緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

今年最後の大仕事

2017年12月29日 | 庭の植物
考えると気分も重く、放っておいたのですが、先日ようやく庭のダイダイを採りました。

ダイダイ、木が成長し過ぎて実が高いところにあります。
おまけに実の下の枝葉が茂ってもいます。
その上、庭には木や草がゴチャゴチャと植えこんであり、ダイダイの実を採るのは一筋縄ではいきません。

採るのは果実採取用の高枝切り鋏です。
実の上の枝を切って、実を地面に落とさず、掴んだまま、そっと地面に置くのが難しいのです。
落すと実が傷ついて役に立ちません。
ダイダイは葉のついたものでなければなりません。
葉をつけて採るのもまた難しいのです。

今年は台風のせいで実がたくさん落ち、数も少なく、小さいものが多いです。
市場のみかん等の柑橘類だけでなく、松の枝の枯れなど、風台風の影響は我が家の木に悪影響を与えています。

採って洗ったダイダイ。

例年の半分以下です。
小さいものは葉付きみかんの代用にできるでしょう。

本当は、まだ実は付いているのですが、私には採れません。
来年、新しく来る植木屋さんにダイダイと柿の木の大規模な剪定をお願いしました。
落ち葉がご近所の迷惑になっていたからです。
植木屋さん曰く「数年は実がならないかもしれませんよ」
それは仕方ないですね。

例年のように採ったダイダイは一つだけ我が家用に取って置き、それ以外は門の前に置いて「自由にお持ち帰りください。一家族様2個まで」と書いた張り紙をしました。
3時間ほどできれいに無くなりました。
一人がたくさん持って帰っているなんてことも考えられますが、監視カメラを付けて見てるわけにもいかないし(笑)。
民度の高いご近所さんだと思い、そこは信頼です。

今年の大仕事はこれで終わり。
来年には早々、写真撮影に頑張らねば

本年は拙いブログを見ていただき、ありがとうございました。
コメントを下さった方々、本当にありがとうございました。
とても励みになりました。
皆様も良いお年をお迎えください。


今年変えた事

2017年12月25日 | 話題
長年続けていて、今年変えた事が二つあります。

一つは美容院。
足かけ9年利用していました。
私より一つ年上の女性の美容師さんが一人でやっている小さな美容院でした。
でもここ3年くらい、ちょっとおかしくなってきました。

何度言っても「それは止めて欲しい」と言っているカットの仕方を繰り返す。
別に難しい注文を出していたわけではないです。
私はショートカットなのですが、何も言わないと耳の上を地肌が見える程、刈り上げられるので、それは止めて欲しいと言っていただけです。
カットする前に言うと止めるのですが、次回、言わないとまた同じことを繰り返します。
それで毎回、カットが始まる前に言っていました。
一度は「何度も同じことを言わせるな。分かっているならちゃんとやれってことですよね」と美容師さん自身が言ってましたので、私の希望は分かってはいたのです。
最終的に、始まる前に言っても刈り上げカットをされたので、『ああこれはダメだな』と思いました。

それだけでなく、その美容院では、毎回、行く度に鋏で頭を突かれたり頭皮を挟んだりされていました。
血が出る程ではなかったのですが、思わず「痛っ!!」と言ってました。
その度謝られるのですが、次回も必ず同じようなことが起こります。
世間話も自分のしたい話だけして、人の話は聞かないし、させない。

しまいにはわざとではないかと思うほど。
明らかな悪意からではなくても、嫌いな人を無意識に傷めつけることはよくあることです。
その美容師さんがどこまで意識していたかは分かりません。

最初の頃はそんなではなかったのですよ。
ちゃんと人の話を聞いてカットしてたし、普通でした。
他所より多少安かったし、カットの前のシャンプーも無料だったんです。
言えばサービスで眉をカットもしてくれていました。

だから余計に以前のようにやってくれるかと思って通っていたのですが。
嫌われているか、もしくは苦手なタイプの客なのかしらと考えたり。

そんな酷い所によく通い続けていたと思われるかもしれませんが、刈り上げカットが繰り返されるようになった頃、別の美容院に2、3度行ったこともあったのです。
そこは男性美容師さんで、話題が、儲からないとか、生活が成り立たないとか、お金の話ばかりで、それが嫌で元の美容院に戻ったのです。
そもそも私が住んでいる街は美容院が異様に多くて、かえってどこに行ったら良いか迷ってしまうのです。

今頃、あの美容師さん、私がやっと来なくなったと思っているかもです。
で、夏から、あれこれ悩んだり、変なカットで嫌な思いをするより別の美容院に行くことにしました。
別の美容院では、30代の女性美容師ですが、今のところ問題なしです。

もう一つ変えたのは植木屋さん。
もう20年来、毎年年末に植木の剪定をしてもらっていました。
2本ある松の剪定など、素人には無理なのです。
私の母の代からの人で、この人も人の話はまったく聞きませんでした。
「ハイハイ、分かった」と言うばかり。

やって欲しいことも、「別にそこはいいでしょう」と退けられます。
植木屋さんにはよくあることですが、木ばかり見ていて下に生えている(植えてある)草花は踏みにじられたりしていたことはしょっちゅうでした。
それも何度も注意して、でも「これを踏まないで、あれを踏まないで」と一つ一つ言わないと踏まれてしまったり、抜かれてしまったりするのです。
一番いやだったのは、剪定した枝葉を全部持って帰らず、庭を掘って埋めていたことです。
それは後で気が付くのです。

剪定代も高かったと思います。母が決めてしまっていたのです。
最初の3年目くらいまで、わりと高そうなお歳暮を持ってきて、その時に注文も受けるという流れだったのですが、4年目くらいからはお歳暮もなく電話で注文を受けて来ていました。
去年、請求書がきた時、いつもより5千円高かったので、聞けば植木屋さんに勧められて追加の消毒をした金額でした。
「では、その時点で高くなると言ってくれないと」と言うと元の値段に戻ったのですが、その時にはっきりと、この植木屋は止めようと思いました。

新しい植木屋さんには、前々からやって欲しかったことも含めて同じ値段。
来るのは1月なので、腕の方はどうだか分かりません。
見積の為に来てもらって話した感じでは、人の話をきちんと理解して話している感じでした。

面白くない話ばかり続いたので最後は可愛い猫ちゃんの写真です。
この前行った猫カフェ、店長さんが辞めて休業中とのこと。
寂しがっている猫ちゃん達を慰めに有志でお茶会しないかと誘われて先日元の猫カフェに行ってきました。

仲良しさんです。

うん? 何見てんの?

舐めてあげるよ。

気持ちいい~




師走です。

2017年12月19日 | 話題
今日で今年のボランティアが終わりました。
市内各地の小学校に出向き、子供達に糸車で糸紡ぎしたり綿繰りの道具を使って綿の実を取る体験をしてもらうボランティアです。

前回は行かなかったので知らなかったのですが、前回、ボランティアの方が一人、学校内で転んで、手をついた拍子に手首を骨折したそうです。
ボランティアは保険に入っているのですが、治療費の事だけでなく、年末を迎えて不便極まりないと思います。
ボランティア仲間の皆で言い合ったことは「転んだらアカンな」。

高知に住んでいる私の友人は、1か月ほど前、自転車に乗っていて交通事故に会い、やはり手首を骨折しています。
掌の骨が手首に突き刺さるような形になって、手術を受けたけど、いまだに動かすと槍に刺されたような激痛が走るんだそうです。
当然、仕事はもちろん、家事も出来ないとか。
怪我は恐いです。

家に帰って年賀状の印刷を終えました。
でも手書きの一言はまだ書いていません。一言が考えてしまうんですよね。

帰る途中、阪急オアシスで買った里芋。お正月用のつもり。家族二人だから少しでいいんです。

阪急オアシスでは、確か福井県大野産の里芋が売っていたと思っていたのだけれど、これは大野の里芋だけど京都府産。
『ウン? ? ?』と考え込みました。

大野産の里芋、凄く美味しくて、いつも通販で買っていたのですが、今年は買い忘れてました。
この里芋、福井県の大野産と同じ種類の里芋なのか、よく分からないけど説明を読むと同じような食感らしい。
とりあえず買って、庭に新聞広告の紙を敷いて干しました。


今一番の懸案事項は写真の事。
カメラ教室、来年3月の修了前に絵画等の他の科の人達と一緒に合同展を開くことになり、その為の作品を1月最初の講義の日に持っていかなくてはならないのです。
その作品が決まらない。
頑張って撮りに行くことも考えているのだけど、いい写真が撮れるかどうか。

先日、2点ほど候補の作品を先生に見て貰いました。
これは合同展に出すのは止めた作品。

服部緑地公園で撮った冬の蓮池の写真。雌雄のオカヨシガモがいます。
私としては気にいっているのですが、合同展に出すにはちょっと地味過ぎるみたいです。
他の人達の作品との関係上、もう少し、色鮮やかな作品の方が良いみたいです。

お正月は写真撮影に忙しくなるかもしれません。



相貌失認

2017年12月16日 | 話題
昔から、サスペンスドラマでは、犯人の顔を見てしまった所謂「目撃者」が犯人から付け狙われるというストーリーの作品がたくさんあります。
そういうドラマを見るたびに、私は、一度チラッと見ただけの犯人の顔をいつまでも覚えているなんて、私だったらあり得ないと思っていました。

すると、この間見たテレビの「相棒」では、相貌失認という障害(?)を持った登場人物が出てきました。
相貌失認とは人の顔を覚えられない脳の認知機能障害のことなんだそうです。
恥ずかしながら、私はそういう障害があるということを「相棒」で初めて知りました。
それで気が付いたのですが、私も軽いながらも相貌失認なのではないかと・・・。

そうなんです。私、人の顔が覚えられないんです。
いやいや、私の場合、単なるアホという可能性もあるのですが。
実際の相貌失認では、知能に障害はないし、性格的に他人に冷淡だったり失礼だったりするわけでもないらしいのです。

私の場合、顔を覚えられない為のエピソードには事欠きません。
今でも覚えています。20代の頃、就職の面接を受けに行った時の事。
面接が終わって、面接官が私より先に出て行ったのには気づいていたのですが・・・。
帰りの地下鉄、何気に吊革に掴まっていると、前に座っていた人がチラチラと私を見るのです。
「? ?」という感じだったのですが、その人のネクタイに見覚えがある。
あっと思いました。
そうなんです。私、さっき面接を受けた面接官の前の吊革に、挨拶もせず、堂々と掴まっていたのです。
ネクタイの柄は覚えようとしなくても覚えられるけど、顔は覚えようとしても覚えられない・・・💦💦

その他、病院やらスーパーやら、突然、顔を知らない人から声を掛けられることは何度もありました。
同じボランティア仲間やら、我が家に出入りしている訪問看護師さんやら、でした。
普通なら、顔を覚えていて当然の人なんでしょうね。
す、すいません。顔を覚えていませんでした💦💦って感じで・・・。
近所の人達の顔も、実はうろ覚え。違う場所で会ったら、分かりません。
過去に何度も会っていても、継続的に、ある程度濃い関わりがないと、覚えられないのです。

調べてみると、相貌失認には生まれつきの場合と、事故等で頭を打ってそうなってしまう場合があるみたいです。
先天的には人口の2%がそうだということです。
重い人だと自分の顔も覚えられないんだそうです。

私の場合、覚えやすい顔と覚えにくい顔がありますね。
だいたい人を覚えるのには、体形や全体の醸し出す雰囲気で覚えたりします。
だから似たような雰囲気の人や、出会う場所が変わると全然分からなくなってしまいます。
私だけでなく相貌失認の人は、他の機能で代替して人を覚えているようです。

私が時折ブログを見させて頂く大阪城の野鳥情報を日々アップされている元山さんという方も失顔症=相貌失認だそうです。
普通の人が見てもその差異を認識できない非常に細かい違いで野鳥の識別を行う人が、もう一方で人の顔の区別がつかないなんて不思議ですが、あり得ますね。
俳優のブラッド・ピットも自分が相貌失認だと告白しています。
このことは、告白しちゃた方が、相手に、決してあなたのことを軽んじているわけではないと理解されるので良いかもしれませんね。

相貌失認のような障害があるということ、もっと社会で認知されてもいいと思います。



遠足で神戸へ

2017年12月09日 | 写真
カメラ教室の遠足で神戸に行きました。
カメラ教室ですから、当然、撮影会を兼ねています。

集合は北野町広場、有名な風見鶏の館の前でした。
集合時間は10時なので、朝は比較的ゆっくり家を出られました。

坂道を駅から15分ほどハアハア息を吐きながら上がった所に広場があります。
点呼をとって後は班行動。

私たちは、まず風見鶏の館に入り、内部を撮りました。
クリスマスの設えをした部屋もありました。



その後は北野の街を散策。
とても趣のある街で、南北に小さな坂道がたくさんあります。

その内の一つ、ニャンコを発見。
あれは是非撮らねばということになりました。

ニャンコの方は、カメラを持ったおっちゃん、おばちゃんに緊張がMAX。
私たちが坂道を降りると鉄扉の中に避難してしまいました。
ノラなのか目ヤニだらけで不信感剥きだし。

パッと見、何の店だか分からない北野のおしゃれな花屋さん。

視角を変えて、ちょっと幻想的に撮って見ました。

そうやって元町の商店街まで行き、お肉の美味しい三田屋さんでランチ。

その後は港へとブラブラ歩き。
ジュエリー店の店先。

JRの高架下。神戸生まれの私にとっては僅かに残る神戸の原風景。
(古い神戸は震災で無くなってしまったので)
亀井堂は神戸名物の瓦せんべいで有名。

港では世界一高いクリスマスツリーを撮りました。

何にもない場所にツリーがドーンと置かれていて絵にならず「撮る気にならない」と言い合いつつ撮りました。

クルーズで海からも神戸を撮ろうということになりロイヤルプリンセス号に乗船。
川崎重工業の今はドックとなった造船所の後。

かつて造船王国だった日本の夢の後を見るようで、つくづく日本の凋落を感じました。
私の父は外国航路の船員で、その関係で神戸に住んでいたこともあって、神戸の一番良い頃を知っているので余計にそう思うのかもしれません。

三宮や元町辺りを歩いたのは何年振りか、いや何十年ぶりか。
遠足のような機会がなければ行くこともなかったと思います。
久しぶりの神戸でした。