一人でゴールを決めた瞬間
徒競走の100m走です。
コーナーを曲がると、
ヒナの目に飛び込んだのは、
お友だちの姿でした
一緒にスタートをし、
もうとっくにゴールをしたはずのお友だちが、
一斉にゴールラインに並んで、
走ってくるヒナに向かって
両手いっぱい広げて
「がんばれ~、がんばれ~!」
一生懸命、手招きをするんです。
それが、しっかりと届き、
全校生徒の大声援の中、
一人でゴールを決めたヒナ。
時間は恐ろしく掛かったけど
みんなに見守られ、拍手喝采を受け、
この子はなんて幸せな子どもなんだ、と
母たんは、胸が熱くなりました
去年までは、誰かと手をつながなければ
最後まで走りきることはできませんでした。
思いもよらなかったヒナの成長。
この日のことは、
母たんの心に、大切な瞬間となって
ずっとずっと残ることでしょう
娘を支えてくださる
すべての方に「ありがとう」