西門は極楽浄土の東門に接しているとか。

彼岸の頃、ちょうど、そこに夕日が沈むのですね。
そして昔は四天王寺のすぐ傍まで海だったとか。海に沈む夕日が拝めたのです。

西門です。その向こうに鳥居も見えます。

物語に思いを馳せてお参りしました。

この日のおしゃれは紬のアンサンブルというカジュアルな着物です。

ネットのお店のリサイクル着物で、税抜1万円で手に入れました。

サイズさへ合えば、リサイクル着物はとてもお得です。
ただ、古い着物は全体的に裄丈(背中心から手首まで)が短いのです。
この着物も裄丈が短いです。

それでも、この着物は裄丈は伸ばすお直しをしてもらっています。
下手すると、お直しの方が着物本体よりお値段的に高く付くくらいですが、私はお直しの安くて良心的なお店をやっと見つけました。(格安です。)

思うに、昔は着物で家事を当り前にしていたので、裄丈は短い方が良かったのだと思います。
今は、お着物はよそ行きのドレス感覚で、袖がやたら長いのが流行なのです。

裄丈が長くなったのは、今の若い人の手足が長いからという説もありますが、私が昔作った着物も裄丈が短いので手足の長さの変化は関係ないでしょう。
(それとも私の手足が齢と共に伸びたとか。それだと嬉しい)

一緒に行った友人も、白っぽい地にパステルカラーの模様の綺麗な紬の着物を着ていて、そのせいか、オーストラリア人だという外人女性に友人と二人並んだお写真を頼まれて撮られました。

60代女性二人より、もっと若い女性の着物姿の方が良かったのですが、若い方、着ていないです。
というわけで、写真まで撮られて、おしゃれ心も満足の一日でした。