18日に花祥会を見に行ったときに、観世能楽堂内の檜書店で入手しました。関根祥六、祥人、祥丸の3人の足跡を追った写真集はまさに関根家ファン必携の一冊!!舞台写真はもちろん、稽古や日常の風景、そして3人それぞれの能に対する思いも綴られています。
私自身は、この方たちに師事しているわけではないですが、「先生」と思わず呼びたくなってしまうくらい私の心に留めておきたいお言葉(格言?)の数々がこの本に詰まっています。私の師匠も常々おっしゃっていますけれど、最終的には心(内面)が芸に出てくると・・・・。まさにそのとおりだなと思いますが、これを読んでさらに強く思いました。お能は舞台もシンプルですから余計にそう思うのですが・・・関根さんたちのお能は、その最小限のお能の表現でその曲の持つ情景や登場人物の“心”をイメージでき感じ取ることができる・・・そこに私は惹かれているのです。もちろん声の良さや謡、舞などのテクニック的なところにも惚れておりますが(笑)
それにしても、おチビなころの祥丸君はほんとに超かわいい・・・。さすがに初面が済んだ今はかわいいというのは失礼なので、もうかわいいとは言いませんが(笑)その年齢でもうそんなことを考えているのね・・・。祥丸君と同年代の中高生達にこの文を読ませたいです(笑)
祥六師と祥丸君の稽古風景が表紙の写真ですが、この裏表紙は稽古前か後で祥丸君がおじぎをしてご挨拶している写真なのです。この光景は素人のお稽古でも同じ・・・師匠の真正面に正座をし、時には怒られ、時には褒めて頂き・・・緊張感溢れる時間と距離・・・。私は直接教わっているのは自分の先生からですが、先生は大きい先生に、さらにその先生もその上の先生に・・・私が教わっていることは、その上の先生たちに教わっていることと同じ・・・。もちろん玄人と私なんかのような超末端素人とは稽古の意味合いが違いますが、こうして脈々と続いてきたのだなぁ・・と感じました。
稽古に対する心構え・・・稽古は摩擦。覚えるまでが稽古なんじゃない、覚えてからが稽古なんだ。という言葉には、はっとさせられました・・・心を入れ替えます。でも新しい曲を覚えるのって大変なんだよね~・・・(言い訳はダメだよ、自分!!)あと、正座はだいぶ慣れましたが、それでも長時間は痛いです。祥人さんは小学校1~2年の作文で舞台で座っている時の脚の痛さを「自分も痛いならきっと板も痛いだろう。ならば板と勝負だ。」と書いていたそうな・・・。恐るべし祥人少年(笑)よし、自分もこれから板と鼓と勝負だ!!(笑)それだけでなく、日々の稽古、そして稽古以外のことにも参考になるようなことがたくさんありました。もちろん謡や鼓の手を覚えることも大事ですが、自然や何気ない日常の風景を見て綺麗だなと思う感性も磨いて、それをきちんと活かせていけたらいいなぁ・・・と思っています。他にもいろいろやらねばならないことはたくさんありますけど。
なんか本の感想というよりも自分の稽古に対する心改めを綴ってしまいましたね(笑)まあそれだけ自分の心にがつんときた言葉があったのですよね。そして、これからもこのご一家のお能をできる限り見続けていこうと改めて思いました。
私自身は、この方たちに師事しているわけではないですが、「先生」と思わず呼びたくなってしまうくらい私の心に留めておきたいお言葉(格言?)の数々がこの本に詰まっています。私の師匠も常々おっしゃっていますけれど、最終的には心(内面)が芸に出てくると・・・・。まさにそのとおりだなと思いますが、これを読んでさらに強く思いました。お能は舞台もシンプルですから余計にそう思うのですが・・・関根さんたちのお能は、その最小限のお能の表現でその曲の持つ情景や登場人物の“心”をイメージでき感じ取ることができる・・・そこに私は惹かれているのです。もちろん声の良さや謡、舞などのテクニック的なところにも惚れておりますが(笑)
それにしても、おチビなころの祥丸君はほんとに超かわいい・・・。さすがに初面が済んだ今はかわいいというのは失礼なので、もうかわいいとは言いませんが(笑)その年齢でもうそんなことを考えているのね・・・。祥丸君と同年代の中高生達にこの文を読ませたいです(笑)
祥六師と祥丸君の稽古風景が表紙の写真ですが、この裏表紙は稽古前か後で祥丸君がおじぎをしてご挨拶している写真なのです。この光景は素人のお稽古でも同じ・・・師匠の真正面に正座をし、時には怒られ、時には褒めて頂き・・・緊張感溢れる時間と距離・・・。私は直接教わっているのは自分の先生からですが、先生は大きい先生に、さらにその先生もその上の先生に・・・私が教わっていることは、その上の先生たちに教わっていることと同じ・・・。もちろん玄人と私なんかのような超末端素人とは稽古の意味合いが違いますが、こうして脈々と続いてきたのだなぁ・・と感じました。
稽古に対する心構え・・・稽古は摩擦。覚えるまでが稽古なんじゃない、覚えてからが稽古なんだ。という言葉には、はっとさせられました・・・心を入れ替えます。でも新しい曲を覚えるのって大変なんだよね~・・・(言い訳はダメだよ、自分!!)あと、正座はだいぶ慣れましたが、それでも長時間は痛いです。祥人さんは小学校1~2年の作文で舞台で座っている時の脚の痛さを「自分も痛いならきっと板も痛いだろう。ならば板と勝負だ。」と書いていたそうな・・・。恐るべし祥人少年(笑)よし、自分もこれから板と鼓と勝負だ!!(笑)それだけでなく、日々の稽古、そして稽古以外のことにも参考になるようなことがたくさんありました。もちろん謡や鼓の手を覚えることも大事ですが、自然や何気ない日常の風景を見て綺麗だなと思う感性も磨いて、それをきちんと活かせていけたらいいなぁ・・・と思っています。他にもいろいろやらねばならないことはたくさんありますけど。
なんか本の感想というよりも自分の稽古に対する心改めを綴ってしまいましたね(笑)まあそれだけ自分の心にがつんときた言葉があったのですよね。そして、これからもこのご一家のお能をできる限り見続けていこうと改めて思いました。