海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

⑪ 予感

2008年07月22日 | ひな鳥ぴよぴよ
   胚移植が済んで、やれやれと思ったのも束の間、
   体調はどんどんと悪化…。

   今度は、HCGの副作用に苦しめられることになった 

   注射を打つ時の痛みは、HMGほど痛くはないが、
   打った後のだるさはかなりのもの 

   けれど今回は、いつものだるさとは違い、何故かお腹が妙に張りだしたのだ。。。
   一体これは何 

   家の中、特に階段の上り下りなんて至難の業 
   トイレに行くにも、起き上がるにもやっと。
   今まで履いていたジーンズやパンツ類、スカートも一切履けなくなってしまった。
   それほどまでにお腹がパンパンに膨れてしまったのだ 

   そんな状態でも我慢を続けていた私…。

   本当なら、病院に行って何らかの処置をしてもらえばよいのだろうけど、
   何故か自分の中に、自信に満ちた予感があった。
 
   きっと妊娠している   と。。。

   

   四日後、お腹の張りは少し落ち着き、移植後初めての通院。。。
   特にする処置はなく、着床を継続させるためのHCGだけが追加される。
   そしてこれが引き金になり、さらに激しいお腹の張りに襲われた 

   我慢に我慢を重ね、次の受診を待つこと五日 

   やっとのことで病院に辿り着くと、意外にも尿検査を指示された。
   移植後10日目、周期31日目のことだった。

   判定は・・・

 
   「・・・」


   「・・・」


   「物凄く強く陽性が出ているんだよね~…」 と呟いたコウノトリ先生。

   「はぁ…」 

   返す言葉は、これしかない。
   それってどういう意味??

   普通、おめでとうございます!! とか、よかったですね、オメデタですよ!! とか…

   今回はたまたま検査してみたら、意外に早く反応がでたなぁ。 って感じなのだろうか??

   とりあえず、私の予感は当たっていた。
   
   予感が現実のものになって、嬉しいはずなのだが、何故か湧き上がってくるような
   感動も、喜びもない 

   まさに感想は、「はぁ…」 って感じ。

   それよりも、このお腹の張りがどうしても辛く、
   内診してみると、かなりの量の腹水が溜まっていた 
   妊娠すると、本来自分が持つ能力のホルモンが盛んに分泌されるが、
   そこへ保険のためHCGを追加して注射するため、
   過剰反応が起こっているらしい 

   そこで今回はHCG注射をお休みすることになった。

   あ~、よかった 

   妊娠よりも何よりも、注射を免れたことが今の最大の喜びだった 

   
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする