緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

花粉症、どうしよう・・・。(´;ω;`)

2019年02月27日 | 健康
10日程前、鏡を見ると、大した顔でもない顔がちょっと変。
右のまぶたが赤く腫れてお岩さんぽい。(あそこまでいかないけれど)
たまに化粧品でかぶれるとそうなるのだけど、右目だけって変じゃない。

読売新聞を読むと、花粉症の影響で一番皮膚が薄くて弱いまぶたが腫れることがあるらしいと分かりました。
とにかく保湿して、変にこすったりしないことだそうです。
花粉症で皮膚が腫れるのを防ぐ、それ用のクレームも出ているみたい。
それなら皮膚の方は保湿で凌ぐとして・・・。

毎年花粉症の症状の鼻水で悩まされ、マスクで凌いでいたのだけれど、今のうちに診て貰おうと病院へいきました。
ところが、最初に貰った薬はピーピーどんどんになりました。
当初原因が分からず、薬を飲み続けたのでエライ目に・・・。
花粉症の薬かと疑い、ネットで調べると副作用に腹痛・下痢が。

次に貰った薬は強烈な睡魔に襲われました。
経皮吸収タイプの薬だったので、前日の夜、腕の上腕に貼り付けました。
(先生曰く、胃腸を通さないので胃腸障害は起こしにくい筈と。)
翌日、午前中は何ともなく、午後、公民館で救急法の講習会に参加している時、異様な睡魔に襲われました。
半分寝ながら講習受けました。
帰ってからも眠くて眠くて。
なんでこんなに眠いのかと考えて、花粉症の薬に思い当たりました。

貰った(正確には買った)薬は捨てざるを得ませんでした。
薬代も診察代もバカになりません。
それに、また病院に行っても同じこと繰り返しそう。
いっそ、市販薬を買うか。
薬止めるとやはりクシャミします。
どうすべきか迷ってます。


僕らだって・・・。

2019年02月24日 | 野鳥
野鳥写真というと、いつも、可愛い・綺麗な・珍しい鳥ばかり。
でも僕らだって一生懸命生きているんだよ。
嫌われ鳥№2と№3だなんて、失礼だよ!!

というわけで今回はヒヨドリとムクドリ。
えっ? ヒヨドリに梅の花の良さがわかるのかって? それが失礼なの!

あんたと違ってアップに耐える顔だしね。

プロポーションも抜群、尾羽も立派だよ。
庭のお花がもっと咲かないかなぁ。蕾のうちからバクバク食べてやるのに。

ヒヨドリさん。やっぱり下品だわ。
私は上品なムクドリ。
今は住宅街で巣作りしていて忙しいの。
えっ? うるさいって?
そんなこと言ってるから人間は少子化になるのよ。
私なんか1回で4つも卵産むのよ。
雛達が騒いだり、糞を撒き散らすのくらい我慢して欲しいわ。


カリガリ博士

2019年02月22日 | 話題
「カリガリ博士」は、第一次世界大戦後のドイツ表現主義の傑作映画で、コアな映画ファンなら必ず観ておくべき映画です。

私はコアな映画ファンではないけれど、おかしな映画は結構観ていて「カリガリ博士」も20代に観た記憶があります。
サイレント映画で確か弁士が付いていた映画でした。

ストーリーは、病院の院長で、精神に異常をきたしているカリガリ博士が、患者の眠り男を使って連続殺人を犯していることを一人の男から語られるのです。
ところが最後に、その事件がすべてその語り手の男の妄想であったことが明かされて終わります。

丸々リメイクではないですが「怪人カリガリ博士」という1960年代位の、確かアメリカの映画もあって、その映画では主人公は魅力的な女性です。
彼女は車の故障で、ある建物に辿りつくのですが、そこから出ることが出来なくなります。
その建物を支配しているのがカリガリ博士で、色々と恐ろしくも奇妙なことが起こります。
この話も最後にそこが精神病院で、その女性はそこの患者であり、すべてが彼女の妄想であったことが明らかにされます。

最後に彼女は治癒して退院するのですが、退院する時の彼女は魅力的な女性ではなく年老いた女で、時折来ていた恋人らしい男性が実は息子で、その息子に連れられて退院するのです。
「怪人カリガリ博士」の方は、私はテレビで観ました。
「カリガリ博士」も「怪人カリガリ博士」も映画のジャンルとしてはホラー・ミステリーになります。

私が「カリガリ博士」のことを思い出したのは、例の乳腺外科医の猥褻事件が無罪になり、色々と報道されたからです。
事件のあらましは江川紹子さんが1月19日に詳しく記事にしています。⇒ここ
無罪判決が出てからの記事もあります。⇒ここ
映画では、おぞましい出来事の数々が精神病患者の妄想であったことは最後まで観客には知らされません。

同様に今回の事件も、おぞましい出来事が患者の麻酔薬による術後妄想であったことは医療関係者を除き周囲の人間には理解されていませんでした。
LINEで原告から被害を聞いた知人が警察に連絡し、警察がすぐに介入し、医師は逮捕され100日以上も拘留され、職も社会的信用も奪われることになりました。

でも、江川紹子さんも書いているように、状況を検証すれば“事件”が実際にあったかどうかは常識的に理解できることでした。
私も満床の4人部屋で、原告と同じベッドの位置で、ドアもいつも開け放した状態の入院を経験しています。
今回の“事件”では、昼間、カーテンは閉じられていますがカーテンのすぐ傍に患者の母親がいる状態で、医師が術後に乳首を5分近くも嘗め回したり、胸を見ながら自慰行為を行ったことになっています。

私は入院中安静にするよう言われていて、トイレも車いすを使うように言われていたのですが、それでは手間だというのでベッド脇にポータブルトイレが置かれ、そこで用を足すように言われました。
夜、同室者も寝静まり、人の出入りの無い状態であればポータブルトイレで用を足すことは出来ましたが、昼間は切迫した尿意を感じていても、どうしてもそこで用を足すことが出来ませんでした。
それぐらい、いつ誰がカーテンを開けるかも分からない、人の気配が感じられるプライバシーが無い状況なのです。
あのような状態で自慰行為は99.99%あり得ません。

麻酔薬による術後のせん妄、それによる幻覚は医療関係者ならよく知られているそうですし、高齢者であれば麻酔薬を使用していなくても夜間にせん妄状態に陥ることはよくあるとか。

麻酔薬でなく意識をうしなわせる胃カメラ検査の鎮静剤でも、私は痙攣を起こして経口ではなく経鼻の検査に切り替えたと後で知らされたことがあります。
同時期に同じ検査を受けた私の同僚は鎮静剤で暴れて、結局胃カメラ検査ができなかったそうです。
もちろん私も同僚もその間の記憶はありません。
私は鎮静剤が覚めても夢うつつで、記憶がはっきりしない状態が続いたので、もう胃カメラ検査で鎮静剤は使わないようにしています。

病院では鎮静剤を使うと検査が楽であると言うだけで、高い確率で痙攣を起こしたり、暴れたりすることがあるとは教えてくれません。
今回も事前に起こりうることを教えていなかったのではないかと推測されます。

今回の“事件”で私にとって印象的だったのは、原告の頑なさです。
麻酔薬で生々しい悪夢や幻覚を見ることはその病院の関係者だけが勝手に言っていることではなく、世界的に知られている医療の客観的事実です。
自分では実際にあったと思われることでも、客観的事実を示されれば考えなおすのが普通ですが彼女はそれをしません。

最初に相談したのが、麻酔薬によるせん妄について無知な知人や警察であり、医療関係者ではなかったことが原因かもしれません。
そこで被害感情が固定化され、引くに引けなくなったとも考えられます。
ただ彼女は江川紹子さんの記事についても明らかに誤読して怒っており、自分の主観が絶対で、客観的に物事を判断することが出来ない人なのではないかと思えることです。
彼女は控訴を望んでおり、医師には気の毒ですが、この“事件”はまだまだ続くのかもしれません。

ところで、この“事件”で、映画の「カリガリ博士」以上にホラーなのは検察と科捜研の対応です。
詳しくはリンクした江川紹子さんの記事を読んでいただくこととして、日本という国、本当に大丈夫なのかとつくづく思わされたのでした。



奈良と淀川 バードウォッチング

2019年02月20日 | 野鳥
最近、出不精になってますが約束していた奈良のバードウォッチングにはでかけました。
平城宮跡です。

お天気が良すぎてカメラの設定が難しかったです。
太陽光線が澄んだ空気で直接地上に届いている感じ。
ツグミも光のコントラストがきつすぎて黒く見える。
一緒に行った人に「あんな黒いツグミいる?」と聞かれるほど。

こういう場合、適正露出をどうすれば良いのか分かりません。
見た目とは違いますがツグミの羽色が出るように撮りました。

写真というより絵画のような雰囲気になりました。

アリスイ、一羽いましたが写真は撮れず、双眼鏡で目視しただけ。
いつもヒクイナがいる葭原ですが、今年はすべて刈り取られてヒクイナが隠れる場所が無くなり、来ていないんだそうです。
平城宮跡の管理者、葭原はすべて刈らず、少しは残して欲しいです。
刈り取られた葭原です。

平城宮跡の近くには幾つか池があり、そこに移動。
途中、モズがいたり。

民家ではジョウビタキがピラカンサの実を狙っていたり。
何に注意なのかジョウビタキも思案顔。

池ではミコアイサを見つけました。



目の周りが黒いのでパンダ🐼ガモと呼ばれています。

別の池ではカンムリカイツブリ。

鳥を見る分には楽しめるのですが、面白い写真は撮れません。

いつもは池を見終わるとバスで奈良市内へ移動するのですが、今年は外国人観光客が多すぎるという理由で奈良市内には行かず、そのまま解散となりました。
でも時間があるので気の合った4人で喫茶店でおしゃべり。
来年はコスタリカに一緒に行こうなどという、鬼も笑う話も出ました。

この日、リーダーの先生から淀川にツリスガラの群が来ているという情報を得ました。
ツリスガラ、見たことがないです。
というわけで数日後、一人で淀川へ。

                 

ツリスガラは来ていましたが、群がばらけてしまって数羽しか見られず。
なんでも1週間くらい前は堤防の前まで群が出てきて写真が撮り放題だったんだそうです。
でも私が行った日は前面には出て来ず、遠くにいるのを双眼鏡で見ただけで写真は撮れませんでした。(悔しい!!)

葭原の中の小鳥の写真は、自分の目が葭原に慣れないと、鳥を見つけるのも難しいのです。
堤防の上にはカメラを持ったおっちゃん達が数人いて、ご親切に色々教えてもらったのですが、思い知ったことは毎日鳥を撮っている人達にはとうてい敵わないということ。
視力の問題ではなく慣れの問題です。
でも毎日淀川に通うのも、ちょっとね。

ツリスガラの代わりに撮ったのがオオジュリンの写真。

オオジュリンの写真も撮りにくい。
分かりますか、この写真の中に二羽のオオジュリンがいるのが。

ツリスガラのいる淀川の葭原は、こんな感じの場所なんです。

淀川の葭原は大切に管理・保全されていて、小さいながら小鳥たちの楽園です。
ここで完全保護色のツリスガラやオオジュリンを見つけるコツは、両種とも葭の茎の中のカイガラムシを食べるので、嘴で茎を割るパシッパシッという音が聞こえたら、音のする場所を双眼鏡で探すことです。

                

見つけるのが全然難しくないのが自宅のメジロ達。
このメジロのご夫婦はもうすっかり私と懇意になっています。
この写真は家の外、庭で撮りました。
家の中から、窓ガラス越し撮った写真はこれです。

メジロの目当てはもちろんミカン。
近くのパン屋で食パンを買うとパンのヘタも付いてくるので、それをちぎって庭石の上に撒いてます。
するとチュンも来ます。

朝、パンを撒くのを忘れるとチュンチュンと催促されます。

何事もそうなのでしょうけど、野鳥写真、毎日地道に努力しないと上達しそうにありません。
のんびり、楽しんで撮ることにします。


いつまで続く更年期障害

2019年02月18日 | 健康
私はスーパーフラッシャーです。
スーパーフラッシャーと言っても何のことか分からないと思います。
私も最近この言葉を知りました。
ニューヨークタイムズのこの記事です。⇒ここ

つまり、こういう事です。
今までの常識(俗説)では、更年期のホットフラッシュは閉経の前後4,5年だけに起こる症状だと言われていました。
でも実際にはそうではなく、70歳でもホットフラッシュで悩んでいる女性がいるということです。
そのような女性をスーパーフラッシャーというらしいのです。

私は70歳ではないですが、今までの常識で言えばホットフラッシュなんて起こる筈のない年齢です。
でも、ホットフラッシュは起こり、悩んでいるのです。

えっ? ホットフラッシュとは何ですか? ですって。
知らない人の為に書いておくと、要するに女性の更年期の主症状である“のぼせ”のことです。

これは辛いです。
全然大げさでなく、これが無かったら生きていくのがどんなに楽かと、何度となく思いました。
もちろん、病院にも行きました。

ホルモン療法は、効果のメカニズムを聞いて、止め時がないと考え受けませんでした。
私が考えた通り、ホルモン療法は止めた途端、猛烈なホットフラッシュが戻ってきたとニュヨークタイムズの記事の女性は語っています。

あとは漢方です。
私は更年期障害に効くというほとんどの漢方薬を試しましたが、効果は大してありませんでした。
それどころか、更年期障害に効くとされる最も一般的な漢方薬の当帰芍薬散は(一番最初に処方されるのはこの薬)、飲んだ翌日、たまたま会社の検診で胃カメラ検査を受けたところ、胃の毛細血管から血が滲み出ていると言われてしまいました。(診断名は胃毛細血管拡張症)

医師に驚愕され「何か薬飲んでますか?」と聞かれました。
「当帰芍薬散を飲みました」と答えたところ直ぐ服用を中止するように言われました。
その時、そばにいた看護師さんからも「私も当帰芍薬散を飲んで胃を傷めました」と言われました。
別の場所で、やはり更年期障害の話になった時、当帰芍薬散を飲んだ人が二人いましたが、二人とも胃を傷めて服用を中止していました。

私の胃は特に繊細なので翌日には胃壁から出血するわけですが、漢方薬は長期間服用しなければ効かない薬が多く、胃の丈夫な人でも当帰芍薬散で胃を傷めてしまうようです。
余談になりますが、当帰芍薬散は薬の性質上、更年期障害の薬としては気軽に処方は出来ない、不可もしくは慎重を要すると私は思っています。
私も、偶然翌日胃カメラを受けたので出血が分かったのですが、胃カメラを受けなかったら飲み続けてえらい目に合うところでした。
知人の薬剤師にその話をしたところ「そんな話は聞いたことがない」と言われましたが、なまじ知識があると事実を受け入れられないものらしいと思ったものです。

鍼灸治療もやりました。
多少の効果はありましたが鍼灸師の腕に大きく左右されます。

私が夏が苦手なのはホットフラッシュによるところが大です。
暑い時にホットフラッシュが起こると、後頭部からシャワーでも浴びたみたいに汗びっしょりになります。
冬は逆にホットフラッシュが起こっても外気で体を冷やせるので楽なのです。
今でも調子の悪い時は、寝ている時に2,3度はホットフラッシュが起こって、暑くて布団をめくって体を冷やしています。

私の場合、多少は幸運なことに、ホットフラッシュが起こっても顔に汗はかきません。
後頭部から背骨に沿って、背中に汗をかきます。
それだから他人には大汗かいていることは分からないのです。
顔に汗をかく人は、人目も気になって大変辛いそうです。

ホットフラッシュは同性からも理解されるとは限りません。
職場で冷房が効かない一番暑い場所に席が決められて、ホットフラッシュが酷いので席を替えてくれるよう頼んだのですが、「更年期障害なんて大したことない」と女性上司から一蹴されたこともありました。
で、その人、自分が冷房の効く席にいるのです。

60代に入って、仕事を辞めたこともあったのかもしれませんが、ホットフラッシュはようやくマシになってきました。
以前のように、それで気分が悪くなるということはありません。
でも、ホットフラッシュって、いつまで続くんだろうとはよく考えました。
ニューヨークタイムズの記事によれば70代でも続く人は続くんだそうです。

もう更年期ではないんだからホットフラッシュは起こる筈はない、というのが嘘であることは確かなことのようです。
嬉しい情報では決してないのですが、スーパーフラッシャーの苦しみを理解するという意味では広まって欲しい知識です。