第3回に引続き、行ってきました。今回も前回ほどじゃないけど雪が降りしきる中行ってきました。
3時から傍聴がはじまりましたが、その後の報告集会が終わったのは6時前でした。みんなの思いが聞けた貴重な時間でした。
現在問題となっているのは、予防接種を証明することが必要か、ゲノタイプを調べて父からの感染の可能性を否定することが必要か のようです。
先日行われた福岡での口頭弁論での国の反論の中であったと話しですが、国側は予防接種を受けたことを証明すること原告に義務づけようとしている感じです。これは大変な問題です。母子手帳を保存しろと国民に要求してきたわけでもなく、国が保存していたわけでもないのに、それを要求すること自体おかしいことだと、聞いていて本当に国は責任を認めるつもりが無いのかと憤りを感じないわけにはいきませんでした。
B型肝炎訴訟弁護団は、
予防接種は国が国民に対して義務として行ったもので、していない人がいるという発想自体おかしく、国が福岡の裁判の中で予防接種の接種率が60%に満たない予防接種があったと反論しているとのことでした。
予防接種接種率が60%であったおかげで、B型肝炎の感染がこの程度(それでもとんでもない数の国民が感染したのに)で済んでいたと言うことを証明していることになるなと聞いていて思いました。
そして、もし予防接種を母子手帳で証明できなかった人が予防接種以外で感染したとしたら、他になにがあり得るというのか、当時は子供が健康であれば病院で注射をすることはほとんどなかった医療状況であり、予防接種はすべての国民がしていたという原則で議論して行くべきことだとつくづく思います。
ゲノタイプについても過去の父子感染の率がどれだけ低いものであったかを推測すると意味のないことなのではと思うのは、私だけじゃないと思うのですが。。。
B型か肝炎訴訟弁護団は、国が自らの責任をとらずに放置したおかげで、母子手帳も、原告が母親を検査して証明する機会も失わせた事実を全く考慮していないと国の責任は重大であると重ねて主張していました。
少しでも早く、救済の道を開かなければ悲惨な状況にある肝炎患者である国民が死んでいくということを本当に心から配慮して解決して欲しいと思わずにはいられませんでした。
みなさんにお願いしたいことがあります。今回、傍聴席に少し空席がありました。傍聴席を支援者でいっぱいにすることは、このような裁判を支える人が多いほどすべてのウイルス肝炎患者の救済の道を開く行動の一つであるということを知っておいて欲しいと思います。是非参加可能な方は、傍聴しに行って見てください。患者さんも国民も自覚して自分ができる行動をすることが求められています。全国各地の肝炎訴訟の傍聴席をいっぱいにしましょう。
繰り替えしますが、その行動の一つ一つが肝炎問題解決の一歩となっていることを忘れないで行動しましょう。
6月16日は、B型肝炎訴訟勝訴3周年となります。東京で行動を行うと言うことで是非行ける方は参加しましょう。