緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

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大臣の頭の中

2016年01月08日 | 話題
私、マイナンバー制度については基本的に反対ではないです。

会社員時代、四半世紀近く総務・労務・経理といった仕事をしていたので、社会保険と税務に関わる国の縦割り行政の弊害を実務サイドで分かっていましたので。
マイナンバー制度の導入は遅いくらいで、国としては必須の制度でしょう。

ですからテレビなんかで、おバカなタレント批評家が無知をさらけ出しながら不安を掻き立てているのを苦い思いで見ていた口でした。

ところが、ここに来ておバカなのはタレント批評家だけではないと分かりました。

というのも、高市総務相の仕事始めの発言です。

マイナンバーカードと民間が発行するポイントカードを連携する検討を始めたということです。

これって、ポイントを得るには必ずマイナンバーカードが必要だということですよね。
それって、マイナンバーカードを常時携帯するってことですよね。

立ち消えになったけれど、確か麻生財務相もマイナンバーカードと軽減税をリンクさせて・・みたいなこと言ってましたけど、それも買い物には必ずマイナンバーカードが必要という発想・・・。

なぜ大臣達は国民にマイナンバーカードを常時持たせたいの?
それ、危険すぎるでしょ。落としたら、盗られたら、どうするの?
大臣はいつもマイナンバーカードを持ち歩くつもりなの?

マイナンバーカードなんて、もし作ったとしても、必要な時の身分証明証代わりなんだから、家に置いておくものでしょう。

今は国民に、何がなんでもマイナンバーカードを作らせようと考えず、より安全なマイナンバー制度の基盤を確立すべき時でしょ。

ただでさへ、セキュリティ対策が難しいのに、色んな要らないものをくっつければ、その分セキュリティが脆くなるって考えないのかしら。

年頭から大臣の頭の中が分からなくなるニュースでした。