2008年5月23日から神戸で行われた第81回日本超音波医学会で、肝がんに応用可能な研究成果が報告されていました。
強力収束超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound Therapy : HIFU)っていう、超音波を集中することで熱を発生させて腫瘍を凝固する治療法です。経皮的な治療では、針を刺す必要がありますが、この治療では針を刺すことなく治療をすることが可能です。しかし、肝臓は肋骨に囲まれている部分が多いので、そうなると、肋骨が邪魔をするため、すべての部位の治療が出来るというものではないというのが現時点での問題点です。これも、工夫されていって、いつかはかなりの部分が出来るようになるのではないかと期待しています。陽子線などは、骨があっても可能ですが、装置にすごいお金と場所が必要なため、普及には壁がまだまだあるので、超音波の治療法がもっと進歩してくれたらと思います。
今回の発表では、肝がん患者さん10例にこの治療を行い8例が、HIFUのみで治療が完了できたということでした。
ガン検診について 肝細胞がんでは、3cm以下に診断がつけば、生存期間に影響がないというデータが出ていました。このデータは大垣市民病院の熊田先生らのもので、1989年から2007年に治療した肝がんの患者さんでのデータとのことです。解析方法は難しいのですが、3cm以内でみつければ、大丈夫って言えるようになると、患者さんも心強いと思われました。もちろん、肝がんが出来ない世の中になってくれるのが一番ですけどね。
強力収束超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound Therapy : HIFU)っていう、超音波を集中することで熱を発生させて腫瘍を凝固する治療法です。経皮的な治療では、針を刺す必要がありますが、この治療では針を刺すことなく治療をすることが可能です。しかし、肝臓は肋骨に囲まれている部分が多いので、そうなると、肋骨が邪魔をするため、すべての部位の治療が出来るというものではないというのが現時点での問題点です。これも、工夫されていって、いつかはかなりの部分が出来るようになるのではないかと期待しています。陽子線などは、骨があっても可能ですが、装置にすごいお金と場所が必要なため、普及には壁がまだまだあるので、超音波の治療法がもっと進歩してくれたらと思います。
今回の発表では、肝がん患者さん10例にこの治療を行い8例が、HIFUのみで治療が完了できたということでした。
ガン検診について 肝細胞がんでは、3cm以下に診断がつけば、生存期間に影響がないというデータが出ていました。このデータは大垣市民病院の熊田先生らのもので、1989年から2007年に治療した肝がんの患者さんでのデータとのことです。解析方法は難しいのですが、3cm以内でみつければ、大丈夫って言えるようになると、患者さんも心強いと思われました。もちろん、肝がんが出来ない世の中になってくれるのが一番ですけどね。