緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

春の庭

2016年03月29日 | 庭の植物
少しづつでもマシになってほしいと願う腰痛(腰椎椎間板ヘルニア)を抱えつつ、庭の手入れ、そろそろ始めなくてはと焦り気味です。

とりあえず、何もしなくても、これくらいにはなる春の庭の光景。
偉大なる植物の力です。

まずは色々と植えこんだ花壇。
たいした植物を植えているわけではありません。

毎年咲いてくれるクリスマスローズ。
白色と黄色と紫があります。

カメラ(ルミックス)のシーン撮りの柔らかく花を写す機能で撮りました。
以下は普通に撮影。





まさに春の花という感じの春蘭。
毎年、桜の時期に密やかに咲いてくれます。


花ではありませんが、芽が出てきたゼンマイです。
この部分は胞子を飛ばす葉の部分で食べられません。


柿の木の下には野蕗が群生してます。
本当は群生してほしくないのですが、繁殖力が半端ではありません。
生えてほしくない場所に生えたものは抜きます。

蕗の薹も毎年生えるのですが、今年は外壁工事と時期が重なり、踏まれてダメでした。

葉の方は、もう少し経つと大きな葉が出てきます。
それは摘んで、湯がいて、味をつけて、食べます。
摘んで食べるのは一度だけ。面倒くさいから(^_^;)

なにしろ夏場は暑い庭なので、蕗が元気なのはせいぜい6月くらいまで。
真夏は暑さと水不足とでヘナヘナになります。

今は、早朝はウグイスが鳴き、昼間はメジロやシジュウカラが囀っています。
動植物にとっては一番良い季節なのかも。

腰の為には運動する方が良いので、今日は午後からは軽くウォーキングに行くつもりです。



腰痛

2016年03月25日 | 健康
1週間程前、朝、腰が痛いなぁと思いつつ寝ていました。
それが最初で、どんどん腰痛が悪化。昨日、ついに我慢できず整形外科に行きました。
薬を貰って帰りました。

食べるものがなかったので、帰る途中、生協によって買い物。
イカナゴの新子が1キロ980円で売っていましたので、それも買って帰りました。
釘煮を作るのにザラメもいるのでそれも買ったのですが、腰が悪いのに重い荷物になってトホホ・・・。

作ったイカナゴの釘煮です。ザルにあげたところ。


魚を炊く匂いに反応して、家の猫達がエサエサの大催促。何度猫用のカリカリ餌をあげてもきりがないです。匂いで判断して『もっと良い物ある筈』ってわけです。

でも炊いたイカナゴは甘辛くて猫にはあげられません。(健康に悪い!)
ついにスズちゃんは拗ねてふて寝?



腰が痛いので、届いたまま放置してあったダイドードリンコの株主優待の箱をやっと開けました。
商品の詰め合わせです。

まだ寒いのでチンしないと飲めそうにないものばかりです。
(チンしちゃいけないのもありますが。)

腰、早く治ると良いのですが・・・。
治らなかったら注射だそうです。そんなんで治るのかなぁ?




京都東山花灯路 木魚体験と狐の嫁入り 

2016年03月20日 | お出かけ
シニアカレッジのサークルで、先日京都に行ってきました。
京都に午前9時集合で、解散は午後の7時と聞き、ちょっと体力的に不安で、お昼頃から参加しました。

朝から参加された方々は城南宮に行かれてました。梅はもう終わっていたとか。
私は島原界隈巡りから参加しました。

島原と言えば京都の遊郭というイメージがありましたが、全然違っていました。
島原は花街で、老若男女が自由に出入りし、文人墨客が集う街だったようです。
幕末頃は幕府方はむろんのこと、薩長の志士たち、新撰組なども出入りしていたようです。

島原の大門です。まだ残っています。




島原開設の頃からあった揚屋(お客様に遊宴をしていただく所)の角屋さんです。

今は文化美術館になっています。

角屋の台所にあった竈です。

料理は自前で、太夫や芸妓は置屋さんから派遣してもらうのが島原のシステムだったそうです。

ちなみに太夫と花魁の違いですが、島原にいたのは太夫で、江戸の吉原にいたのが花魁です。

仕事の性格も異なり、太夫は芸妓部門の最高位で、舞や音曲だけでなく、お茶、お花、和歌、俳諧などの教養を持ち合わせていました。
花魁は娼妓部門の最高位で芸は披露しなかったようです。
要するに芸を売っていたか、色を売っていたかの違いですね。

現在、美術館になった角屋には、蕪村の紅白梅図など、島原に来た文化人の作品が置かれています。
建物も庭も文化財です。

松の向こうに見えるのは茶室です。

島原の性格を全く知らなかった私には、新たに知ることばかりでした。

島原散策の後、「八清」さんでランチをいただきました。

これにお造りと茶碗蒸しとデザートが付いていました。
お野菜は京の地野菜とのことです。

ランチの後、色々と廻ったのですが、それは省略。
その日のメーンイベント東山花灯路のことを紹介します。

要するに近頃はやりの街中ライトアップです。
私、個人的にはライトアップが好きではありません。
文化と呼ぶにはお手軽過ぎるし、よほど気をつけないと生態系にも悪影響を与えます。
単なる人集めって感じで、期待もせず行きました。

点灯は午後の6時です。

道のあちこちに大きくて華麗な生け花が飾られ、ライトアップされています。



知恩院に行きました。
学生時代から何度となくその前を通った知恩院の三門がライトアップされていました。

今まで前を通るだけで、入ったことがなかった知恩院に、今回は入りました。

隣の友禅苑のライトアップ。

知恩院ではお坊さんのお話があるということで、なぜかそれを聞くことになりました。

阿弥陀堂の中に入りましたが、そこもライトアップされていて、阿弥陀様やら瓔珞やらがピッカピッカ。
畏れ多くて写真は控えました。(撮っても構わなかったようです。)

お坊さんから仏教や知恩院の宗派である浄土宗についてのお話を座して聞きましたが、なぜか木魚が一人一人の目の前に・・・。

ひょっとして、と思った通り、お話が終わるとお坊さんの指揮の下、一斉に木魚を叩いてのお念仏が始まりました。
約5分、ポクポクポクポクと木魚を叩きながら「南無阿弥陀、南無阿弥陀、・・・」と唱え続けました。

終わって、皆が言うには「まさか木魚を叩くとは・・・」
私も同感でした。

すっかり遅くなって岡崎公園の方に歩いていくと、更なるサプライズが・・・。
人力車に乗った花嫁が目の前を通り抜けて行ったのです。

あわててカメラを取り出し写しましたが2枚だけ、それもピンボケ。




でも、よく見て、この花嫁さん、ちょっとおかしい。
そうなんです。狐の嫁入りだったのです。
花灯路のイベントの一つに狐の嫁入りがあると、私は調べていて知ってましたが、知らない人はすっかり本物の花嫁さんだと思ったみたいです。

「狐のお面を被っていたでしょ」と言われて、やっと納得してました。
一人の女性(60代半ば)が「お面被るんだったら、私だって花嫁さんになれる」と言ったところ、すかさず「あんたが花嫁さんやったら豚の嫁入りや」と突っ込まれていました。
大阪の人ばかりなので会話が漫才になるのです。

木魚を叩いていたこともあって、予定の解散時間よりずっと遅れて帰ることになりました。
ライトアップ自体は八坂神社や岡崎公園辺りが華やかです。
でも、木魚体験は、今後まず叩くことはないと思いますので貴重でした。

なんとも不思議な夜でした。


正常眼圧緑内障だそうです。

2016年03月13日 | 健康
最近、なんだか左目の一部が霞んで見づらいと思い、行きつけの眼科で診てもらいました。

眼圧を計ったり、瞳孔を開いてカメラを撮ったり、先生に診てもらったりしたのですが、特に異常はないけれど強度の近眼なので一度視野検査をしましょうと言われ、別の日に視野検査をしました。

片目だけでも15分くらいかかる検査です。両目で30分。結果は右目は異常なし。
左目の一部は、やはり見えていませんでした。正常眼圧緑内障と言われました。

日本人の緑内障は、正常眼圧緑内障がとても多いのだそうです。
特に近視の度合の強い人は視神経を痛めやすく、罹りやすいのだそうです。
そして、一度見えなくなってしまった部分は、二度と見えることはないのだそうです。

治療としては、見えない部分を広げないために眼圧を下げる点眼剤を処方されました。
でも、私の眼圧は13mmHg。日本人の平均眼圧は14mmHgです。正常範囲は10~21mmHgだとか。
私の場合、治療は少しでも視神経の負担を減らすため10mmHgくらいまで眼圧を下げたいのだそうです。

今回処方された薬で眼圧が実際に下がるかどうかは分からないので、今はお試し期間中です。

それにしても、老化で段々と体にガタがきます。
眼とくれば次は耳ですが、耳の方はまだ大丈夫みたいです。

以前、仲間内でバードウォッチングの会によく行っていたのですが、高齢の方々は鳥に関してベテランですが、ヤブサメのような高音域の鳥の声が、こちらが「えっ!?」と思う程、聞こえていませんでした。(人は高音域から聞こえなくなる)
それが気になって私は時々ネットのチェッカーで耳年齢チェックしてます。

これです。
私は13000Hzくらいまで聞こえます。目の老化よりマシみたいです。

体がしっかりしている内に、色々と楽しまないといけないようです。



アケビ・ワビスケ・スミレ

2016年03月09日 | 庭の植物
我が家の庭は、ほとんど放置という形式のナチュラル・ガーデンです。

先日植えた、強健で放っておいても元気な筈のアケビ、このところの暖かさで枝芽が綻んで葉っぱが出てきました。


蔓が伸びてきたら、うまく誘導しなければいけませんが、ズボラな私にうまくできるかどうか・・・。

ワビスケは今が盛りです。


椿の品種の同定は難しいと聞きますが、たぶんワビスケであっている筈。
茶人が喜ぶ木だそうです。控えめなところがよいのでしょうか。

庭のあちこちにスミレが咲いています。
勝手に生えてきて、勢力を広めています。

今年は工事が二月にあって、庭が踏み荒らされ、大きな株はありません。
それでも、ワビスケの下には大き目の株がありました。


近所を歩いていると、白いスミレが群生していました。
白いスミレ、欲しくなりましたが、ないものねだりですね。