緑陰茶話   - みどりさんのシニアライフ -

エッセイとフォト

日々の発見と思いのあれこれなど

お出掛け三昧 京都御苑、仙洞御所

2017年01月22日 | お出かけ
最近はボランティアやらバードウォッチングやら、出掛けてばかりいます。

京都御苑には、去年も1月にバードウォッチングに行きましたが今年も一人で行ってきました。

京都御苑の中を歩いていると、御苑の中の仙洞御所の入り口前で仙洞御所の見学者の受付を行っていました。
無料でした。ちなみに京都御苑の入場も無料です。



白いテントが張ってある場所で受け付けます。
仙洞御所は一度も見学したことがありませんので、申し込むことにしました。

見学開始時間は午後の1時30分。
申し込んだのは12時少し前だったので、染殿井辺りまで行ってお握りを食べ、鳥見して丁度の時間かなと思いました。

しばらく歩くと去年も観たイカルの群れ。
でも遠すぎましたし森の中。


沢山の木の葉で隠れ、よく分かりません。

その場を離れ、他にも鳥を探しながら歩き、染殿井の傍のテーブルで昼ごはん。
寒い日でしたが、私は寒いのは気になりません。
ちゃんと防寒対策してるし。

京都御苑にはバードバスが設置してあります。
野鳥専用の水浴び場です。
周りを広く囲って人が入れないようにして、野鳥達を守っています。
そこでは野鳥の写真が撮りやすいので、いつもおっちゃんカメラマンがたむろしています。

おばちゃんカメラマンの私も写真を撮りました。
アオジの真正面顔です。


京都御苑名物のビンズイが二羽。水浴びを楽しんでます。


他にヤマガラやらシジュウカラやら、皆さん水浴びを楽しんでいました。

仙洞御所に行くのなら戻らなくてはならない時間になりました。
京都御苑は広大なので、歩いて行くと意外と時間がかかるのです。

戻り路、コゲラを見つけました。

コゲラは日本にいるキツツキの中で一番小さなキツツキで、スズメくらいの大きさです。

仙洞御所の見学は午後の1時30分からですが、20分前から中に入れます。
私は10分前くらいに着いて中に入りました。
ストーブを付けた待合室で待ちます。

仙洞御所の見学では、待合室以外に建物内に入ることはありません。
庭園の見学なのです。

宮内庁職員(うら若い女性)の説明によれば、退位された天皇皇后のお住まいのことを仙洞御所と呼ぶのだそうです。
(とすると、今の天皇皇后両陛下が退位されて、新しい御所を作ると、そこを仙洞御所と呼ぶことになるのでしょうか?)
かつてその場にあった仙洞御所は何度も火事にあって今はないのだそうです。
ただ、庭園は残されています。

今そこに建物としてあるのは大宮御所です。
大宮御所は皇太后のお住まいのことを言うのだそうですが、現在では天皇皇后両陛下や皇太子ご夫妻が御入洛の折、宿所として利用されているそうです。

現在では仙洞御所の敷地と大宮御所の敷地は一つの築地塀で囲まれて仙洞御所と呼ばれているようです。
元は仙洞御所の庭園の池と大宮御所の庭園の池は別々だったそうですが、18世紀に繋がれて、回遊式大庭園になっています。総面積9万1千㎡だから、とても広いのです。

ちなみに京都御苑の中には仙洞御所だけでなく京都御所や迎賓館もあり、それぞれ池のある庭園を有する広大な敷地が、築地塀によって囲まれています。

大宮御所の御車寄(玄関)です。

車寄せの階段は、今は5段ですが、数年前まで3段だったそうです。
そうすると1段1段がとても高く、お年を召された今の陛下には利用しづらかったそうで、作り直されたそうです。

大宮御所に付随する御常御殿です。

大正年間に洋風に改修され、英国の皇太子などが利用されて、迎賓館のような役割があったそうです。
今は迎賓館ができているので、そうした役割は終えています。

庭園はどこから見ても美しく作られているとか。




船を浮かべて池の中から景色を眺めても美しいのだそうです。
天皇皇后両陛下も、船に乗られて楽しまれることがあるのだそうです。

ガイドの職員さんにはしきりにつまずかないように注意されました。
なんでも去年は2名転倒して救急車がよばれたのだそうです。
飛び石やらなんやら、歩きづらいことや、写真に夢中になって、という理由があるのかもしれません。

京都の人は今の天皇皇后両陛下が退位されたら京都に戻られることを期待されているとか。
もし戻られたら大宮御所に住まわれることになるのかもしれません。

日本国民としては、両陛下にはいずこなりと好きな場所で、ごゆっくりお過ごしされることを願うばかりです。

最後に、こちらは京都御所のご門です。

こちらもいつか見学してみたいです。