緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

大阪マラソン、面白すぎ~ ! !

2017年11月29日 | ボランティア
大阪マラソンに参加してきました。
ランナーじゃなくて、ボランティアとしてです。

今、通っているカメラ教室を通じてのボランティア参加です。
ランナーとして申し込んでも4倍の倍率だそうですが、ボランティアの方も簡単にはなれないんだそうです。

私が通っている学校ではカメラ関係だけでも3クラスありますが、他にも芸術関係や歴史関係など、多彩なクラスがあり、学校全体として毎年大阪マラソンにボランティアとして参加してきた実績があるんだそうです。
入学してすぐ、ボランティアに参加するかどうか聞かれたのですが、好奇心も手伝って申し込みました。

始まる前に近くの公園で打ち合わせがありました。
(詳しいマニュアルとボランティアのユニフォームは、そのずっと前に貰っていました。)

ボランティアは、ユニフォームを着たままカメラを撮ったり喫煙や飲食をしたりすることは禁止されています。
だから記念の写真は打ち合わせ前にクラスの人に撮って貰いました。


このユニフォーム、帽子を含め、マラソンが終わったら頂けます。
大きなポケットが外に2つ、内に1つ付いていて、便利です。

胸や背に、2017年大阪マラソンとかボランティアとか書いてあるので、外に着て行くにはちょっと・・という感じですが、庭仕事には使えそうです。

私のいた場所は27キロ地点で、紙コップに水を入れて並べる給水のボランティアでした。
給水のボランティアを何度か経験している人もいて、細かいことはその人に教えて貰いました。

最初は車いすマラソンです。
車いすの人達は自分で水を持っていて飲まないんだそうです。

次は外国人の招待選手で、一番を走った人は飲んでいきました。
先頭グループを走っているような人達は基本飲まないんだそうです。
もの凄いスピードで、コップを2、3個ひっくり返していきました。

早い人達はとにかく早くて、コップをひっくり返す確率も高いのです。
こちらも、コップを置く間隔とか、入れる水の量とか、だんだんコツが掴めてきました。

ボランティアは「頑張れー!」と声援も送ります。
慣れてくるとランナーを見て楽しめるようになります。

実は、他のボランティアの人達とも話したのですが、まさに大阪のマラソンの面白さがあったのです。
たとえば被り物の多彩さ! イカやエビの被り物なんて、意味分からん
タイガーマスクは何人も見ました( ^ω^)・・・。
通天閣の被り物は二人見ました。

被り物だけではなく、赤い女物の着物を着て走り抜けていったオッサン。
マントを付けている人達は、空気抵抗があって走りづらいと思うんだけど、それどころじゃない人達もたくさん。
衣装を通り越して着ぐるみで走っている人達。
ピカチュウは何人(何匹?)見たことか。
くまモンももちろんいましたよ。
珍しいところではキャプテンハーロックの恰好も。(知っている人はよほどの漫画好き!)

アニメのミニオンズはテレビでも映っていましたね。
あの格好で、2グループに分かれて6人はいましたか。
どう考えても走りづらいと思うんだけど、27キロ地点までは走ってました。完走したかな。

次から次へと登場するユニークな格好のランナー達。
ここはマラソン会場じゃなくてコスプレ会場かと思うほど。

大阪マラソン、どうやら猥褻物陳列罪に引っ掛かるような恰好でなければOKみたいです。
それと宣伝・広告の営利目的の恰好でなければね。
一緒に見ていたカメラ教室の男性は「人生観が変わった。何をしても怒られへん」と言っていました。

沿道の近所のおばちゃん達も、椅子まで用意して見学・応援していました。
あんな面白いもの、タダで見られるんだから(笑)。

ランナー達も、もちろん黙々と走り続ける人達もいましたが「ありがとう、ありがとう」(←大阪弁のイントネーションで発音)と、ニコニコ笑いながら手を振って、声援に応えるノリの良い人達もいました。
やたらハイタッチしたがるランナーもいて、応援する方も忙しい。

ラクダに乗ったアラブ人(ラクダの2本の足が自分の足で、それ以外は作り物)は、27キロ地点まで走ってきたことに感心しました。

なんだかんだ言っても、私がいた場所は27キロ地点.そこまで数時間で来れること自体、尊敬しちゃいます。
応援する方も「あと15キロ!!」なんて言って、それが励ましになるのか(笑)。

来年はボランティアじゃなく、是非、一般人としてランナーの写真を撮りたいと思ったのですが、大会の規定では録画や写真の掲載権・肖像権はすべて主催者に帰属するみたいで、ブログにアップするのも問題になるのかも、です。
確かに、大阪マラソンのそういう側面ばかり強調されたら主催者としては困るでしょうね。

いわゆるタレントの人達も走っていましたが、私はあまり興味なし。
後にテレビで取り上げられたりしていましたが、本物のマラソンの面白さに比べたら・・・。

でも、大阪マラソンて、こんだけ面白いものだったなんて、全然知らなかったわー、です。



一休寺、正法寺の紅葉を撮る

2017年11月25日 | 写真
カメラ教室の同じ班の人達3人でと紅葉の撮影会に行ってきました。
学校からではなく任意です。
予定の日に雨が降って、その翌日に日を変更したため、3人だけの撮影会でした。

行き先の一つ目は一休禅師が住職としていた為に通称一休寺と呼ばれる寺です。本当の名前は酬恩庵です。 ⇒ココ
場所は京田辺市で、駅から歩いて20分足らずです。

近年、佇まいの美しさや紅葉の美しさで有名になってきています。でも外国人観光客はいません。






とても小さな橋でした。

一休さんの像





お寺の奥には石像が一見ランダムに置かれていました。お地蔵様ではなさそうなのですが・・・。



休日でしたので観光客はそこそこいましたが煩く感じるほどではありませんでした。

この後ランチして正法寺に向かいました。

一休寺まではJRと徒歩で行ったのですが、そこからは自動車で来られた方の車に乗せてもらいました。

この撮影会を企画した方の話では、この辺り、趣のある古刹がたくさんあるのだそうですが自動車でないと行くのは無理っぽいです。
事実、次の正法寺へは山また山を越えていきました。

途中、紅葉が美しかったので降りた匠の里という場所。

シニアの方が建物から何から、すべて手作りで作られている工房でした。

工房の中も見学させていただきました。
陶器で作った置き物。

近辺にはログハウス風な建物も幾つかあり、多分、夏場は別荘として過ごせる場所かもしれません。


次の目的地の正法寺は京都府の和束町にあります。
和束町はお茶の産地で茶畑が続いていました。

もう一度、途中で降りて茶畑の風景です。
絶壁のような場所に植えてますが、どうやって刈り取るのかしら。


茶畑の向こうに見えるのもお寺のようです。(目的の寺ではないです。)

ようやく行き着いた正法寺は一休寺より更に鄙びた雰囲気のお寺でした。

ここも紅葉の美しさで有名な場所なんだそうです。
お寺の詳しいことはココ









お堂の横手に十二支と共にいる十二体のお地蔵様がいました。
古いものではなさそうです。







この後、京都府精華町の水景園まで行き、ライトアップされた紅葉を撮ったのですが、長くなるのでそれは割愛します。


今回の撮影会は同じ班の人が企画し、連れて行って貰ったものです。
場所は京都府の南部になるのでしょうが私には土地勘がゼロの地域でした。

観光化されておらず、自分が知らないだけで、色んな名所があることが分かりました。
土地柄、歴史があり、趣もあるのですが、自分一人で行くのは無理な場所です。

たぶん、その場所の知識をもっと持って写真を撮れば、写真も違ってくるように思えました。
写真を撮るだけでなく、歴史的なことをもっと知りたくなりました。

それと、1日で3か所回るのは印象がちょっと散漫になり、2か所が限度みたいです。


赤目四十八滝 止めるか、ぶらすか

2017年11月21日 | 写真
カメラ教室の撮影実習で三重県名張市の赤目四十八滝に行ってきました。
クラスの皆とバスを仕立てて、です。

今回の勉強のメーンは水の流れの撮り方です。
私は教えられるまで知らなかったのですが、写真の世界では水の流れを撮るルールのようなものがあるらしかったのです。
それが、ぶらして撮る、もしくは、ぼかして、あるいは流して撮るという方法です。

その為には三脚が必要で、私はこの日の為に安い三脚を買いました。
安物を買ったのは今後も必要かどうかは分からないから。
カメラ用リュックも買いました。
今までのリュックでは三脚が入らなかったのです。
リュックの方はカメラと関係なく使えそうです。

ぶらして撮る方法と対になるのが止めて撮るという方法です。
どのように違うか、撮った写真を見て貰うと早いです。

まず止めて撮った滝の写真。

次にぶらして撮った滝の写真。同じ位置で同じ構図です。

つまり止めて撮るというのは「水しぶきを止め、水を形として捉える」方法で、高速シャッターで撮っているのです。(絵画でいうと北斎のビッグウェーブですね。)
上の写真でシャッタースピードは1/1000秒です。

下の、ぶらして撮るというのは「水流の時間的な経過までも写す」写真的な表現方法なんだそうです。
どうするのかというとスローシャッターで撮っているのです。
私はだいたい1~2秒で撮りました。するとその間の水の動きが写り込むわけです。
そして絹布を流したような写真が(うまくいけば)出来上がります。

もう一か所の写真も上げてみます。
止めて撮った写真。

ぶらして撮った写真。


私は当初、止めて撮るのが当たり前だと思っていました。
ただ、自分で撮って、何度も見比べている内に、ぶらして撮る方が写真として美しいと感じるようになりました。
実際、赤目で貰ったパンフレットには、ぶらして撮った写真が使われていました。
ネットで見た赤目の滝も9割以上ぶらして撮った写真です。
つまり、それが流れる水を撮る際の写真のルールみたいなのです。

もちろん、この2種類の写真を撮るには、それなりのカメラの設定方法があり、それは先生から教えて貰いました。
教えて貰えば直ぐに出来るというものでもありませんが。
カメラのお任せで撮ってしまうと、高速でもなく低速でもない中途半端なシャッタースピードになり、迫力に乏しい写真になります。

赤目では三脚を担いで歩き回りました。
寒い日で、紅葉は大したことなし。
流れる水の撮り方にばかり気持ちが行って、構図まで気が回らず、後で見ると気に入るような写真は撮れてませんでした。

写真の世界、今更ながら奥が深いです。
1年で基礎的な知識を身に着けたら、後は自己流でやっていこうと思います。


久しぶりの文楽鑑賞

2017年11月17日 | お出かけ
久しぶりに文楽を観に行きました。
いつものように着物を着てと書きたいところなのですが、その日は朝一番に訪問看護師さんが来る日。
それだけではなく、介護認定の更新の調査の方が訪問看護の後に来るということで、着物どころではありませんでした。

私もうっかりしていて、介護認定の調査の都合をケアマネさんから聞かれた時、兄の都合だけ考えて自分の都合は考えませんでした。ケアマネさんも私の立ち合いのことは特に言わなかったですし。

その日が近づいて、『あれっ? 私も家族として立ち会わなきゃダメなのかな』と気が付いた次第。
文楽の予約は友人に頼んで随分前に取ってもらっていて、今更友人に「行けなくなった。一人で行って」とは言えない。

それで慌ててケアマネさんにメールを入れて、私は立ち会えないことと、兄の様子などを書いて送りました。
立ち会わなかったこと、どう結果に響くのか、今も気になっています。
母の時など、仕事で更新の調査に立ち会わなかったことはよくあったのですが、兄の場合は必要だったかもと思います。
調査員は本人とだけ話し、家族に質問されることなど、記憶している限りないのですが。

ケアマネさんとは、朝にちょっとでも顔を合わせられればと思い、その日は遅く出られるように国立文楽劇場に行く経路を変えましたが、結局家では会えませんでした。

通常、日本橋にある国立文楽劇場に行くには、最寄り駅のある阪急でまず梅田まで出て、地下鉄御堂筋線に乗り換え、難波で堺筋線に乗り換えて行くのですが、それより20分ほど早く行ける方法として、十三で京都線に乗り換えて淡路まで行き、淡路から天下茶屋行きに乗ると、そのまま日本橋まで一本で行けるという方法があります。

なぜ、いつもその経路で行かないかというと、その経路だと途中でお弁当を買う場所がないのです。
梅田まで行けば、阪急を出た所に成城石井とかありますし、それ以外でも買えます。
その日は仕方ないので高くつきますが劇場で買うことにしました。

パンフレットです。秋らしく紅葉と菊の装丁。

ちなみにご一緒した友人は着物で来ていて、「今以外着る時がない」と言って紅葉の柄の羽織を着ていました。

その日の出し物の床本も付いています。

私が観たのは第一部。

最初の八陣守護城の方は今一つ筋立てが分かりませんでした。

もう一つの鑓の権左重帷子は、昔(30年くらい前?)、一番綺麗な頃の岩下志麻と郷ひろみの主演で映画がありましたよね。
映像の美しさで評判になっていましたし、写真を見ても二人が実に綺麗だった。
でも私は映画を見ていませんでした。
今になって文楽で観て、こういう話だったのかと納得。

不義密通は実際には無いのだけれど、お互いに隠れた、半ば無意識の色と欲があり、それが悲劇を呼びます。
そして墜ちるところまで墜ちて行く男と女で、さすが近松門左衛門という名作でした。

ところで、劇場で買ったお弁当ですが、美味しかったと書きたいところですが、実際には『なんだろう、これ??』という代物でした。
最初にご飯を食べた時も『うん?』だったのですが、次に海老を食べてはっきりしました。
海老の味も風味もないのです。ご飯も同様。それ以外のおかずも同様。

私の舌がどうかしちゃったのかと思いました。
以前にも文楽劇場でお弁当を買ったことがあり、その時は美味しくいただいています。
でも、その日のお弁当は作って3日くらい置いて売ったのではないかと思うような・・・。
腐敗はしていないのですが、カサカサなんです。

今後は文楽劇場へは梅田経由で行くことにして、お弁当は梅田で買うことにします。



柿の実採り

2017年11月07日 | 庭の植物
今年2度目の柿の実採りをしました。
1度目は下から、2度目は2階の窓からです。
果実採取用の高枝切挟みで、採りやすいものから採っていきます。

下から見た柿の木です。

柿の実採り、結構な重労働で、3度くらいに分けて採ります。
一度に採っても食べきれないですし。

枝ごとバッサバッサと採ります。
柿の木の枝先は切っても翌年の収穫には響かないみたいです。
でも鋏の切れが悪い

柿の落ち葉、色づいて美しいものもあります。(たいていは汚い)

虫食いもそれなりに綺麗だったりする。

採っている最中にもスズメやメジロが柿の実を食べにきます。
せっかくだから写真を撮ろうとしても、カメラを構えたら飛んで逃げます。
結果、一枚の写真も撮れません。
「あんたらに肖像権あるんかい。それとも事務所通さなあかんのか」とツッコミたいです。

要らない枝葉を取って実を籠に入れました。まだ洗っていません。
とても汚れています。

時間かけて洗った柿。

ヘタの部分が特に汚れていてブラシで洗います。
本当はヘタの葉っぱは取りたいのですが、人にあげる時にヘタの葉がないとカッコ悪いので残しときます。

我が家の柿は渋と甘が一つの実の中にも交じり合っているという複雑な柿です。
一つ丸々甘いのも中にはあるし、丸々渋いのもあります。
甘いか渋いかは見て分かるのもあるし、分からないのもあります。
基本、皮を剥いてゴマが吹いていれば甘いのですが、私はめんどくさいので全て渋抜きします。

渋抜きには焼酎を使います。
今回は「里の曙」、家にあった奄美の黒糖焼酎。

この焼酎を少しだけお碗に取ります。
こんな感じ。大きく映っていますが小さなお椀です。


一晩置いて乾いた柿を一つづつ、ヘタの部分だけ焼酎で濡らし、ビニール袋に入れていきます。
入れるビニール袋は柿の状態で分けます。
熟しかけていたり、傷ついていたりするのは我が家用で早くいただきます。
きれいな実は人が来た時などに差し上げる用。

だいたい4袋くらいになります。焼酎が揮発しないようにしっかり口を閉じます。

あとは暗い場所で1週間置いておきます。
量が多いし、長く置いておけないので去年みたいに柿ジャムにしてしまうかもしれません。

3度目の収穫をするかどうかは気分次第です。


シメは久しぶりにミーちゃんです。
ホットカーペットカバー、買い替えたのですが、色合いがミーちゃんの色合いに近くて、ミーちゃん保護色になってしまいました。

モスグリーンのひざ掛けは私のだけどミーちゃんと兼用になってしまった。